フランスのブルターニュ地方のヴィトレで行われる1クラスのワンデイレース。
2009年には、EQA・梅丹本舗・グラファイトデザインや新城幸也(Bboxブイグテレムコ)が出場していた。
過去優勝者は
- 2021 アーヴィッド・デクレイジン
- 2019 マルク・サロー
- 2018 シルヴァン・ディリエ
- 2017 ローラン・ピション
- 2016 ブライアン・コカール
- 2015 ロマン・フェイルゥ
- 2014 ブライアン・コカール
- 2013 アレッサンドロ・マラグーティ
- 2012 ロベルト・フェラーリ
今年もスプリンターが勝つレースとなるかな。
ヴィトレ~ヴィトレ 197.8km
ワンデーレースのコースは2つのローカルラップで構成されている。
最初の周回は21.1kmで6周回。CôtedelaChênelière(0.8 km・5.3%)とCôtedePérouse(0.7 km・ 5.3%)の登りがある。
公式サイトではグレートループと命名されている。
2番目の周回は、フィニッシュから73kmで始まる。リトルループは8.9kmで、コートデラシェネリエールの登りがある。
このリトルループは8周回。
ゴールは500m前から登っている。フラットではないけど、最後は生き残ったスプリンターでゴールを争うはずだ。
注目されるライダーは
-
Groupama – FDJ アルノー・デマール
-
AG2R Citroën Team ダミアン・ゴドン、リリアン・カルメジャーヌ、マルク・サロー
-
Cofidis ブライアン・コカール
-
Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux ボーイ・ファンポッペル
-
Team Arkéa Samsic ダニエル・マクレイ
今回、EF Education-NIPPO Development Teamは、全員日本人。是非、良いところを見せて貰いたい。
- 131 ISHIGAMI Masahiro
- 132 KADOTA Yusuke
- 133 ODA Hijiri
- 134 OKA Atsushi
- 135 TSUDA Yugi
逃げは3人
逃げているのは3人。
- 111 APARICIO Mario( Burgos-BH)
- 122 アントニオ・アングロ(Euskaltel – Euskadi)
- 163 MARIAULT Axel(Team U Nantes Atlantique)
3人はゴールラインを越えていく。グレート周回はこれが最後だ。雨のために6周回ではなく5周となっている。
集団はIntermarché – Wanty – Gobert MatériauxとGroupama – FDJがひく展開。なんと、途中に雪になったり、雨になったり。
リトルループ 残り7周
残り69.2kmで54秒差。時折雨が降っており滑りやすくなっている。
雨が上がって集団からは次の逃げを狙う動きが始まっている。
リトルループ 残り6周
まだ、集団は大人数。これから少しずつ人数が減っていくはず。雨が上がって路面も一気に乾いてきた。
フランダースでは雪が降って積もっているけど、こちらも気温は低いので時折、白くなる。また体調を崩すライダーも出そうだ。
逃げていた3人は捕まってしまう。
次の逃げに向かって先頭は活性化。
7人が少し前に出たが決まるかな。
集団はすぐ後ろで、逃がして貰える感じではない。
リトルループ 残り5周
7人から一人が抜け出したけど、集団もすぐ後ろにいる。この動きで、集団は絞られるかな。
これは登りで追いつかれそうだ。
登りで集団が追いついてくる。
二人が抜け出すのだけど。
後方から10人がおいついて12人が集団から抜け出た形に。しかし、集団も後ろにみえている。
やはり、集団は逃がしてくれない。繋がってしまった。
リトルループ 残り4周
単独での抜け出しもあるけど、スプリントで決着をつけたいチームが多いので逃がして貰えることはない。
5人が少し前に出るけど。
集団が追って捕まえる。
集団が登りで少し割れたか。Cofidisが先頭でペースを上げる。
TotalEnergiesのライダーが一人飛び出るが、これも捕まる。
Cofidisは、ブライアン・コカールが乗っているので後続の集団を追いつかせない作戦だ。約30人が前に乗っている。
リトルループ 残り3周
Cofidisはガンガンに先頭を引きまわす。5人いればいうことなしだ。
登りでも後続の集団が見えない。これは決まったかな。
リトルループ 残り2周
放送がフランス語なので、誰が乗っているのか確認が出来ない。横から映してくれるとゼッケンナンバーで確認できるのだけど~。
間違いなく、アルノー・デマールもダニエル・マクレイも乗っていない。ブライアン・コカールが3回目の優勝を飾るのかな。
タイム差が出ないのでわからないけど、1分は引き離したのでは。もう、この中から優勝者が出るのは間違いない。ヘリからの映像でも、後続が見えない。
リトルループ 残り1周
さあ、残り1周。最後までブライアン・コカールのためにCofidisが引き続けることが出来るだろうか。
最後に足を溜めているライダーに行かれないといいのだけど。
なんとCofidisは登りで攻撃!
10人が抜け出した。Cofidisはどうするのか。アントニー・ベレスとアクセル・ジングルの二人になったぞ。
Cofidisは、ブライアン・コカールのスプリントをあきらめたようだ。
Cofidisは攻撃を止めない。アントー・ぺレスがアタック!
Team Arkéa Samsicのケヴィン・ヴォークリンがカウンターアタック!
Cofidisのアクセル・ジングルが追う。Cofidisは、若いアクセル・ジングルに託すようだ。
3人が抜け出した。いずれも若いメンバーだ。
- ケヴィン・ヴォークリン Team Arkéa Samsic
- アクセル・ジングル Cofidis
- ヴァランタン・フェロン TotalEnergies
ゴール前にきた。
ここでアクセル・ジングルがケヴィン・ヴォークリンを抜く!
アクセル・ジングルがスパートだ!
ゴール前で追いついたAG2R Citroën Teamのドリアン・ゴドンがまくりに入る!
アクセル・ジングルが2度後ろを振り返ってから先頭でゴールだ~!
なんと、Cofidisは今年ワールドチーム入りしたアクセル・ジングルに託して見事に勝利した。当然プロ初勝利。
2020年はNIPPO DELKO One Provenceのテスト生。2021年はCofidisのテスト生。
23歳のネオプロで見事にチームの期待に応えた。あれだけ引いてプライアン・コカールのスプリントで勝負しなかったチームの判断は間違っていなかったということになる。
これで、負けていたらどう批判されていたことか。チームも一安心したことだろう。
リザルト
Rnk | Rider | Team | UCI | Time | |
---|---|---|---|---|---|
1 |
ZINGLE Axel
|
Cofidis | 125 | – | |
2 |
GODON Dorian
|
AG2R Citroën Team | 85 | – | |
3 |
FERRON Valentin
|
TotalEnergies | 70 | – | |
4 |
VAUQUELIN Kevin
|
Team Arkéa Samsic | 60 | – | |
5 |
PEREZ Anthony
|
Cofidis | 50 | – | |
6 |
MORIN Emmanuel
|
Team U Nantes Atlantique | 40 | – | |
7 |
HUPPERTZ Joshua
|
Team Lotto – Kern Haus | 35 | – | |
8 |
CALMEJANE Lilian
|
AG2R Citroën Team | 30 | – | |
9 |
HERMANS Quinten
|
Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux | 25 | – | |
10 |
FUENTES Ángel
|
Burgos-BH | 20 | – | |
11 |
SCOTSON Miles
|
Groupama – FDJ | 15 | – | |
12 |
PAGE Hugo
|
Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux | 10 | – | |
13 |
IRIBAR Unai
|
Euskaltel – Euskadi | 5 | – | |
14 |
COQUARD Bryan
|
Cofidis | 5 | – | |
15 |
COTÉ Pier-André
|
Human Powered Health | 5 | – |
今回全員日本人だった、EF Education-NIPPO Development Teamの成績は
- 131 ISHIGAMI Masahiro 3分25秒遅れ51位
- 132 KADOTA Yusuke 97位
- 133 ODA Hijiri 95位
- 134 OKA Atsushi DNF
- 135 TSUDA Yugi 3分25秒遅れ50位
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