2022 パリ～ニース第4ステージ 個人タイムトライヤルでまたも快挙達成!

パリ～ニースの4日目は個人タイムトライヤル。

注目は、東京オリンピック金メダルのプリモッシュ・ログリッチ。そして、UAEツアーで世界チャンピオンのフィリッポ・ガンナを破ったシュテファン・ビッセガーだ。

これに対するのは、ワウト・ファンアールトだが、左膝を落車で痛めているのが気になるところ。

世界トップクラスの3人のタイムはどうなるだろう。

 

第4ステージ   ドメラ～モンリュソン　13.4km

 

距離は13.4kmと長くないけどコースは厳しい。スタートして1kmで5.1%の勾配の登りが1km。

6.5km地点に中間計測ポイントがある。問題はゴール前の登り坂だ。最後の700mは8.6％で上昇し、最大14％のピークを迎える。

短いながらも、大きなタイム差がつきそうなコースだ。

 

ローハン・デニス　Jumbo-Visma

ここまでの暫定トップはローハン・デニス。今日はオーストラリアTTチャンピオンジャージで登場。

2018、2019年の世界TTチャンピオンであり、東京オリンビックでも銅メダルを獲得している。

 

中間計測8分40秒。ゴールタイムは16分26秒。AV48.925km/h。ここまでの暫定トップに立つ。

まずは、当分この記録は破られそうにない。

 

ジョアン・アルメイダ　UAE Team Emirates

アルメイダは、思ったほど良いタイムはでない。17分7秒。av46.971km/h。暫定8位。TT得意なアルメイダにしては、ふるわず。

 

シュテファン・キュング　Groupama – FDJ

TTスペシャリストのシュテファン・キュング登場。

 

中間計測は8分41秒。av48.389km/h。ローハン・デニスから1秒遅れだ。

 

シュテファン・キュングのゴールタイムは、16分30秒。av48.727km/h。ローハン・デニスに4秒届かなかった。暫定2位。　

 

ディラン・ファンバーレ　INEOS Grenadiers

TTが得意なディラン・ファンバーレは前走者を抜いていく。中間計測は8分55秒、av47.102km/hで通過。

 

ディラン・ファンバーレは、16分57秒。av47.433km/h。暫定5位。

 

シュテファン・ビッセガー　EF Education-EasyPost

UAEツアーでフィリッポ・ガンナを破ったシュテファン・ビッセガーだが、中間計測では暫定4位。ローハン・デニスから9秒遅れの8分49秒。コースが登っているのでタイムが伸びないか。

 

結局ゴールタイムは、16分41秒。av48.191km/h。ローハン・デニスから15秒遅れの暫定4位。

昨年は、このパリ～ニースのTTで優勝したけれど、コースは平坦にちかかった。今回のこの登りのあるコースはシュテファン・ビッセガーには合わなかったようだ。

 

サイモン・イェーツ　Team BikeExchange – Jayco

サイモン・イェーツは中間計測で8分36秒とトップタイムをたたき出した。だが、ゴールでは少し遅れて、16分31秒で、暫定3位。

総合では順位を上げてきそうだ。

 

ダニエル・マルティネス　INEOS Grenadiers

ダニエル・マルティネスの後ろのサポートカーの上を見て欲しい。凄い数のバイクが積んである。この理由は以下でどうぞ。

 

ダニエル・マルティネスは、16分48秒。av47.857km/hで暫定6位。

 

アレクサンドル・ウラソフ　BORA – hansgrohe

アレクサンドル・ウラソフは、最後の登りで力を振り絞る。

 

アレクサンドル・ウラソフは16分51秒。av47.715 km/hでゴール。

 

プリモッシュ・ログリッチ　Jumbo-Visma

プリモッシュ・ログリッチ登場。ヘルメットは東京五輪金メダル仕様のゴールドだ。

 

プリモッシュ・ログリッチは、中間計測で8分42秒。av48.276km/h。サイモン・イェーツから6秒遅れの暫定4位で通過。

 

だが、プリモッシュ・ログリッチは、後半ペースを上げて16分22秒。av49.124 km/hたたき出し、ローハン・デニスの記録を4秒上回りトップに立った。

残るは、ワウト・ファンアールトのタイムと比べるだけだ。

 

ワウト・ファンアールト　Jumbo-Visma

ワウト・ファンアールトは、中間計測でサイモン・イェーツから2秒遅れの8分38秒で通過。左膝の擦過傷は問題ないようだ。

 

ワウトは、登りも全くペースが衰えることはない。

 

最後の登りをダンシングで駆け上がる。

 

ワウト・ファンアールトは、なんと16分20秒でプリモッシュ・ログリッチを抜いた～!

見事に第4ステージの個人タイムトライヤルを制した。明日からは、グリーンジャージからイエロージャージにスイッチだ。

 

クリストフ・ラポルト　Jumbo-Visma

アップをするリーダージャージのクリストフ・ラポルト。

 

さあ、スタートだ。

 

中間計測では、8分45秒と7位で通過。

 

最終的に、16分49秒で11位でゴール。明日からはアシストに回る。

 

終わってみると、ワウト・ファンアールト、プリモッシュ・ログリッチ、ローハン・デニスと3人が表彰台を独占。

第1ステージ続いての快挙といっても良い。これで、ワウト・ファンアールトは総合トップに立った。今大会では、アシストを明言しているけど、勿体ない気がするなあ。

ティレーノ〜アドリアティコ を走らせておけば、良かったと思うのは私だけか。

 

 

リザルト

第4ステージ　リザルト

ワウト・ファンアールトのコメント

私たちはこのコースを攻撃し、ここで私たちの意図を示している。誰もがお互いにやる気を起こさせており、それはまた素晴らしい表彰台になる。

私たちのトレーナーは、優勝タイムは約17分になると事前に言っていたが、その後、ローハン・デニスが突然16分26秒で走った。

それで、その後の数時間で、彼を倒すことができるかどうか疑問に思っていた。とても大変だった。かなりアップダウンしていて、いいリズムが見つからなかった。

そして最後の急な登りでは、何かを残しておく必要があった。その結果、セーブしなければならず、その後、上り坂で全開になった。

プリモッシュズが引き継ぐまで、黄色いジャージを着たいと思っている(笑)。

厳しいステージがやってくる。ジャージを楽しんで、毎日見ていく。

 

総合

総合はかなりシャッフル。それでも、Jumbo-Vismaは上位3位までを独占。

ポイント賞

山岳賞

新人賞