2022ブエルタ・ア・アンダルシア第5ステージ　最終ステージを制したのは復活したライダー!

第4ステージでは、有力メンバーの総攻撃でUAE Team Emiratesのアレッサンドロ・コーヴィはリーダージャージをうしなった。

 

 

やはり、アシストの人数が最初から少なかったので厳しい結果となった。フアン・アユソーらがコロナでいないのは痛い。

変わって総合リーダーととなったワウト・プールスは十分なアシスト勢に守られて最後の登りゴールを迎える。

ミケル・ランダ、ジャック・ヘイグ、ダミアーノ・カルーゾと錚々たるメンバーが支えてくれれば安泰ではないかな。

 

第5ステージ 　フエサ～チクラナデセグラ　146.4km

 

最終日も4か所の山岳ポイントがあるコース。特に、最後の2級山岳は登りゴールとなる。

総合も1分以内に11人おり、Bahrain Victoriousはジャック・ヘイグが総合4位にいるので、アタックをかけてくるかも。

他チームは追わないといけないので最後の登りの戦いが面白くなりそうだ。

 

1. 2級山岳　プエルトフェンテデルガロ　6.7km・5.9%
2. 2級山岳　プエルトデティスカー　5.7km・5.9%
3. スプリントポイント　ペアル・デ・ベセロ
4. スプリントポイント　サントトメ
5. 3級山岳    アルト・デ・イスナトラフ 2.6km・8.4%
6. スプリントポイント　ビジャヌエバデルアルゾビスポ
7. 2級山岳　アルトデチクラナデセグラ　6.4km・5.6%

 

19人の逃げ

何度が逃げが出来てはつぶされていたが、最終的に大きな集団が離脱。

 

集団はミケル・ランダ先頭で引いている。なんと贅沢なアシスト勢。

 

ワウト・プールスは守られて進んでいるが逃げを吸収できるだろうか?

 

残り46.2kmでタイム差は1分21秒に。ただ、逃げているメンバーで総合を脅かす選手はいない。

 

逃げには、良いメンバーが入っている。ステージ勝利したマグナス・シェフィールド、UAEからはアレッサンドロ・コーヴィにマッテオ・トレンティン、ヤン・ポランツの3人。

 

ミゲルアンヘル・ロペスはメイン集団でおとなしくしている。

 

残り44.3kmだけど、このまま行ってしまうかもしれない。

 

3級山岳    アルト・デ・イスナトラフ 2.6km・8.4%

登りとなって、エマヌエル・ブッフマンがアタック!

 

ブッフマンのアタックに、集団はバラバラに。

 

後ろからは、ロレンツォ・フォルトゥナート(EOLO-Kometa)が追ってくる。

 

ロレンツォ・フォルトゥナートがブッフマンに追いついた。

 

集団は1分52秒差。

 

先頭に、ジミー・ヤンセンスも追いつく。

1. エマヌエル・ブッフマン(BORA – hansgrohe)゜
2. ジミー・ヤンセンス (Alpecin-Fenix)
3. ロレンツォ・フォルトゥナート (EOLO-Kometa)

 

先頭は3人だ。

 

3人は下りに入る。

 

だが、3人は下りで集団に追いつかれる。これは仕方ない。

 

残り29kmで仕切り直しだ。

 

タイム差は、残り18.7kmで3分16秒。

 

このままでは、追いつかないけど総合に影響を与える選手は含まれていない。

 

2級山岳　アルトデチクラナデセグラ　6.4km・5.6%

最後の山岳に入った。もう、この中からステージ優勝が出るのは間違いない。

 

レナード・ケムナが先頭を引く。

 

まずは、モビスターがアタック!　ネルソン・オリヴェイラか?

 

今度は、レナード・ケムナがベースを上げる。

 

レナード・ケムナのアタック。後ろはアレッサンドロ・コーヴィだ。

 

レナード・ケムナはアレッサンドロ・コーヴィに追いつかれる。

 

だが、かまわずペースをあげるレナード・ケムナ。これにはアレッサンドロ・コーヴィもついていけない。

 

これは決まったか?

 

少しずつリードを広げるケムナ。

 

集団はバーレーンがワウト・プールスを守っている。ミケル・ランダにダミアーノ・カルーゾが引く。

 

レナード・ケムナをアレッサンドロ・コーヴィとロレンツォ・フォルトゥナートが追う。

 

残り1.2kmまできた。レナード・ケムナは完全復活の走りだ。

 

ロレンツォ・フォルトゥナートがずっと前を引いてラスト1kmに。

 

集団ではミゲルアンヘル・ロペスがアタック!

 

レナード・ケムナはゴール前に。

 

 

少し、後ろにはロレンツォ・フォルトゥナートの姿が見える。

 

レナード・ケムナは見事に復活の勝利だ。

レナード・ケムナは、オーバートレーニングでツールにも出場出来なかった。だが、ようやく身体も良くなった感じだ。

2位には、ジロでもステージ優勝したロレンツォ・フォルトゥナートがアレッサンドロ・コーヴィを引き離して入る。

 

 

集団は、ミゲルアンヘル・ロペスから、カルロス・ロドリゲス。そして、クリスティアン・ロドリゲスが抜く。

 

 

ワウト・プールスは、最後に追い詰めて総合トップを死守。総合優勝は2016ボルタ・ア・ラ・コムニタ・バレンシアナ以来の総合優勝となった。

これはBahrain Victoriousにとっても大きい勝利。

ワウト・プールスがグランドツアーでエースとなることはないかもしれないが、気持ちよくアシストとして参加できるのではないかな。

もしくは、山岳賞を狙うと面白い。強いメンバーがアシストに回ってくれたので、ワウト・プールスも安心して任せていれただろう。今度はお返しだ。

 

 

リザルト

第5ステージ　リザルト

復活したレナード・ケムナのコメント

本当に厳しいレースだった。それは最初からフルガスの走りで、ゼロから数キロのところにあった。

私たちはいつもチームの前から数人のライダーと一緒にいたので、カードを上手にプレイすることができた。決勝戦は本当にうまくいった。

私はすでに次のレースを楽しみにしている。

これは非常に重要な勝利だ。特に昨年からの長い休憩の後はそうだ。このようにしてパックに戻ることができてとてもうれしい。

私はすでに次のレースを楽しみにしている。できるだけ多くの試合に勝ちたいだけでなく、攻撃的にレースをしたいと思っている。このラウンドですでに示した。順調だ。

 

総合

ワウト・プールスのコメント

私はスペインでのレースが好きだ。コースをフォローしている雰囲気と人々が好きだ。

今シーズンの私のさらなる目標は何ですか？

キャリアの中であまり勝てないけど、できるだけ多くの試合に勝ちたい。しかし、私はすでにポケットに2つの勝利を収めている。

 

ポイント賞

山岳賞

チーム賞