Deceuninck-Quick-Stepから2019年にTeam TotalEnergiesに移籍してきたニキ・テルプストラだけど、未だに勝利はない。
約3年半も勝利から遠ざかっているが、2022年もチームと延長契約となり走れることになっている。
ただ、ニキ・テルプストラは、2018年に勝利したフランドルでの連覇は難しいと認めている。だが、来春のクラシックレースで、新しいチームメイトであるサガンの助けになると信じている。
落車の影響
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テルプストラはチームとの新しい契約を結んだことをインスタで報告。ポッドキャスト「In het Wiel」のインタビューでは、この冬にキャリアが終わるかもしれないと恐れたことはないと語っている。
いや、もちろん緊張することもあったけどね。でも、チームのマネージャーは毎回『大丈夫だよ』と言ってくれた。だから、うまくいくという自信があった。
移籍してから、ニキ・テルプストラは落車が多い。特に、2020年6月のトレーニング中のクラッシュの影響が残り、昨シーズンも支障をきたしていた。
ニキ・テルプストラは2020年の事故について次のように語る。
外から見ると、ただの事故のように見えることもある。しかし、そうではなかった。
以前にもひどい転倒はあったが、あの時の比ではない。状況的にはすぐにバイクに戻れたけど、すぐには自分のレベルに戻れなかったんだ。
ニキ・テルプストラは、2019年に同チームで初めて出場したロンド・ファン・フラーンデレンでもクラッシュし、パリ~ルーベも欠場することになってしまう。
Crash and end of the race for our 2018 winner @NikiTerpstra 🤕 We wish him a speedy recovery! #RVV #RVV19 pic.twitter.com/9ACBs9T2vC
— Ronde Van Vlaanderen (@RondeVlaanderen) April 7, 2019
同チームでの最高の成績は、デビュー年の2019年。この時にはツールでの落車、フランドルでの落車以外は良く走れている。
現在37歳のテルプストラは、自分がキャリアの最終段階にいることを自覚しており、新シーズンではクラッシュや怪我を避けたいと考えている。
年を重ねるごとに、トップレベルに到達するのは難しくなっている。ロンド・ファン・フラーンデレンで勝てるような選手にはもうなれないだろう。
でも、しばらくはレースとトレーニングさえすれば、平均以上のライダーになれると思うんだ。
たくさんのトレーニングとたくさんのレース、そうすれば私は報われるようになるでしょう。
サガンを助ける
クイックステップに在籍していた頃、テルプストラは何度もサガンと対決している。
おそらく2017ヘント〜ウェヴェルヘムのフィナーレでお互いを激しくマークしていたことが最も有名だ。
今年の8月、サガンはテルプストラが2022年も TotalEnergiesに残ることを望んでいると語り、テルプストラも3度のワールドチャンピオンのために働く準備をしているという。
ここ数年は、主に自分のために野心を持ってクラシックを走っていた。スイッチを入れて、目標を調整した。
これまでのような結果は得られないかもしれないが、材料や栄養面でチームをサポートすることで、別の形でレースを楽しむこともできる。
ここ数年はすでにそうしてきたが、来年はさらに集中して取り組んでいく。
今年も惜しいレースはあった。アークティック・レース・オブ・ノルウェー第4ステージで終盤にアタックをかけて抜け出し、最後は2人のスプリントとなったのだけど、惜しくも2位。
勝利は紙一重だけど、再び勝利をすることも可能なはずだ。サガンと共に走れることで、チームの戦略も変わってくる。
チームの重量なキーマンとなることは間違いない。
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