昨年のUAEツアーでは総合2位に終わったタデイ・ポガチャル。
2位じゃあ、だめなんですか、と言われそうだが、 UAE-Team EmiratesにとってはUAE(アラブ首長国連邦)はホームグラウンドだ。
本当は何が何でも勝たないといけないレースだった。タデイ・ポガチャルの調子も決して悪くなかったが、アダム・イエーツの調子はずば抜けていた。
今年は、なんとしても総合優勝しなければならないプレッシャーにさらされている。
UAEのスタートリスト
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UAE-Team Emiratesのメンバーを見ると、フラットステージでの勝利を狙って、フェルナンド・ガビリアがスプリントを担う。
そのために、相棒のマキシミノアーノ・リケーゼがいる。二人は昨年のUAEでは揃ってコロナ陽性となってしまい、長くホテルで検疫となってしまった。
フェルナンド・ガビリアなんかは2回もコロナになってしまったし。
ただ、今年はUAE-Team Emiratesのメンバーはコロナのワクチンをすでに接種しているので問題はない。
ポガチャルとチームメイトは、スボンサーイベントとトレーニングキャンプのために1月の大半をUAEで過ごしている。
さらに、タデイ・ポガチャルは2月にスペインのテネリフェ島で高度トレーニングをしている。チームとしては万全の体制だ。
山岳では、ラファウ・マイカ、ダヴィデ・フォルモロ、ヤン・ポランツが助けてくれる。
個人タイムトライヤルは有利
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ほとんどのチームにとっては、UAEツアーはシーズン序盤のレースであり調整を兼ねていることが多い。
だが、UAE-Team Emiratesにとつてはホームグランドであり、最初からフルスロットルで活躍しなければならない。
これは私たちのホームレースであり、私たちにとって非常に重要だ。
レーススポンサーの多くは私たちのチームスポンサーでもある。昨年は少しがっかりしたが、今年も勝つチャンスがある。
私はまだ同じライダーだと思し、レースでそれが見られるだろう。私たちは同じ状況にあり、私は同じ焦点と同じ目標を持っている。
あまり変わっていないが、このレースには少しプレッシャーがある。それがどうなるか見ていこうと思う。
24時間前の記者会見でタデイ・ポガチャルがプレッシャーを認めている。
タデイ・ポガチャルに取って有利なのは、第2ステージの個人タイムトライヤル。13kmの距離で争われる。
ここでは、ステージフニッシュで与えられる10・6・4秒のボーナスタイムがある。1位を獲得するのは難しいだろう。
何故ならば、世界一のTTスペシャリスト、フィリッポ・ガンナがいるからだ。
だが、ガンナを除けば総合でTTが強いのはアルメイダくらいのものではないだろうか。かなりリードを奪えることが予測される。
後は、得意の山岳でセップ・クス、アダム・イェーツ、セルジオ・イギータなどに遅れなければ勝機はあるはずだ。
タデイ・ポガチャルは調子は良いし、数日でわかると思うと述べている。まずは初日のステージから見てみよう。
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