2021年シーズンEF Pro Cyclingから移籍し、クリス・フルームと同じチームになったセップ・ファンマルク(Sep Vanmarcke)は、ツール・ド・フランスは好きでないという。
セップ・ファンマルクのツール・ド・フランスへの参加は2018年が最後。
だが、Israel Start-Up Nationとの契約交渉では、ツールに参加してくれるかどうかを確認されたと言う。
ツール参加が条件
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セップ・ファンマルクは交渉での内容を話してくれている。
彼らは本当に私がツールに参加することを望んでいた。ブルターニュのグランデパールとファンステージの可能性を考えれば、トップを危険にさらさないようにしなければならない。
もしかしたらトップに立つこともできるかもしれない。トライデントである、 クリス・フルーム、ダン・マーティン、マイケル・ウッズと我々はツールのために真剣に強力なブロックを持っているし、それはすぐに私を野心的にさせた。
私にとっては、その一部であることを光栄に思う。だからこそ、ルーベの後にスイッチを入れて、ツールに向けてフルスロットルで頑張ろうという気になったんだ。
ただ、どちらかというクラシックライダーという感じのセップ・ファンマルクだが、ツール・ド・フランスには、これまで5回出場。ブエルタにも1回出場している。
これまで通算6勝をあげており、2012年にはオンループ・ヘットニュースブラッドも優勝している。
ツールには、CCCから移籍してくるアレッサンドロ・デマルキと共にすでにメンバーの一人となっているがグランツールの経験は十分だ。
クリス・フルームについて
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クリス・フルームは、2019 クリテリウム・デュ・ドーフィネで重度の転倒に見舞われ、長い道のりを戻ってきている。昨シーズン、フルームはかつてのレベルに達していなかった。
これについてセップ・ファンマルクは
もちろんツールの優勝が残っていることを願っているが、私にはわからない。まずは彼が全体的に良いレベルに戻ってくれることを願っている。
つまり、クリスが再びGCのトップ10に入り、トップ5の結果に上がれるということ。それならばもっと多くの希望がある。
かなり、現実的なラインを考えていますね。
まあ、若いライダーと戦うには以前のレベルに戻っても難しいかもしれないですから。
Israel Start-Up Nationは、チームのすべてがフルームのためのものではないことを選手たちに示している。
今年がすべてがそうである必要はありません 。チームと一緒に、クリスも彼の時間を必要としている。彼にとって、私と同じように、それは全く新しいことなのだから。
まずは彼がレベルアップして、彼を中心としたチームを完璧に構築しなければならない。
クリスは35歳で大怪我から復帰し、フロントには新しい若い男性がたくさんいる。2021年半ばまでには、 彼がまだ何が出来るのか分かるだろう。
セップ・ファンマルクは、クラシックを楽しみにしながらもツールへの準備も進めなくてはならない。ISNもクリス・フルームだけが唯一のリーダーとなることは今年はないかもしれない。
まずは、セップ・ファンマルクが言うようにシーズン序盤でも走れる所を見せて貰わないといけない。そうでないと、チームメイトからの信頼も得られないだろう。
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