ブエルタの勝者であるプリモシュ・ログリッチは、スタートからゴールまでハイレベルなパフォーマンスを見せてくれた。
ツール・ド・フランスを走って、世界選手権6位、リエージュ~バストーニュ~リエージュでもジュリアン・アラフィリップのバンザイゴールの隙をついて優勝。
プリモシュ・ログリッチのトップフォームは、再シーズン開幕の8月7日からブエルタ終了の11月8日まで続いている。
更に、スロベニア選手権のロード優勝にTT2位を合わせれば6月21日から好調を維持していると言っても良いだろう。
プリモシュ・ログリッチとチームメイトがシーズン終了までパフォーマンスを維持出来た理由をコメンテーターのミシェル・ウイッツ(Miche lWuyts)が語っている。
太古の人類が持っていた能力
以下はミシェル・ウイッツのコメント
このコロナの年からポジティブな教訓を引き出すことができれば、パフォーマスカーブは予想以上に長く続くだろう。
人々は少し恥ずかしがり屋で、大声で言うのを恐れているが、ライダーは、ケトンが回復に役立つことを認めている。
ケトン体は長期的な回復にも役割を果たす可能性がある。
ピークは2~3週間ではなく、1ヶ月半~2ヶ月となる。それにもかかわらず、ケトン体は万能薬ではない。感覚的なアプローチにつなげていく必要がある。
ミシェル・ウイッツが言うには、ケトンがパフォーマンスのみならず、回復にも役立っていると言うのだ。
ケトンを使っているチームは6チーム以上。通常は体内で生成されるものなので禁止薬物とかではない。
このコロナの年から前向きな教訓を引き出すことができれば、パフォーマンスカーブが予想よりも長く続くだろう。
それは一般の人が好むことだから拍手喝采されるべきだな。 ツールを得意とするライダーがクラシックやワールドカップでもトップに立つことは素晴らしいことだと考えている。
ブエルタでは、トップで競ったライダーたちはツールもでも活躍していることがわかった。
今回ダブルツールを走ったライダーは多かった。トム・デュムランは疲れでリタイヤしたが、彼はケトンを飲んでいないだろう。
ユンボ・ビズマでも全てのライダーがケトンを飲んでいる訳ではない。トム・デュムランはドーピングなどに関しても敏感なのでケトンは禁止薬物ではないけど、飲んでいないのではないかな。
これをフルシーズンに広げたいのなら、もちろん別の問題になるだろう。そうすると、もっと定期的にする必要がある。オムループからツールまでトップでいることは不可能だ。
だから、休憩を取る必要がある。そして、非常に重要なのは、高度トレーニングセッションだ。
ケトンを介した場合よりもさらに多くの成果が得られたのは、中程度の高度トレーニングセッションなんだ。
それができるチームは、シーズンに3〜4回している。インターンシップが大切なことに気づくはずだ。
つまり、ケトンだけでコンデションが維持されている訳ではなく、高度トレーニングによる効果と組み合わせて使うことが重量なようだ。
ケトンは高価であり、高度トレーニングをシーズンに何回もするには予算も必要。予算のある強いチームがより強くなるのも納得だ。
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