ブエルタ第8ステージをトム・デュムランはスタートしないことが発表された。
ここまでトム・デュムランは総合53位。すでに初日から遅れていた。
第7ステージでも大きく遅れてゴールしている。
初日から遅れる
トム・デュムランの言葉を聞いてみると
トレーナーのスタッフも私も、降りるのが一番の選択だと思っている。
ブエルタの序盤ではすでに疲れを感じていたし、その感覚は残っていた。次のシーズンのローンを組むかもしれないので、続けても意味がない。
ブエルタを去るのは残念だが、正しい選択だ。それには皆が同意している。
プリモッシュのおかげで、順位的には良い状態だ。うまくいけば、チームが優勝を持ち帰ることができる。
スポーツディレクターのメリン・ゼーマン(Merijn Zeeman)によると、デュムランの疲れ具合を毎ステージモニターしていたがどんどん増える一方だった。
チームの中では、重要な役割を担っていたし、実際アシストでは良い働きをしていた。
ブエルタに短期間参加したことは2021年に向けて良い投資だったが、今は限界に近づいている。
過密スケジュール
トム・デュムランはツールを総合7位で終え、その後も世界選手権TTを10位。ロードを14位。
フレッシュ・ワロンヌはDNF。
リエージュ~バストーニュ~リエージュでは、プリモシュ・ログリッチのために後ろでマチュー・ファンデルプールの後ろについてアシストしている。
デュムランは、ロックダウン以降に昨年の膝のケガから復帰した訳だが、完全に疲労が溜まった状態でブエルタに出場したことになる。
ここで、疲れを溜めて慢性疲労にでもなっては元も子もない。リタイヤの判断は正しいだろう。
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