ツール・ド・ポローニュ第1ステージでファビオ・ヤコブセンが落車したスプリントについて、選手からの意見も入ってきている。
ファビォ・ヤコブセンは、夜に5時間半に及ぶ手術を受け、現在も集中治療室の中で誘発性昏睡のまま。
Deceuninck-QuickStepはツイッターで、ファビォ・ヤコブセンへの応援メッセージを募集している。
ファビォ・ヤコブセンのケガの状況
現場で大量出血のために気管挿管も困難だったほどの重症だったが、彼が受けた最も深刻な負傷は、顔の骨格、頭の前部、顎、下顎骨の怪我。
胸部の傷が原因で呼吸障害も起こしている。幸いにも、頭部と目は損傷していなかった。
チームからの声明では
ファビオは夜に顔の手術を受けた。彼の状況は現時点では安定しており、今日の夜、医師たちはファビオを起こそうとするでしょう。
今後は、形成外科領域でのリハビリと治療が必要となるが、その目途はたっていない。
下りスプリントは危険
UCIは落車を招いた、ディラン・フルーネウェーヘンの行動を非難する声明を出したが、ライダーから批判を招いている、ダウンヒルストレートのレイアウトについては触れていない。
これについて、シモン・ゲシュケ(CCC Team)が苦言を呈している。
Every year the same silly downhill sprint in the @Tour_de_Pologne.
Every year i ask myself why the organisation thinks it‘s a good idea. Bunch sprints are dangerous enough, you don’t need a downhill finish with 80kph!@cpacycling— Simon Geschke (@simongeschke) August 5, 2020
毎年同じ愚かな下り坂のスプリント。
毎年、なぜ組織はそれを良いアイデアだと考えているのかと自問自答している。バンチスプリントで十分危険なのに、時速80kmの下りでフィニッシュする必要はない。
少しでも下っていたら、プロならば80km/h以上で走る事も可能なのでとても危険だ。
少し、レイアウトを変えたほうが良いのではないか? こんな大事なことをUCIも指摘しないのはおかしいと思う。
まずは選手の安全が第一のはずだ。
コメント
ハンマーシリーズ香港のスプリントステージのフィニッシュが下り基調で、ポイント周回ごとに80km越えのスプリントしてたのを思い出しました。
procyclingstatsにはハンマーシリーズはチームttを3ステージ行っているみたいな表記だったので下りスプリントokみたいな感じで覚えてました。
選手は怖いでしょうね。80kmなんて一般公道ではだせないスピードだし。ハンマーシリーズも開催されなくなったので残念。見ているほうは面白かったのに。