イタリアのタイヤメーカーVeloflexは、Veloflex 2020シリーズを一新して発表。
チューブラータイヤで3種類、クリンチャータイヤで3種類、チューブレスレディで2種類の計8種類のラインナップを取りそろえた。
Veloflexもロックダウンで一時操業を停止。従業員10名の小さな工房で働くのは母親などの女性がメイン。プロ御用達のVeloflexのタイヤをお母さん達が手作りで作っているというのは面白いですね。
新しい製品群は、その技術開発プロセスに1年以上の作業が費やされ新たなシリーズとして生まれ変わっている。
チューブラー
現在、チューブラーを使用するのはプロレースと私くらいのものかもしれない。
簡単にまとめると
- Pro Tour 練習用タイヤ
- Pro Tour Race レース目的
- Record タイムトライヤル用
Pro Tour RaceとRecordは350TPIと、とてもしなやかなタイヤとなっている。
TPIとは
「Thread Per Inch(スレッド パー インチ)」の略で、ケーシングの1インチ(2.54cm)あたりの繊維の総数を表している。
オープンチューブラー
Veloflexは、クリンチャーのことをオープンチューブラーと呼んでいる。
オーブンチューブラーとは
チューブラータイヤと同じ行程で作られるクリンチャーホイール用タイヤで、フィニッシュのみ筒状にするか、クリンチさせるビードをつけるかの違いだけで、しなやかな造りが可能となっている。
装着方法はクリンチャーと変わらず、空気をいれてない状態では平べったい形状となっている。
これも3種類がある。
- Corsa EVO トレーニング・マアチュア用
- Corsa Race レース用
- Record TT用
チューブレスレディ
今回、Corsa EVO TLRとCorsa Race TLRが新たに加わった。
Veloflexの位置付けでは
- Corsa EVO TLR トレーニング用
- Corsa Race TLR レース用
となっている。
タイヤにはグランフェンが採用されており、走行抵抗の低減、空気保持性、グリップ、耐カット性などを向上させることに成功している。
グラフェンとは
炭素(=カーボン)原子が網目のように六角形に結びついてシート状になっているものをグラフェン(graphene)という。
トレッドは、天然ゴムとシリカで最高レベルのロードホールディングとなる。
SPS(サイドウォールプロテクションシステム)を採用しており、タイヤビード領域のサイドウォール保護を強化し、タイヤとリム間の接触を強化している。
タイヤ幅は、Corsa EVO TLRが25mmと28mm。Corsa Race TLRについては25mm幅のみ。どちらもサイドウォールが黒色または黄褐色の2種類が用意されている。
公式サイトには、体重によって最適な空気圧を教えてくれるのだが、60kgだと前輪で5.6、後輪で6.1ととても低い。これならは乗り心地などはとても良いだろう。
Veloflexは、公式サイトからも購入可能となっている。
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