コロンビアのUCI登録のプロライダー111名は、現在大統領から特別な許可を受けて5月9日から屋外トレーニングが自由に出来るようになっている。
これによりコロンビアで高地トレーニングを積んで多くのライダーが7月にヨーロッパ入りをする予定だった。出国可能と考えていたのだ。
だが、コロンビア政府は8月31日まで国外への渡航禁止を発表。
これでは8月29日スタートのツール・ド・フランスに出場出来なくなってしまう。
打開策はあるのか?
コロンビアにはツール・ド・フランスの行方を左右する強力なライダーが沢山いる。
ワールドツアーライダーだけで15人。プロチームから7人はツールに出場する予定。
コロンビア政府はコロナ対策のために、8月31日まで全ての海外渡航を禁止すると発表した為、彼らは9月までヨーロッパに戻れなくなってしまう。
これについて、コロンビアと南米の多くのライダーの代理人を務めるジュゼッペ・アクアドロ(Giuseppe Acquadro)は打開策を考えている。
プライベートジェットで一緒に旅行することで、ヨーロッパへの特別な許可を得ることができると楽観視しているのだ。
彼らが旅行する特別な許可を与えられることを望みましょう。彼らはそうなると思います。彼らはアスリートですが、ヨーロッパでのレースも彼らの仕事なので、それは彼らにとって重要です。
プライベートジェットを手配出来るとは凄いんですけど~。INEOSも問題を認識しており動いているようだ。チームによって違う便にするのかな?
南米での対応
コロンビアでは厳格なロックダウンを実行。17,000件の症例が発生し、死亡者数は630人。ヨーロッパと比べると各段に死亡率は低い。対策のおかげだろう。
国は厳格なロックダウンの漸進的な終焉を始めており、ライダーは4月下旬から屋外でのトレーニングを許可されている。
ラテンアメリカは、コロナウイルスと戦うために、ほとんどの地域より厳しい旅行制限を課している。アルゼンチン、ペルー、エクアドル、エルサルバドル、パナマでも病気が拡大するにつれ、これらの禁止措置は繰り返し延長された。
リゴベルト・ウランなどは大統領やスポーツ大臣とも面識があり、コロンビア国内での人気も凄まじい。エガン・ベルナルもツールで優勝して英雄だ。
UCIのカレンダーの改定が5月19日に発表されており、7月にもレースの予定が入っている。
7月はプロが出場出来そうなレースはないけれど、8月1日のストラーデビアンケ出場を目指すならば7月にはヨーロッパに戻っていなければならない。
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