UCIは今年の世界選手権をスイスで開催出来ない場合、中東で開催する検討をしている。
先日、UCIから新しいカレンダーが発表された。
世界選手権は9月20日からの予定だが、スイスでの開催は危ぶまれている。スイスでは、8月末まで1,000人以上のイベントは開催出来ないためだ。
これが9月の段階でどうなっているかは誰もわからない。
今から間に合うのか?
Mundiales, tres opciones en Oriente Medio en noviembre si el evento en Suiza se salta como alternativa a Aigle-Martigny 2020. Según MARCA las opciones son Emiratos Árabes , Qatar u Omán (foto Sirotti) pic.twitter.com/0TrcSMGEug
— Nieves Moya (@NievesMoya) May 8, 2020
パンデミックのために世界選手権が2020年9月20〜27日にスイスで開催できない場合、アラブ諸国の1つが介入する可能性があるという。
スイス選手権の主催者は、このイベントが先に進むことができるとは確信していないと報告されており、組織委員会のグレゴリーデボーの共同議長は、戦っている人々への敬意から、状況について「謙虚でなければならない」と述べている。
スイスではロックダウン解除の第2弾の段階で5月11日からレストランや学校なども再開される。
情報では、UCIがUAE、カタール、オマーンを代替開催国として検討していることを内部関係者から聞いている。
スイスで開催できるかどうかの最終決定は6月末までに行われる。スイスは山岳地帯であり今年のコースは厳しいコースが設定されていた。
厳しい山岳はないので、スプリンター有利のコースとなる。そうなると、出場する選手の入れ替えもあるかもしれない。サガンもやる気になるかも。
主催者は大勢の人が集まるのを避けようとしている可能性が高いため、これら3か国のいずれかでホストすることにはメリットがある。
世界選手権のホスティング料金は、UCIの単一の最大の収入源であり、2017年と2018年にCHF1100万(約1億2戦万円)に近づき、世界選手権がその数字の大部分を占めている。
その結果、UCIは今年、なんらかの構成でイベントを開催することを決定している、というか開催しないと収入もない。
だが、UAEではコロナ発生でレースが中断された経緯もあり、実際に中東で開催となると準備にも時間がかかる。そのため開催を11月にする考えだ。
仮に中東で開催となると、レーススケジュールも変わってくるだろう。
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