Digital Swiss 5も第4ステージ。山岳ステージから今日はアップダウンのある丘陵コースへと舞台を移している。
グレッグ・ファンアーヴェルマート(CCC Team) とマイケル・マシューズ(Team Sunweb)は2度目のレース参加をしている。
アワーレコード保持者のビクトール・カンペナールツ(Team NTT)やアンドレ・グライペル(Israel Start-Up Nation)も参加していた。
第4ステージ オーバーランゲネック〜ラングナウ・イム・エメンタール 36.8㎞
ゴール地点は、2019ツール・ド・スイスのスタート地点だったラングナウ・イム・エメンタール。
スタートは下りだが、すぐに登坂距離4.5kmで平均勾配6%の登りとなる。再度登り返した後には、ずっと下りだ。
バーチャルレースで下りはどんな感じなんだろうか? 下りでも踏みまくらないとスビードが出ないのかな?
誰が勝ったのか?
アンドレ・グライペルは2月のトレーニング中に車との接触を避けようとして、前輪を滑らせてクラッシュ。肩の脱臼骨折で3か月の離脱となっていた。
5月を迎えて復帰の予定だったが、レースはDigital Swiss 5からの復帰となった。スタートから2位を走っていた時もあったが、登りになると後退。
ここは普段のロードレースと同じ感じだろうか? スプリントのパワーだけでは乗り切れないのがバーチャルレースなんでしょうね。
マイケル・マシューズは第2ステージでシュテファン・キュングやフィリッポ・ガンナに続いて3位に入っていた。
今回は、それを上回ることを目標に走ったが。スタートから快調に飛びして終始トップを独走。これは初勝利なるかと思っていたのですが、ラスト2キロで捕まってしまうとは~。
Instagramの動画でもキツカッタと語っている。近くで子供の声が聞こえるのも自宅ならではのことですね。
第2ステージで優勝しているシュテファン・キュング。今回は、Groupama – FDJではなくてスイスナショナルチームからの参戦。
シュテファン・キュングは、スイスナショナルジャージを着て、スイス放送局から参加。
シュテファン・キュングは登りでは8位当たりを走行。マイケル・マシューズのように最初から全開走行はしていない。
ダウンヒルに入ってからのシュテファン・キュングの追い上げはすさまじく、前を走るイーサン・ヘイター(Team INEOS)を抜いて、マイケル・マシューズに迫る。
ラスト2キロでついにマイケル・マシューズを捉えて、ゴールでは逆に46秒の差をつけた。
ここで彼らの体重と身長を比べてみよう。
なんと、二人の体重の差は11kg。どうやら、ここに大きな差がありそうですね。
体重だけが、勝利の要因ではないでしょうけど、何かここにもバーチャルならではの勝利の法則みたいなものを感じてしまいますね。
今回Team INEOSのメンバーは、イギリスチャンピオンのベン・スウィフトにルーク・ロウ、そしてイーサン・ヘイターの3人が出場。
ルーク・ロウは技術的問題で脱落。ベン・スウィフトも上位に食い込めず。変わって頑張ったのがイーサン・ヘイター。
彼はTeam INEOS Alpe du Zwiftレースでも8位に入っており、やはりその実力は本物だった。
今回のレースでも、3位となっておりバーチャルでの実力は凄い。
トラック出身選手でスプリントも強い。21歳ながら、とてつもないパワーを秘めていることは間違いないだろう。
- シュテファン・キュング(Swiss National Team) 0:46:03
- マイケル・マシューズ(Team Sunweb) +6秒
- イーサン・ヘイター(Team INEOS) +43秒
- グレッグ・ファンアーヴェルマート(CCC Team) +57秒
- ミヒャエル・ゴグル(Team NTT) +1分0秒
- シルヴァン・ディリエ(AG2R La Mondiale) +01分42秒
- トビアス・フォス(Team Jumbo-Visma) +1分48秒
- スティーヴン・バセット(Rally Cycling) +1分55秒
- トビアス・ルドヴィグソン(Groupama – FDJ ) +1分57秒
- ネイサン・ファンフーイドンク(CCC Team) +2分0秒
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