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ナイロ・キンタナがチームに8勝目をもたらす またも別次元の速さを披露

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Photo Team Arkéa Samsic twitter
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パリ~ニース最終日に一人別次元の走りをみせてくれたナイロ・キンタナ。

2020年シーズンでは早くも5勝目。そしてチームに8勝目をもたらしチームランキングも現在8位までランクアップしている。

2019年シーズンのチームランキングが27位だったことを考えると凄い躍進だ。

 

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ラスト4キロからのソロアタック

https://tiz-cycling.io/video/paris-nice-2020-stage-7-full-stage/

逃げ続ける先頭集団を追う集団は、最後のコルミアーヌの登りに向けて人数を減らしていく。

ナイロ・キンタナのアシストはコナー・スウィフト。2018年イギリス国内チャンピオンで2019年シーズンはカスタムペイントされたバイクに乗っていた。

個人的には期待している選手で、こうしてワールド・ツアーで活躍する姿を見れるととても嬉しい。

ゴールまで24キロをきってから、BORAのアシストに変わってコナー・スウィフトは先頭固定で引き続ける。

パリ~ニースのTeam Arkéa Samsicのメンバーは以下の8名。

Team Arkéa Samsic
スタートリスト
  • 11 ナイロ・キンタナ
  • 12 ウィネル・アナコナ
  • 13 ウォーレン・バルギル
  • 14 ナセル・ブアニ
  • 15 ダニエル・マクレー
  • 16 ダィエル・キンタナ
  • 17 ディエゴ・ローザ
  • 18 コナー・スウィフト

第1ステージでセカンドエースのウォーレン・バルギルがカーペーサーをしたということでリタイヤ。これはチームにとって痛かった。

 

登りのアシストを期待していた、ディエゴ・ローザも第5ステージでリタイヤ。

ダニエル・マクレーもナセル・ブアニもこのステージでゴールすることなくリタイヤ。アシストとして残っていたのは、弟のダィエル・キンタナとモビスターから一緒にきたウィネル・アナコナだけ。

わずか3人のアシストの中から、コナー・スウィフトを先頭固定で使い24キロから残り18キロまで引かせる。

その後は、残り15キロからウィネル・アナコナに先頭を引かせアタックをかけさせた。

ここまでくると集団の人数はかなり減ることに。

ロマン・バルデがラスト7キロでアタックをかけるが、集団先頭を引くリッチー・ポートによって引き戻されてしまう。

 

ゴールまでの距離が減るが、総合勢に動きはない。リッチー・ポートがニバリのために先頭を引いて走る集団からは誰も飛び出せないのか?

違った、残り4キロをきって強烈なアタックをナイロ・キンタナがかけた!

 

狙いすましたナイロ・キンタナのアタックには誰も反応出来ない。

第6ステージ終了時点で2分38秒遅れていたキンタナは総合には関係ない。だから後ろは総合順位をかけての勝負となり、アタック合戦に終始することになる。

ナイロ・キンタナは飛ぶように走りゴールを駆け抜けた。

この2020年パリ~ニースの終わりコルミアーヌの頂点で攻撃的なスタイルで勝ちたかった。私はやる気があり、一生懸命走った。

チームメイトも同じようにブレークアウェイの後を追い、仕事をしてくれた。3日目に落車してしまい総合優勝の夢はたたれたが、これもスポーツだ。この勝利はすべての人への贈り物。すべての作業に対する報酬だ。

 

ナイロ・キンタナの今シーズンの活躍ぶりは目を見張るものがある。ツール・ド・ラ・プロヴァンスの総合優勝にモン・ヴァントゥへの登りでは過去最速タイムで駆け上がっている。

 

ツール・デュ・オー・ヴァルでも総合優勝。ここでも山頂ゴールでは後続に1分以上の差をつけて勝利している。

 

ここまで、チームはフランス王者のワレン・バルギルもナイロ・キンタナのアシストに徹している。

やはり、ナイロ・キンタナの場合には、レースの中で何人もリーダーがいる体制よりも、一人だけのエース体制としてアシストして貰うほうが力を発揮しやすいのだろう。

レースの中でエースになったりアシストになったりするのは性に合わないのではないかな。

チームも、昨年よりも大きくランキングを上昇させており、ここまでのところ大成功だ。ナイロ・キンタナはこの後、コロンビアの家族の所に帰宅する予定となっている。

 

こちらはステージ7のハイライト

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