グラベルロードレースの人気の高まりにあわせて、2020年シーズンWahooはグラベルロードチームを発足する。
これには、元プロライダーのピーター・ステティーナ(TREK)、イアン・ボスウェル(Team Katusha Alpecin)がメンバーに含まれている。
Wahooグラベルチームのメンバー イアン・ボズウェル
2019年シーズンの終わりまでカチューシャ・アルペシンのライダーだった、イアン・ボズウェル。
彼は、昨年3月のTirreno-Adriatico (2.UWT)での落車以降レースをしていない。脳震盪の後遺症のために練習もレースも出来る状態ではなかった。
チームスカイに5年在籍したボズウェルは再びハードなトレーニングが出来る身体でないことを気付いていた。
イアン・ボズウェルはInstagramの投稿で、
私の人生の過去15年間、私は滑らかで狭い道を歩んできました。子供時代の夢は私の人生になり、私のアイドルとヒーローは私の友達になってました。
今は何か新しい時です。変化と新しい挑戦の時です。この移行を促した多くの理由があります。3月の脳震盪以来、ワールドツアーの激しさは私にとって安全な場所とは思えません。
私は尊敬しているブランドと協力したいと思っています。私のバーモント州の家には、利用しきれないほど良い砂利がたくさんあります。
Wahooは、イアン・ボズウェルをフルタイムの従業員として採用し、砂利と耐久性のあるマウンテンバイクカレンダーでレースをするトレーニングを行っている。
Wahoo Frontiersキャンペーンの一環として、彼はポッドキャストとビデオを制作し、彼のキャリアの次のステップを文書化している。
イアン・ボズウェルはまだ28歳であり、脳震盪の後遺症さえ治れば全く問題なく走れるようなのでグラベルロードでの活躍が期待出来る。
ピーター・ステティーナ
Trek–Segafredoのピーター・ステティーナも、WorldTourロードレースから離れて、グラベルレースと超耐久マウンテンバイクでのキャリアを開始する。
引退ではなく移行だと語っていたピーター・ステティーナのスポンサーはWahooだったのだ。
彼も現役バリバリのロードレーサーでもあり、実力的にはトップレベルのグラベルレーサーだ。本格的にグラベルを専門とすれば更に強くなることは間違いない。
メンバーには、ダーティカンザの優勝者であるアミティー・ロックウェルとコリン・ストリックランド、トライアスリートのヘザー・ジャクソンも含まれている。
グラベルレースには、誰もが参加することが出来、同じコース、同じ条件でプロの隣に並ぶことの出来る場所だ。
彼らのようなトッププロが参加することで更に盛り上がっていくはずだ。
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