ゲラント・トーマスは来年は、ジロ・デ・イタリアを狙いクラシックに数年目標を定めると言っていたはず。
なんと、それが来年は一転してツール・ド・フランスに出場したいと言い出したのだ。
ジロやブエルタのリーダーだと100%の気持ちになれないと言うのだろうか?
ツール・ド・フランスへの思い
🚵♂️ Geraint Thomas fought to defend his 2018 Tour de France title in what would become one of the most dramatic races of the last 30 years.
🆕 Geraint Thomas: #TheRoadwillDecide
📺Tomorrow 9pm BBC One Wales & @BBCiPlayer pic.twitter.com/VzJ7xTV3rq— BBC Wales 🏴 (@BBCWales) December 18, 2019
ツイートによると12月18日夜に、ゲラント・トーマスはBBC Wales でツール・ド・フランスへの思いを語るようだ。
ガーディアンのレポートによると、ゲラント・トーマスは2020年にツール・ド・フランスをターゲットにしようとしていることを明らかにした。
2018年のツール・ド・フランスの優勝者は、彼のレーススケジュールはまだ確認されてないが、6月27日にニースでスタートするフランスグランドツアーに参加したいと考えているようだ。
ゲラント・トーマスはツール・ド・フランスでクリス・フルームのサポートライダーとして多くのシーズンを過ごしたことについて、正直にフラストレーションが溜まったと語っている。
それは、人として当然の思いだろう。だが、チームにより良いライダーがいる時には、チームとしてアシストに回らないといけない。それがチームスボーツだ。
二人の特別な男
チームには特別な二人の男がいる。
クリス・フルームは、同世代の最高のグランドツアーライダーであり、エガン・ベルナルは22歳でツールを獲得した。
特にベルナルは今後10年以上に渡ってトップレベルを維持していく未来が見えている。
トーマスは、2019年のツール・ド・フランスではリードに自信を持っており、2年連続タイトルを獲得できなかったことに失望したと語った。
とくに、氷で短縮された第19ステージ。これについてGもモヤモヤ感が募っているようだ。
ゲラント・トーマスのアタックで、始まったが結局エガン・ベルナルがカウンターアタックをかけて逃げ切り体勢は築いていた。
完璧な決着でなかったことは、誰が見てもあきらかではある。
残念な気持ちを持つのも理解できるというものだ。
トーマスがジロ・デ・イタリアまたはブエルタ・ア・エスパーニャでチームイネオスの唯一のチーム・リーダーとしてレースする機会は来シーズンあるかもしれない。
だが、彼は来年イタリアまたはスペインのグランドツアーでレースをする可能性は低いと述べた。
チームでのポジションを評価する必要がある。リーダーになりモチベーションが95%になるだけでGiroに行く意味はない。
オールインする必要がある。ジロも走りたいがツールを走るのが100%になる方法だ。
とトーマスは語っている。
彼の場合、気持ちと身体が100%の状態でないと力を発揮出来ないタイプだ。
チームからツール出場の許可が出て初めて100%の気持ちでツール・ド・フランスに出場することが出来るようになるだろう。
だが、そうなるとツールには3人のリーダーが出現することになるかもしれない。あくまでもフルームが100%最高の状態で復帰できたらの条件がつくけれども。
コメント
個人的には、登れるベルナルこそ、ジロのリーダーをやるべきなんじゃないかと思ってしまう。勿論トーマスやフルームも登れるけれども、それ以上に。
コメントありがとうございます!
確かに、世界一の登坂力を持つベルナルならばジロでも勝てるでしょう。TTの長さが少し気になりますけど、ベルナルはTT能力も上がってますしね。ベルナルが出るならばリチャル・カラパスはリザーブでしょうね。
記事では書けなかったですが、フルームがツールに戻ってくる確証はないので、気持ちと身体を作るのに100%をかけないといけないトーマスの場合、シーズン前に決めておく必要があるからツールへの出場も言い出したのでしょうね。
3か月前とかに、ツール出場と言われても間に合わないし。
2019年のツールでの2位は相当悔しかったでしょうしね。今はキャンプで来シーズンのグランツールリーダーを決めているでしょうから、楽しみですね!