XDS Astana Teamからチームリーダーとしての誘いを受けていたジュリオ・ペリツァーリ。
しかし、22歳のイタリア人クライマーは移籍を選ばず、Red Bull – BORA – hansgroheで走り続けることを決めた。代理人のアレックス・カレラが、その背景を明かしている。
XDS Astanaがペリツァーリの獲得に関心
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ジュリオ・ペリツァーリは、XDS Astana Teamからの関心を受けていた。
チームのGMアレクサンドル・ヴィノクロフは、22歳のイタリア人クライマーを高く評価しており、獲得を望んでいたという。
XDS Astanaは近年、総合系ライダーの補強を必要としている。
- セルジオ・イギータ Caja Rural – Seguros RGA
- クリスティアン・ロドリゲス Bahrain Victorious
- クレモン・シャンプッサン Netcompany INEOS
- アロルド・テハダ Netcompany INEOS
彼らがチームを離れたこともあり、グランツールで総合上位を狙える新たなリーダー候補を探していた。
その有力候補として名前が挙がったのがジュリオ・ペリツァーリだった。
代理人のアレックス・カレラはイタリアのテレビ番組『Radiocorsa』で、ヴィノクロフがペリツァーリを非常に高く評価していることを認めた。
ヴィノクロフはかつて同じイタリア人のヴィンチェンツォ・ニバリとも関係を築いており、イタリア人選手への関心は強い。
しかし、ペリツァーリ本人に移籍の意思はなかった。
ペリツァーリはRed Bull残留を決断
カレラは、ペリツァーリがRed Bull – BORA – hansgroheとの契約を尊重する考えであることを明らかにした。
「ジュリオには2029年末までの長期契約があり、本人はRed Bullで非常に満足している。彼は契約を尊重する人間であり、その契約を全うするだろう」
代理人のコメントからは、ペリツァーリが現在のチームに強い信頼を寄せていることがうかがえる。
Red Bullにはレムコ・エヴェネプール、フロリアン・リポヴィッツ、ジャイ・ヒンドレーら、グランツール総合優勝を狙える選手がそろっている。
2027年はプリモッシュ・ログリッチの退団もあり、ペリツァーリにとってチーム内での役割をさらに大きくする機会となる。
XDS Astanaであればチームの絶対的リーダーとして走る道もあったかもしれない。しかし、ペリツァーリは強力な選手たちと競い合えるRed Bullに残り、さらなる成長を目指すことを選んだ。
2026年は浮き沈みも、確かな成長を示す
ジュリオ・ペリツァーリは2025年にRed Bullへ加入。
すると、2025 ジロ・デ・イタリアと2025 ブエルタ・ア・エスパーニャで総合6位に入った。
ブエルタでは区間優勝も挙げ、グランツールで戦える若手クライマーとして評価を高めた。
2026年も春先から好調で、ティレーノ~アドリアティコ総合3位、ツアー・オブ・ジ・アルプスでは総合優勝と区間2勝を記録。ジロ・デ・イタリアではヨナス・ヴィンゲゴーに対抗する存在として期待された。
しかし、ジロでは体調不良に見舞われ、第3週に本来の力を発揮できなかった。
その後ブエルタへの出場も見送り、シーズン後半に改めて勝利を重ねた。ブエルタ・ア・ブルゴス第5ステージで勝利し総合4位。
ドイツツアー第3ステージでも勝利。
2026 ジロ・デッラ・トスカーナでも勝利。今シーズンの6勝目を挙げている。
カレラは2026年を振り返り、浮き沈みのあるシーズンだったものの、ペリツァーリが本物の才能を持つことを証明したと評価している。
「失敗から学び、成長するものだ。ジロでは体調を崩し、第3週にはそれまでの状態を取り戻せなかった」
また、22歳という年齢を考えれば、こうした経験を今のうちに積むことは将来に向けて意味があるとの見方を示した。
2027年のジロでは総合優勝争いに挑戦か

Image generated by Midjourney
ペリツァーリの2027年のレースプログラムは、まだ正式には明らかになっていない。ただし、再びジロ・デ・イタリアに出場する可能性が高いとみられている。
カレラは、ペリツァーリがジロに出場するのであれば、強豪選手たちと正面から戦うためだと語っている。
「来年は特別なことを期待できる。彼が出場するなら、偉大なライバルたちと戦うためだ」
2026年はジロでの体調不良によって期待された結果を残せなかったが、春のツアー・オブ・ジ・アルプスで示した登坂力は確かなものだった。
XDS Astanaからの誘いを断り、Red Bullでの挑戦を続けるペリツァーリ。2027年はグランツール総合優勝候補への成長を示す重要なシーズンとなりそうだ。








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