パラサイクリングの世界で輝かしい実績を残してきたフランスのハイディ・ゴーガンが、ロードレースのプロ選手として新たな一歩を踏み出す。
2024年パリ・パラリンピックでは、トラック競技とロード競技で3つの銀メダルを獲得。パラサイクリストとして世界トップクラスの実力を持つ彼女が、2027年シーズンからプロチームの一員として健常者の選手たちと競い合うことになった。
さらに、ゴーガンは競技以外でも注目を集めている。フランスを代表するラグジュアリーブランド、シャネルの取り組みに選ばれたことでも話題となった。
パラサイクリングで実績を積み上げてきた21歳の彼女は、なぜプロロードレースへの挑戦を決断したのか。そして、次に見据える大舞台とは。
ハイディ・ゴーガンがMayenne Monbana My Pieとプロ契約
Bienvenue à Heïdi Gaugain 🤝 Nous sommes heureux d’accueillir une nouvelle mayennaise chez Mayenne Monbana My Pie 🤩 Elle sera, dès 2027, la 1ère paracycliste à intégrer le cyclisme professionnel. #MayenneProCycling #MayenneMonbanaMyPie #CyclismeFéminin #ParaCyclisme #Mayenne https://t.co/264lZXPlWf
— Mayenne Pro Cycling (@MayenneCycling) September 4, 2026
加入先はフランスのMayenne Monbana My Pie。2027年と2028年の2シーズンにわたる契約となる。
パラサイクリストが健常者の選手とともに走るプロロードチームに加入するという、ロードレース界にとっても歴史的な出来事だ。
ゴーガンは2025年シーズンにBreizh Ladiesでロードレースを走り、パラサイクリングだけでなく、健常者の選手が参加するレースでも経験を積んできた。
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2026 フランス選手権U23個人タイムトライヤルでは2位なのだ。
2027年からは、プロチームの一員として年間を通じたロードレースのプログラムに取り組むことになる。
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彼女は生まれつき左前腕がないという身体的特徴を持ち、パラサイクリングではC5カテゴリーで活躍してきた。
しかし、その競技歴はパラサイクリングだけにとどまらない。ジュニア時代から健常者の選手と競い合い、ロードとトラックの両方で経験を積んできた選手だ。
チームのジャン=クリストフ・バルボタン監督は、ゴーガンをほかの選手と対等なアスリートとして評価し、国際レベルでも実力を発揮できると期待を寄せている。
今回の契約は、単なる話題性を狙ったものではない。これまで積み上げてきた競技実績を背景に、プロのロードレースで新たな可能性を探るための挑戦といえる。
シャネルの「Coco Chanel League」にも選出
ゴーガンが注目を集めるのは、競技面だけではない。
2026年3月には、シャネルが展開する「Coco Chanel League」の参加アスリートにも選ばれた。
このプログラムは、スポーツ、自己表現、自信といったテーマを結びつけ、国際的に活躍する女性アスリートを支援する取り組みだ。第1期にはゴーガンを含む7人の女性アスリートが参加している。
ゴーガンは、このプログラムに選ばれた唯一の障害のあるアスリートとして紹介された。
パラリンピックでのメダル獲得に加え、競技の枠を越えて存在感を示す彼女の歩みは、パラサイクリングそのものへの注目を高めるきっかけにもなりそうだ。
競技者としての実績と、アスリートとしての発信力。その両面で、彼女は新しい道を切り開いている。



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