ロードバイクの情報を発信しています!

2026 ツール・ド・フランス第14ステージ ポール・セイシャスは戦術変更で静かに躍進

Image generated by Midjourney 海外情報
この記事は約4分で読めます。

ツール・ド・フランス第14ステージ、19歳の若き才能ポール・セイシャス(Decathlon AG2R La Mondiale Team)が強烈な輝きを放った。

大会前半は比較的目立たない走りを続けていた彼だが、この日はチームを前線へと押し出し、見事にマイヨ・ブラン(新人賞ジャージ)を獲得した。

 

スポンサーリンク

攻撃的なスタイルから一転、冷静なペース配分が

 

私が一番しびれたシーンは単独2位でタデイ・ポガチャルを追走するヨナス・ヴィンゲゴーにポール・セイシャスが追い付いた時だ。ついに世界のトップ2に肉薄するクライミング能力を見せつけられた瞬間だった。

これは本当に凄いことだ。19歳の若者ができる走りではない。

これまでのポール・セイシャスといえば、果敢にアタックを仕掛ける攻撃的なスタイルが持ち味だった。しかし今大会では、スポーツディレクターのルーク・ロウからの「少しペースを落とす必要がある」というアドバイスを受け入れ、これまでとは違う冷静な戦術を採用している。

それが、ポール・セイシャスがこれまで目立たなかった理由の一つだ。

この第14ステージの厳しい登りでも、彼は自身のペースを見失わなかった。タデイ・ポガチャルの強力なアタックが繰り出された後、ポール・セイシャスはじわじわとヨナス・ヴィンゲゴーに肉薄。かなり離れていたのに~。

最後はアイザック・デルトロに敗れたものの、堂々のステージ3位でフィニッシュした。

チームメイトのティシュ・ベノートが期待以上のペースメイクで彼を引き上げたことも大きな支えとなった。

この走りでフアン・アユソからマイヨ・ブランを引き継ぎ、総合順位も6位から4位へと大躍進。

バーチャルポディウムとなる総合3位のレムコ・エヴェネプールまで、わずか15秒差に迫っている。新たな戦術を武器にツールで存在感を示す19歳は、プレッシャーを感じることなく夢の舞台を楽しんでいる。

 

プレッシャーは全くない

 

マイヨ・ブランを獲得して表彰台に上がりましたが、今の率直なお気持ちを聞かせてください。

本当にクレイジーだ。言葉では言い表せないよ。ずっと夢見てきたことだけれど、今こうして夢の中で生きているような気分だ。ここにいられることが嬉しいし、これはチームのハードワークに対するご褒美だ。

 

最後の登りでは見事な走りでした。どのようなことを考えながら走っていたのですか?

自分を良いポジションに置き、僕が望む理想的なペースを作ってくれたチームのみんなに感謝している。精神的に強くあらねばならない中で、自分の力をうまくコントロールできた。手応えも良かったし、明日からのステージが本当に楽しみだ。

 

途中でフローリアン・リポウィッツ選手のペースアップに追従せず、自分のペースを守る場面もありましたね?

自分のペースを管理したかったからだ。選手によって登りのタイプが違う。最初は彼について行ったけれど、僕のペースの刻み方とは違った。

自分のペースを守る戦術を選んだことで、結果的に彼からタイムを奪えたし、この選択は良かったと思う。正直、彼が何をしようとしていたのかわからない。

 

2週間を終えても好調を維持しています。プレッシャーは感じていますか?

プレッシャーは全くない。最大の目標は、最初から最後までコンディションを維持することだった。

今日、2週間のレースを経ても自分がまだやれると証明できたことは本当に嬉しい。ここから連続する山岳ステージをどう乗り越えるかが、大きなテストになる。

 

ポール・セイシャスは、ここ2週間静かな走りでコンデションを維持。ついに第14ステージでチームを前面に押し出し戦う姿勢をみせた。ここからだ。

続く、第15ステージでの走りが注目される。最後の超級山岳プラトー・ド・ソレゾンで、真価が問われることになりそうだ。

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました