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昏睡状態だったUAE Team Emirates – XRGのフィリッポ・バロンチーニは?

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UnsplashEmma Simpsonが撮影した写真
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2025 ツール・ド・ポローニュ第3ステージで落車して昏睡状態となっていたUAE Team Emirates – XRGのフィリッポ・バロンチーニ。

 

8月6日の事故だったけれど、嬉しいお知らせが。

 

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2か月で元気に

 

ツール・ド・ポローニュでの大クラッシュで重傷を負い、一時は人工的昏睡状態に置かれていたUAE Team Emirates – XRGのフィリッポ・バロンチーニ。

バロンチーニがクラッシュしたのは、第3ステージ。壁に激しく衝突し、頸椎と鎖骨の骨折に加え、顔面にも複数の骨折を負うという、まさに命に関わる大怪我だった。

これを見た選手は顔面がつぶれていたために、かなりの衝撃を受けていた。

重篤な状態のため、彼は治療のためにすぐにイタリアのミラノの病院へ搬送。 顔面の修復手術は11時間にも及ぶ大手術。医療スタッフの尽力により、奇跡的に眼球への損傷は数ミリで避けられたとのこと。

この事故について、彼は後に「生きているのは奇跡だ」と語っている。

絶望的な状況から、バロンチーニは驚異的な回復力を示した。事故から約2週間後に人工的昏睡から覚醒。 事故から約1ヶ月後には病院を退院し、チームとも契約を延長。彼の復帰への強い決意が示された。

そして今回、チームメイトがSNSに投稿した写真には、ドバイでのトレーニングキャンプにバロンチーニが参加し、他の選手たちと共に力強くペダルを漕ぐ姿が映し出されていた。

 

 

フィリッポ・バロンチーニのコメント

最高のレベルに戻るためには、適切なペースで回復する必要があることはわかっている。口と顎には注意を払わなければならない。

たくさんの筋肉と体重を失ったたが、前を向かなければならないし、前を向きたい。大きな形でカムバックしたい。

 

25歳のバロンチーニは、2021世界選手権U23世界チャンピオンであり、才能は折り紙。

 

今回の復帰は、単に彼の身体が回復したというだけでなく、精神的な強さとプロアスリートとしての揺るぎない決意の証明となる。

しかし、退院からわずか1か月でキャンプに参加できるまで回復するというは驚異的だ。プロアスリートは休んでいる時には凄まじい回復力を見せるというけれど、今回もそうだったのだろう。

2025 バロワーズ・ベルギーツアー総合優勝でキャリア2勝目をあげており、完全復帰して更なる勝利を期待できそうだ。

 

 

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