XDS Astana Teamのマッティオ・マルチェリに続いて、Uno-X Mobilityのアレクサンダー・クリストフまで落車でリタイヤ。
特にアレクサンダー・クリストフは現役最後のレースをリタイヤで終えることになってしまった。これは非常に残念な出来事だった。
さて、長かったランカウェイも最終日。だが、総合では6秒差で3人が並んでいる。

Tiz-cycling ストリーミング スクリーンショット以下同様
- ジョリス・デルボーヴ TotalEnergies
- ヤニス・ヴォワサール Tudor Pro Cycling Team +6秒
- アンダース・ハラン・ヨハネセン Uno-X Mobility +6秒
- アドリアン・メール Unibet Tietema Rockets +6秒
XDS Astana Teamのニコラス・ヴィノクロフも11秒差だ。ゴール前の山岳で攻撃があるのは間違いない。
第8ステージ タンカック~クアラルンプール 180.2km

コースプロフィール photo letourdelangkawi
距離は180kmでおおむね平坦。二つの山岳は短い。だけど、二つ連続しているので総攻撃をすれば順位がかわる可能性は多いにある。TotalEnergiesのジョリス・デルボーヴはリーダージャージを守れるか。
- スプリントポイント Alor Gajah
- スプリントポイント Seremban
- 3級山岳 Setul (1 km・4.8%)
- スプリントポイント Semenyih
- 2級山岳 Bukit Hantu (2.4 km・7.3%)
- 2級山岳 Ampang Look Out Point (4.2 km・4.2%)
スタート
昨日落車してリタイヤとなったアレクサンダー・クリストフを送るセレモニー。今日走れるならばバイクだったのだろうけど。
これは流石にバイクに乗ってやって貰いたかったでしょうね。落車原因などは別記事にて。
スタート前。
オフィシャルスタート。
何度かチャレンジはあったけれど、逃げは出来ていない。スプリントのボーナスタイムで総合が決まるかもしれないので各チーム共に慎重。
スプリントポイント Alor Gajah
スプリントポイントを通過。
Equipo Kern Pharmaが逃げたがっている。
4人の逃げ
4人が逃げに成功。
- オリバー・ピース (Development Team Picnic PostNL)
- マルク・ブルステンガ (Equipo Kern Pharma)
- ニル・ヒメノ (Equipo Kern Pharma)
- González Roberto Carlos (Team Solution Tech – Vini Fantini)
3級山岳 Setul (1 km・4.8%)
先頭が3級山岳を通過。
スプリントポイント Semenyih
3回目のスプリントポイントを通過。
残り63.4kmで4分10秒と開いた。集団はTotalEnergies、XDS Astana Teamが引いている。
2級山岳 Bukit Hantu (2.4 km・7.3%)
先頭は二人となった。
- オリバー・ピース (Development Team Picnic PostNL)
- ニル・ヒメノ (Equipo Kern Pharma)
Equipo Kern Pharmaのニル・ヒメノが先頭で通過。
2級山岳 Ampang Look Out Point (4.2 km・4.2%)
先頭はEquipo Kern Pharmaのニル・ヒメノが単独で越えた。
ニル・ヒメノ単独で、残り9.6kmに。
残り5.1kmで10秒差。
残り3.6kmで15秒差に。
残り2.3kmで追走がきた。
- ニル・ヒメノ Equipo Kern Pharma
- アーロン・ゲイト XDS Astana Team
- アイヴァラス・ミクティス Tudor Pro Cycling Team
残り1.4km。8秒差。
残り900mで8秒差のまま。追いつくつもりはないのか。XDS Astana TeamとTudor Pro Cycling Teamは引くつもりはない。
あれ、残り500mで集団はこない。
ニトアニア王者のアイヴァラス・ミクティスが先行する。
だが、アーロン・ゲイトが抜いた。
アーロン・ゲイトは、すでに5mのリード。
アーロン・ゲイトは勝利を確信。
アーロン・ゲイトは今シーズンの4勝目。XDS Astana Teamはマッティオ・マルチェリがリタイヤとなったけれど、最後に勝利。
そしてニコラス・ヴィノクロフは総合4位とキャリアで最高の総合順位を獲得している。総合優勝はTotalEnergiesのジョリス・デルボーヴが守っている。キャリア3勝目だ。
リザルト
優勝したXDS Astana Teamのアーロン・ゲイト
ツール・ド・ランカウイを締めくくる素晴らしいレースだった。このステージのスタート前の主な目標は、ニコラス・ヴィノクロフを総合順位で表彰台に乗せることだった。
フィナーレでは一緒にアタックするつもりだったが、予想以上に厳しい上りでエネルギーを使わなければならなかった。頂上まであと1キロのところで、わずかなギャップを作ろうとアタックしたが、ペースが速すぎて差をつけるのは難しかった。
残り4kmの時点で、ステージ優勝を狙える状況になった。集団は小さく、ペースは落ち、序盤の逃げ集団から前に1人残っていた。絶好のチャンスだと思い、それを狙った。Tudor Pro Cycling Teamの選手が僕の後についてきて、残り1kmでカウンターアタックを仕掛けてきた。
正直なところ、ここで勝ちたかったので、チャンスを得て、それを最大限に生かすことができてうれしい。
第8ステージ リザルト
総合
ポイント賞
山岳賞
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