ヴィンチェンツォ・ニバリは、これまでイル・ロンバルディアで2回優勝している。
当然、3回目の優勝に向けて母国イタリアでの期待は高まっていたのは当然。
だが、ニバリはゴールまで17キロと迫っていたチヴィリオの登りで遅れてしまう。
残念ながら、ニバリが集団に復帰することはなく大きく順位を落としてゴールに向かった。
遅れた理由は?
🇮🇹 #ILombardia
🦈 @vincenzonibali wasn’t in perfect shape and couldn’t fight with the top riders for a third victory at @Il_Lombardia #RideAsOne
📸 @bettiniphoto pic.twitter.com/o2zSXTmnqr
— Team Bahrain Merida (@Bahrain_Merida) October 12, 2019
ヴィンチェンツォ・ニバリは、前走者がおとしたボトルを踏んでしまう。
こけそうになるが、歩道にぶつかるようにして落車を回避。すぐに踏み込むがすでに集団後ろに位置していたニバリは、ペースアップについていけない。
結局、バウケ・モレマから6分2秒遅れの55位でゴールしてしまうことに。
ニバリはゴール後に
世界選手権のマチュー・ファンデルプールのように明かりが消えた。
他のライダーの手から滑り落ちたボトルにぶつかってしまった。誤ってロットのライダーにぶつかり、歩道の近くまで行ってしまったしね。
その後、いくつかのけいれんがあったが、言い訳はない。真実は私のエネルギーがなくなったということだ。
なんと、ニバリは足がけいれんしていたようで、すでにエネルギー切れだった模様。
ニバリは、世界選手権も疲労のために欠場している。
すでに、トップコンデションでないことは本人も知っていた。
だが、イタリア国民全体が期待しており注目されているからにはシーズン最後のイタリアのクラシックを欠場する訳には、いかなかったのだ。
イル・ロンバルディアは、バーレーン・メリダとの3年間の在籍期間の最後のレースだったのでなおさらだ。
バーレーン・メリダでは、グランドツアーで3回の表彰台を獲得。2018年にはミラノ~サンレモで独走勝利。
来シーズンは、トレックにチームを切り替える。今回優勝したバウケ・モレマ、リッチー・ポート、そして世界選手権を獲得したマッズ・ピーダスンに加わる。
来シーズンの目標は?
来シーズンのヴィンチェンツォ・ニバリの目標は、2020東京オリンピックとスイスでの世界選手権だ。
その以外のレースについては、この冬に決定される。ニバリとトレックとの最初のランデブーは10月下旬のチームミーティング。その後、母国イタリアのシチリアで12月にトレーニングキャンプを行う。
ニバリは1月のツアー・ダウン・アンダーまたはヴエルタ・ア・サン・フアンでの2020年の早いスタートをすでに除外する予定。
オリンピックの金メダルを獲得したいというニバリの願望を考えると、彼のグランドツアーの目標は、2020年のツール・ド・フランスではなく、ジロ・デ・イタリアに集中するようだ。
これならば、ツール・ド・フランスが終わって、あわてて東京に向かわなくて良いし疲れもないだろう。
2020ツール・ド・フランスのルートは10月15日にパリで発表され、ジロ・デ・イタリアルートは10月24日にミラノで発表される。
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