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ENVEからタデイ・ポガチャルの要望で作られ軽量化されたENVE SES 4.5 Pro

機材情報
Photo credit: Glory Cycles on VisualHunt
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タデイ・ポガチャルに新たな武器が加わった。

2025 ツール・ド・フランスの開幕に間に合うようにENVEは新形のENVE SES 4.5 Proをリリース。

タデイ・ポガチャルは、山岳でも軽量なエアロホイールを望んでいた。今回のENVE SES 4.5 Proはフックレスではなくミニフックがついている。

更にリム内部幅はSES 4.5の25mmから23.5mmと狭くなっている。これはタイヤとリムの互換性に関する国際基準を順守する指令を念頭に置いており、内部と外部のリム幅を28mmタイヤの推奨事項を満たす仕様としている。

以下のようにギア制限が導入されるとタイヤの幅・周長も関係してくることも考えているのかもしれない。

 

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ENVE SES 4.5 Pro

 
 
 
 
 
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PROの名は、世界のトップレーサーとの直接協力によって開発された製品であることを意味し、レースで勝利するパフォーマンスを発揮するために設計・製造された、イノベーションの頂点を示すものである。

SES 4.5 PROは、SES Aero Proワンピースハンドルバーに次いで、ロードシリーズで2番目にこの指定を受けた製品となる。

 

ワールドツアー・ロードレースでは、エアロダイナミクス、重量の最適化、運営組織への準拠のバランスが非常に重要。 SES 4.5 PROは、プロレーサーのニーズに重点を置き、運営組織の装備規定に準拠している。

コースの要件にもよるが、路面コンディションがスムーズで軽量化が優先される場合、ライダーはしばしば28mmタイヤを選択する。

SES 4.5は現在、ライダーが30mmタイヤと組み合わせることが多いラインであるため、ENVEはこの機会を利用して、万能ホイールではなく、ワールドツアーのスピードでクライミングするための洗練されたエアロ・クライミング用ホイールセットを開発した。

つまり必要に応じて28mmタイヤと30mmタイヤを選択できるのだ。

重量はSES 4.5の1,450gから1,295gと155gも軽量化されている。ミニフックとなったリムも50gも軽量化。さらに新型のInnerDrive Proハブも軽量化されている。

それでいてリムハイトはフロント49mmとリア55mmもある。これで山岳の登りも速いけれど、下りはもっと速くなる。タデイ・ポガチャルの新たな強力な武器となる。

 

ENVE SES 4.5 Pro Spec

 
 
 
 
 
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  • リムの高さが1mm低下、フロントは49mm、リアは55mm
  • リム内部幅が25mmから23.5mmに
  • ETRTOが28mmタイヤに対応
  • ミニフックのデザインは、パンクや衝撃から保護する幅広のビードを確保
  • チューブレスレディと低い転がり抵抗を維持
  • タイヤビードが収まる内側の幅は24.5mmのまま
  • リムあたり50g軽量化
  • スポーク :  Alpina Ultralite Aero R5 with TCX 2/1.5/2
  • ニップル :  Alpina Nylock Alloy ロック式合金ニップル
  • セラミックベアリングを備えた、軽量かつ高剛性の新型InnerDrive Proハブセット
  • ハブセットの総重量 281g:リア 194g、フロント 87g
  • Enve Proハイブリッドセラミックベアリング、ステンレススチールレース、グレード5セラミックボール、非接触インナーシール、低接触アウターシール
  • 空力性能の風洞実験データの公開済み
  • ホイールセットの重量 : 1,295g
  • 価格 : フロント1,700ドル(約24万円)、リア2.050ドル(約29万円)

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