アイザック・デルトロの最後のスパートを一緒に逃げていたロマン・バルデは「犯罪者のようにコーナーを曲がった。」というほど鋭い抜け出しをみせた。
まさにアイザック・デルトロの真骨頂がみられた鮮やかなスパートだった。わずか5mで二人は諦めざるを得ないほどのリードを築く。
無謀と思えたマリアローザのアタックを自らの足で勝利に導いている。
記録ずくめの勝利
📊🏆💗 Youngest Giro d’Italia stage winners in pink jersey / leading GC going into stage | #Giro
1930 | 21y 026d | 🇮🇹 Luigi Marchisio
2025 | 21y 182d | 🇲🇽 Isaac del Toro📷 Giro pic.twitter.com/cfQwhB2B6D
— ammattipyöräily (@ammattipyoraily) May 28, 2025
UAE Team Emiratesの投稿によると、アイザック・デルトロは今世紀のマリアローザで最年少のステージ優勝だとある。
21歳と182日でアイザック・デルトロはジロ・デ・イタリアのステージ優勝を飾った。これより若いのは1930年のルイジ・マルキージオの21歳と26日だ。
The youngest stage winner in the Maglia Rosa this century 🇮🇹 #GirodItalia
The first Mexican stage winner in 23 years 🇲🇽
The youngest rider to hold the pink jersey for at least nine days since Fausto Coppi in 1940 👚
Keep making history, Torito 🐂🩷 #WeAreUAE pic.twitter.com/zTDEJSgiVp
— @UAE-TeamEmirates (@TeamEmiratesUAE) May 28, 2025
そして、23年振りにメキシコ人がジロ・デ・イタリアのステージ優勝となっている。
これは、23年前の2002 ジロ・デ・イタリア第13ステージと16ステージでフリオ・アルベルト・ペレス・クアピオが勝利して以来の出来事。
フリオ・アルベルト・ペレス・クアピオは、2002年のジロ山岳賞も獲得している。
さらに、1940年のファウスト・コッピ以来、9日間以上マリアローザを着用した最年少ライダーともなっている。ファウスト・コッピは1940 ジロ・デ・イタリアで第11ステージからマリアローザを着用。最終的に初めてのジロ総合優勝している。ファウスト・コッピはジロを5回制覇している。
ジロ・デ・イタリア第18ステージは、スプリンターステージとなるのでアイザック・デルトロのマリアローザはさらに一日伸びるのは間違いないだろう。もし、ゴールでも着用していたら10日間連続となるので、ファウスト・コッピにも並ぶことになる。
アイザック・デルトロは、歴史を作りはじめた男だ。
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