2025チャレンジマヨルカ トロフェオ セラ・デ・トラムンタナ　最後の登りを制したのは?

チャレンジマヨルカの3日目。

トロフェオ セラ・デ・トラムンタナTrofeo Serra Tramuntana(1.1) 

チャレンジマヨルカはワンデーレースの集まり。毎回出場メンバーは変わる。

1. 1月29日　トロフェオ カルビア
2. 1月30日　トロフェオ  セス・サリーナス
   
3. 1月31日　トロフェオ セラ・デ・トラムンタナ
4. 2月01日　トロフェオ アンドラッチ
5. 2月02日　トロフェオ パルマ

 

リュク～セルバ  151.3km

 

マヨルカ チャレンジ 3日目は、島の北半分にあるトラムンタナで行われる。

マヨルカ島で最も長い上りのプイグ マジョールの登りがある。最も厳しい部分では 11% 以上の急勾配。頂上は海抜868mで、その後ゴールまでは距離がある。

2年前はプイグ マジョールの登りゴールだったけれど、今回は逃げ切りは難しいのでは。

 

1. スプリントポイント　Alcúdia
2. スプリントポイント　Lloseta
3. 2級山岳　Coll de sa Batalla  8.7km・5%
4. 2級山岳　プイグ マジョール  8.3 km・4.2%
   
5. 2級山岳　Coll de Sóller 7.7 km・5.6%
6. スプリントポイント　Santa Maria
7. スプリントポイント　Lloseta
8. 3級山岳　Pl. Major de Selva 　0.4 km・9%

 

スタート

前日のトロフェオ  セス・サリーナスを制したUAE Team Emirates XRGのヤン・クリステン。注目の的だ。

 

 

UAE Team Emirates – XRGのアントニオ・モルガドも厳しいスプリントならば勝利が狙える。

 

今日はあいにくの天候。傘を差して待つ選手も。

 

ニュートラルスタート。

 

オフィシャルスタート。

 

2級山岳　プイグ マジョール  8.3 km・4.2%

逃げが出来ないままブイグマジョールに。ここでも集団のまま通過。

 

集団のまま頂上も越えた。

 

冬用ジャージを着られると、どのチームなのか分かりにくい。

 

残り50.9km。雨の下りなので慎重にいかないといけない。

 

2級山岳　Coll de Sóller 7.7 km・5.6%

下るとすぐに登りに。

 

もう先頭集団は14人しかいない。

 

UAE Team Emirates – XRGのヤン・クリステンが攻める。

 

ヤン・クリステンが捕まると、今度はアントニオ・モルガド!

 

UAE Team Emirates – XRGは、若い二人が波状攻撃だ。しかし、アントニオ・モルガドは登りもいけるのか～。

 

昨日と逆で、今度はヤン・クリステンが抑えにはいる。Tudor Pro Cycling Teamのマルク・ヒルシもいる。

 

アントニオ・モルガドにXDS Astana Teamに移籍したディエゴ・ウリッシが追いついた。

 

2人は17秒差となる。このタイム差では逃げ切れない。

 

アントニオ・モルガド先頭で2級山岳をクリアー。

 

ワンカーブの差なので、下りで追いつかれるかも。

 

アントニオ・モルガドは下りもガンガンで、ディエゴ・ウリッシを引き離してしまった。

 

下りでQ36.5 Pro Cycling Teamのファビオ・クリステンが落車。

 

追走は、ディエゴ・ウリッシに追い付いて5人。マルク・ヒルシもしっかりと入っている。

 

雨が降り出した中、アントニオ・モルガドは残り26.5kmで25秒差。流石に追いつかれると足を使っているので決勝に残るのは難しくなりそう。

 

ディエゴ・ウリッシは、レインブレーカーを脱いでサポートカーを呼んでいる。

1. マルク・ヒルシ　Tudor Pro Cycling Team
2. マーカス・ホエルガード　Uno-X Mobility
3. ディエゴ・ウリッシ　XDS Astana Team
4. アンリ・ヴァンデナベール　Lotto
5. ウーゴ・デ・ラ・カレ　Burgos Burpellet BH

 

次々とライダーが追いついてくる。追走の人数は11人に。

 

残り20.3km。アントニオ・モルガドは足を緩めない。24秒差で逃げ続ける。流石にゴールまでは無理だろう。

 

残り13.4kmで15秒差。アントニオ・モルガドは、じわじわと詰められている。

 

残り11.7km。ここでアントニオ・モルガドは捕まる。先頭は12人に。

 

アントニオ・モルガドは捕まったけれど、スプリントする足は残っているのだろうか。

 

Tudor Pro Cycling Teamは、フロリアン・ストークがマルク・ヒルシのアシストとして入っている。

 

一流スプリンターは入っていないので、マルク・ヒルシ有利か。

 

残り7.4km。この中から勝者が出そうだ。

 

残り5km。最後は400mだけど9%勾配なので爆発力のあるライダーが勝利する。

 

Tudor Pro Cycling Teamのフロリアン・ストークがアタックだ。これは他のチームに追わせるためだ。

 

残り2.2km。捕まればマルク・ヒルシが行く。

 

残り1.4km。これはいいペースだ。後ろは、VF Group – Bardiani CSF – Faizanèのマーティン・マルセルージ。

 

1kmを切った。

 

3級山岳　Pl. Major de Selva 　0.4 km・9%

これは行ったか。

 

フロリアン・ストークは逃げ切った!

 

これは見事。

 

フロリアン・ストークはなんとプロ初勝利。

 

2023年にTeam dsm – firmenichからTudor Pro Cycling Teamに移籍してきたが、27歳での初勝利は喜びもひとしおだろう。Tudor Pro Cycling Teamは、今シーズンの2勝目となった。

 

2位はVF Group – Bardiani CSF – Faizanèのマーティン・マーセルージ。

 

3位はUno-X Mobilityのマーカス・ホエルガード。

 

リザルト

優勝したTudor Pro Cycling Teamのフロリアン・ストーク(チーム公式サイトより)

天候のせいで今日はタフな1日になった。この状況を作り出すために懸命に働くつもりだったし、それは完璧にうまくいった。

マルクは優勝候補のひとりだったから、ふたりで先頭集団に入ったとき、僕に『ここぞというときに行け！』と言ったんだ。 私はタイミングよくアタックし、フィニッシュまでたどり着いた。 こんな日が来るなんて信じられないよ。

 

3位　Uno-X Mobilityのマーカス・ホエルガード