2025 アラウルツアー第2ステージ　厳しい登りでトム・ピドコックは動いたのか?

第1ステージは、向かい風の中150m以上のロングスプリントをティム・メルリエが決めた。

今年も活躍しそうだし、ツール・ド・フランスにも出場が決まっている。スプリント王となれるのか。

さて、第2ステージでは15%の登りが3回あるサーキット。ゴールも登りでまちがいなく小集団でのゴールとなる。

昨日のステージでは、ボーナススプリントにも参加していたQ36.5 Pro Cycling Teamのトム・ピドコックが動いてくるか。注目だ。

 

第2ステージ アルウラ旧市街～ビル・ジェイダ山ウィルカ　157.7km

 

決戦は3周するローカルラップ。最大勾配15%があり、間違いなく総合順位に影響してくる。

 

1. スプリントポイント　Bir Jaydah Mountain Wirkah
2. スプリントポイント　Bir Jaydah Mountain Wirkah

 

5人の逃げ

5人が逃げていた。

1.  シモーネ・ラッカーニ (JCL Team UKYO)
2.  Rosli Muhammad Nur Aiman Bin (Terengganu Cycling Team)
3.  Abdul Halim Muhammad Shahmir Aiman (Terengganu Cycling Team)
4.  Thimachai Kongphob (Roojai Insurance)
5.  イェンス・レインダース (Wagner Bazin WB)

 

スプリントポイント　Bir Jaydah Mountain Wirkah

1回目のスプリント。

 

ポイント獲得順位は

1.  Rosli Muhammad Nur Aiman Bin (Terengganu Cycling Team)　3ポイント
2. イェンス・レインダース (Wagner Bazin WB)　2ポイント
3.  Abdul Halim Muhammad Shahmir Aiman (Terengganu Cycling Team)　1ポイント
   

 

残り66.8kmで逃げは3人。タイム差は4分40秒。

1.  シモーネ・ラッカーニ (JCL Team UKYO)
2.  Abdul Halim Muhammad Shahmir Aiman (Terengganu Cycling Team)
3.  イェンス・レインダース (Wagner Bazin WB)

 

逃げていたライダーが集団に捕まる。

 

昨日落車したUAE Team Emirates XRGのラファウ・マイカはパンク。

 

これはTerengganu Cycling Teamのライダーはきれたかな。

 

イェンス・レインダースとシモーネ・ラッカーニの二人となる。

 

スプリントポイント　Bir Jaydah Mountain Wirkah

イェンス・レインダースが前で通過。

1.  イェンス・レインダース (Wagner Bazin WB)　3ポイント
2. シモーネ・ラッカーニ (JCL Team UKYO)　2ポイント
3.  Abdul Halim Muhammad Shahmir Aiman (Terengganu Cycling Team)　1ポイント

 

集団はQ36.5 Pro Cycling Teamが引き出した。

 

残り19.3kmで1分39秒差。

 

トム・ピドコックは、笑いながらしゃべっている。

 

Uno-X Mobilityのアレクサンダー・クリストフはパンク。

 

集団はスローダウンさせられている。路面への懸念からレースはニュートラルに。下りが非常に危険な状態だった。残り45kmから17kmに途中短縮に。

最後の登りだけで勝負となる。

 

Q36.5 Pro Cycling Teamのフレデリック・フリソンがパンク。

 

まだ再開しない。

 

さあ、再スタート。

 

残り4.2kmで14秒差に。

 

残り3.7km。集団が迫る。

 

残り2.8km。先頭の二人は捕まった。

 

残り2.4km。ここからの登り勝負。

 

残り1.7km。UAE Team Emirates XRGが先頭。Bahrain Victoriousが続く。

 

残り1.3km。ラファウ・マイカが先頭を引く。

 

残り1.1km。トム・ピドコックはアシストなしで先頭付近に。

 

トム・ピドコックは2番手。

 

トム・ピドコックは、先頭に立って後ろをうかがう。

 

そして～。

 

アタックだ!

 

解き放たれたトム・ピドコックに追い付けるライダーはいない。

 

残り200mに。後方はTeam Jayco AlUlaのアラン・ハザリーか。

 

タイム差を稼ぐためにトム・ピドコックは更に踏み込む。

 

移籍後の初勝利に向かう。

 

さあ、ゴールへ。

 

トム・ピドコックはチームの期待通りに勝利してみせた!

 

チームのアピールも忘れない。 INEOS Grenadiersでは5勝だったが、これからQ36.5 Pro Cycling Teamではエースとして勝利数は倍増するはずだ。まずは1勝。あとは総合優勝を目指すのみだ。

 

2位にはBahrain Victoriousのライナー・ケプリンガー。3位はTeam Jayco AlUlaのアラン・ハザリーが入った。エディ・ダンバーは4位。

 

リザルト

優勝したQ36.5 Pro Cycling Teamのトム・ピドコック

この勝利はどんな味ですか？

今、血の味を味わっている。今日は非常に重要な日だった。私は今、素晴らしい人々とともに新しいチームのためにレースをしている。今日は彼らに誇りを持ってもらいたかった。

チームは素晴らしく、私は完全に魅力を感じた。とてもモチベーションが上がった。自分の調子が良いことは分かっていたが、状況は全く違う。客観的に見て、私は今とても良い立場にいる。

しかし、レースのない冬を過ごした後、一人でたくさんのトレーニングをし、自分がどの位置にいるのか正確にはわからない。これは確認であり、非常に素晴らしいことだ。

アルウラツアーでの総合優勝も視野に入れて素晴らしい仕事をしてますね。

今日は権力を掌握する日だった。第4ステージで時間をかけるよりも、これからの方がレースをコントロールしやすい。数秒が重要な試合において、バッファーができた。まだすべての可能性はあるが、非常に良いスタート地点だ。

 

第2ステージ　リザルト

総合

ポイント賞

新人賞