2020年にはジロ・デ・イタリアを制したテイオ・ゲイガンハート。
だが、その後2年間低迷。期待も大きくあまりにもトレーニングしすぎたこともある。新しいコーチについてようやく2023年に復帰となり4勝をあげる。
だが、2023年ジロ・デ・イタリアのリグーリア州コッラ・ディ・ボアジの下り坂で、落車。
総合3位に位置していながら、リタイヤという結果に。大腿骨の上部を8か所骨折。
2023年5月17日からずっとリハビリの日々が続いた。 INEOS Grenadiersとは別れを告げLidl – Trekに2024年から移籍している。
2024年も不運が続く
“Nessun obiettivo, devo tornare ad essere quello di due anni fa”. Tao Geoghgan Hart è ancora alla ricerca della miglior versione di se stesso #LidlTrekhttps://t.co/VSD9EM5Egg pic.twitter.com/SvEiMUeoGa
— tuttoBICI (@tuttobiciweb_it) January 18, 2025
2024年テイオ・ゲイガンハートはヴォルタ・アン・アルガルヴェでレースに復帰。総合12位に。
ティレーノ〜アドリアティコの個人タイムトライヤルでは37位。2023 ジロ・デ・イタリアで4位と3位を記録したテイオ・ゲイガンハートのTTではなかった。
ツール・ド・ロマンディで総合9位に。だが、続くクリテリウム・デュ・ドーフィネ第5ステージで大落車。個人タイムトライヤルで10位となっており復調してきた矢先だった。
さらに2024 ツール・ド・フランスは落車の影響が残り出場できず。ブエルタ・ア・ブルゴス第2ステージで再び落車してしまう。
脳震盪が残ったのだろうか、続くブエルタ・ア・エスパーニャでも本調子となることなくシーズンを終えてしまった。結局、2024年シーズンも復調どころか落車に泣かされたシーズンとなってしまう。
昨シーズンを振り返ってどうでしたか?
昨シーズンは複雑なシーズンだった。長い休養から復帰し、春はそれほど悪くはなかったが、何かが足りないと感じていた。 ブエルタ・ア・ブルゴスでは集団落車に巻き込まれ、ブエルタではかなり苦しんだ。
そこでシーズンを終えて、自分のためにもしばらく休むことが必要だと思ったんだ。 私のような中期的な回復を信じてくれているチームのサポートにも感謝している。
この冬はポジティブでしっかりしたものだった。楽観主義が戻ってきたので、再スタートが待ちきれない。
2025年に向けて、多くの未知数を抱えたまま新シーズンに臨む。目標などはありますか?
大きな目標を見ても意味がない。 去年の冬はツール・ド・フランスや結果などについて話していたけれど、転倒の後、まだバイクに戻っていなかったんだ。
それを話したり、信じたりするのはいいことだけど、現実はそのときとは違っていた。 だから、当分は宣言しても意味がないと言っているんだ。 まずは僕が特に好きなヴォルタ・アン・アルガルヴェから始めて、体の反応を見てみるよ。
2020年に優勝したジロのコースが発表されましたが?
ジロで優勝したことは特別な思い出だけど、何年も経ったから、ちょっと霞んできたね。 伝統的なルートと言えるし、僕にとっては最高の褒め言葉だよ。 ただ、ジロの発表が遅かったのが残念だ。
ライダーには3つのタイプがある。勝つライダー、これから勝つライダー、そして勝利に貢献するライダーだ。 私は今でも最初の一人になりたい。 勝てないかもしれないけれど、最高の選手と一緒に戦いたい。
私のキャリアの中で、いつかドメスティクになる時が来るだろうけど、そうならないことを願っている。 2年前はジロで勝てる位置にいた。
ここで、まず取るべきステップがあることを知りつつ、そこに戻りたい。 今はどのレースもレベルが高いし、ひとつひとつの成功が重要なんだ。 自分が躍進したと感じた瞬間に、いい年だったと言えるんだ。
テイオ・ゲイガンハートは、マティアス・スケルモースイェンセン、ジュリオ・チッコーネと並んでグランツールでは総合上位を目指す。
すでに、2025 ツール・ド・フランスにはジョナサン・ミランの出場が決定しており、マッズ・ピーダスンはジロとブエルタを目指す。総合のメンバーはこれから決まることになるが、テイオ・ゲイガンハートも当然狙ってくる。
これまでと違って、ケガなしのベストコンデションでのぞむのが第一の目標となりそうだ。ベストな身体と調子が戻れば結果はついてくるはずだ。
コメント