今年のツール・ド・フランスでは、オフィシャルパートナーであるNTTが様々なライダーのデータを提供してくれた。
今年のツール・ド・フランスでの最高スピードや、山岳でのスピードなど様々なデータを見てみましょう。
記録された最高速度:101.5km/h
2019年のツール・ド・フランスで記録された最も速いスピードは、ニルス・ポリッツ(Katusha-Alpecin)がマーク。
第18ステージの第1級山岳コル・ド・ヴァールからの下りで101.5km/hを記録!
約7%の下り勾配。
ナイロ・キンタナが単独勝利をあげたステージでニルス・ポリッツは44位でゴールしている。
ニルス・ポリッツは192cmで80kg。総合64位でヤングライダー賞9位。
長い手足で、イケメンですね!
勝者の平均速度:40.58kph(25.2mph)
Llórenlo, nuestro primer Tour De Francia (Latinoamerica) No veo la hora de llevar esta camiseta a Colombia 🇨🇴 pic.twitter.com/olcTbRU57b
— Egan Arley Bernal (@Eganbernal) July 29, 2019
エガン・ベルナルは82時間57分の累積時間でツアーを制覇した。
それは3,365.8kmのレースをアベレージ40km/hを超えて走りきったことを示している。
下りもあるけど、登りも過去最高に長かったですからね。
これでav40オーバーは凄い!
これは、昨年のツアーでゲラント・トーマスがマークした平均速度より0.35km/h速い記録。
トップとビリの速度差:2.11km/h
今年のラストライダーは、EF Education Firstのオランダ人セバスティアン・ラングフェルト。
セバスティアン・ラングフェルトの累積時間はベルナルより4時間34分23秒遅く、平均速度は2.11km/h遅かった。
ちなみにジロのラストライダーは初山翔選手でしたね。
平均登山速度:毎時20.6キロ
Egan Bernal is set to be the first Colombian to win the race and the 3rd youngest winner in the history of the race. He will be the youngest rider ever to stand on the top spot of the podium in Paris with the #MaillotJaune on his shoulders.#TDF2019 #TDFdata pic.twitter.com/mvpX2EeQuL
— letourdata (@letourdata) 2019年7月28日
一番速かったのは、やはりエガン・ベルナル。
多くの山岳をベルナルは平均20.6km/hで登り切った。
最速のガリビエ峠の上昇:22:28分
Full-on action in the last part of the Col du Galibier! Egan Bernal was the fastest while Thibaut Pinot managed to reply to Geraint Thomas’ acceleration.#TDF2019 #TDFdata pic.twitter.com/6Ax785HDjt
— letourdata (@letourdata) 2019年7月25日
第18ステージのガリビエ峠はナイロ・キンタナが一番タイムは速かった。
NTTのデータではAVが速かったのはベルナルになってます。
けれど、タイム計測は、Col du Lautaretから頂上までの8.5kmの区間。
2011年にフランク・シュレックがマークしたタイムを更新。
クイーンステージだけは、キンタナ取りますね。
個々のステージの優勝者の数:15
If I don’t do anything in my life again after this point at least I can say I won a stage of the @LeTour 😅 An absolute dream come true for me! @Lotto_Soudal I can’t thank you enough for this!🙏 #tdf2019 pic.twitter.com/mu22K5lifm
— Caleb Ewan (@CalebEwan) 2019年7月17日
キンタナは、今年のツール・ド・フランスでステージで優勝した15人のうちの1人で、昨年のレースよりも2人増えてます。
カレブ・ユアンが3勝。サイモン・イエーツが2勝。
マイク・テウニッセンが、ブリュッセルで勝利してから、カレブ・ユアンの最後の勝利まで、今年のレースでは9つの異なる国籍のライダーが表彰台に上がった。
総合優勝者によるステージ獲得数:0
A proud moment seeing these two riders on the podium. Our second 1-2 at the Tour de France #7eamINEOS pic.twitter.com/e2YrvsiV6e
— Team INEOS (@TeamINEOS) 2019年7月28日
総合優勝したベルナルだけど、ステージ優勝はなし。
ちなみに、クリス・フルームは4回ツール・ド・フランスを制覇して、ステージ優勝は7回している。
黄色いジャージを着ていたライダーの数:4
マイク・テウニッセン(Team Jumbo-Visma)3日間
ジュリオ・チッコーネ(Trek – Segafredo) 2日間
ジュリアン・アラフィリップ(Deceuninck – Quick Step) 14日間
エガン・ベルナル(Team INEOS) 2日間
勝者の年齢:22歳
The youngest rider to win the Tour in over 100 years, the first Colombian and the first in @TeamINEOS colours. @Eganbernal is one special bike rider. Enjoy this moment! Thanks Egan 💛🏆 pic.twitter.com/AZBsdbdaGO
— Team INEOS (@TeamINEOS) 2019年7月28日
ベルナルの勝利は、ツール・ド・フランスで最初に優勝したコロンビア人というだけでなく、110年ぶりの最年少勝利でもあった。
マイヨジョーヌが出来てからは最年少優勝者。
最年少チャンピオンは1904年に19歳のアンリ・コルネが記録している。
エガン・ベルナルが獲得した賞の数:2
エガン・ベルナルは22歳。
25歳以下のの若手ライダーのためのホワイトジャージも獲得した。
ホワイトジャージが1975年に導入されてから、イエロージャージと一緒に獲得するのは5回目。
これまでは
- Laurent Fignon(1983年)
- Jan Ullrich(1997年)
- Alberto Contador(2007年)
- Andy Schleck(2010年)
が記録している。
フィニッシャーの数:155
7月6日土曜日にブリュッセルから約176人のライダーが、パリに向けて出発。
そのうち155人がパリのフィニッシュラインに到達。
ケガや体調不良、違反などでもリタイヤしてますね。
エガン・ベルナルはステージ優勝こそありませんが、記録の上ではやはり一番速い!
さすがです。
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