今年のグランドツアーの全ての勝者をだしたJumbo-VismaがSoudal – Quick Stepと合併するという話は静かに進んでいるようだ。
すでにUCIには、この合併話の報告がされているという情報も出ている。さらに、Jumbo-VismaはSpecializedとも交渉を行っていると。
これが本当ならば、来シーズンは凄いことになりそうだ。
パトリック・ルフェーブルのメールが漏洩
Soudal – Quick StepのGM、パトリック・ルフェーブルがライダーやスタッフにあてたメールが漏洩している。それによると、
「皆さんが最近メディアで目にしたであろう報道について、この手紙を書いている。このことが不確実性を引き起こしていることを認識しており、お詫び申し上げます。
過去数か月間、さまざまな関係者と継続的な話し合いが行われてきた。私たちのチームに投資して改善に貢献できると思われる方との話し合いにオープンだった。
それは決して秘密ではありません。報道とは異なり、現時点では具体的なプロジェクトや計画はありません。これが変更された場合は通知されます。
それまでの間、私は皆さん全員に、私たちのチームの特徴であるチームスピリットと一体感を示し続けていただくようお願いします。
私たちは長いシーズンの終わりを迎えていますが、チームにとってさらに忘れられない年にするために、まだいくつかの目標があります。」
チームとして苦境に立っているかのような話振りだ。パトリック・ルフェーブル自身高齢であり、次の役割に移行する時だとも公言している。
Jumbo-VismaはSpecializedに乗るのか
今週、Jumbo-Vismaの幹部とSpecializedの代表団が、ブレダで会話が行われたことが確認されている。
これは、来シーズンから合併チームがSpecializedに乗るということなのだろうか。
Soudal – Quick Stepの買収は、Jumbo-VismaのCEOであるリチャード・プラグの合併計画の主な目標となる。
情報によると、UCI(国際自転車競技連合)も2024年の合併計画について知らされているという。すでに先週、UCI会長のダヴィド・ラパルティアン(David Lappartient)と会談を行っている。
協議の内容は不明だが、2024年までに合併を進める場合はUCIの承認が必要となる。さらに、UCI にはワールドツアー チームのライセンスに関する規則もある。
遅くとも10月15日までに、各チームのUCIは銀行保証と正確なチーム名に加え、本社、支払代理人、CEO、メインスポンサー、チームリーダー、ライダーの名前と住所を入手しなければならない。
あと2週間しかない訳だが、合併となれば、多くのスタッフとライダーが職探しとなる可能性は高い。
ゲラント・トーマスが言うように、最強のチームでもスポンサーを探すのは難しいというのが現実なのかもしれない。
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