2023 グランプリ・ド・ワロニー マチュー・ファンデルプールの連覇となったのか?

グランプリ・ド・ワロニーは、ベルギーのワロンヌ地方で行われるワンデイレース。Grand Prix de Wallonie(1.Pro)

2020年の開催はコロナで中止。

 

過去の優勝者は

 

アイワイル～ナミュール　201.3km

 

スタート地点は昨年から変更されてアイワイルに。そのため最初から登りが待っている。

最初の山岳ポイントCôte de Werbomontからも、アップダウンが続いている。決戦はゴール手前20kmから始まる3つの登り。

最終決戦は、当然石畳の登りであるナミュール城塞。ここを一番で駆け上るライダーが勝利を得ることになる。

 

1. 山岳ポイント  Côte de Werbomont    4.3km・4.2%
2. 山岳ポイント 　Côte d’Ermeton　　1.8km・3.6%
3. 山岳ポイント  Tienne aux Pierres  3km・5.2%
   
4. スプリントポイント  Tienne aux Pierres
5. 山岳ポイント　ナミュール城塞　　2.2.km・5%

 

注目されるライダーは

• Alpecin-Deceuninck   マチュー・ファンデルプール、セーアン・クラーウアナスン、ドリース・デポンド
• AG2R Citroën Team　グレッグ・ファンアーベルマート、ヴァランタン・パレパントル
• Cofidis　アクセル・ジングル
• Intermarché – Circus – Wanty　ビニヤム・ギルマイ、マイク・テウニッセン
• Movistar Team　マッテオ・ヨルゲルソン、マックス・カンター、ゴンサロ・セラノ
• Team Arkéa Samsic　アルノー・デマール、ユエン・コスティウ
• Team Jayco AlUla　ゼネク・スティバル
• UAE Team Emirates　パスカル・アッカーマン、マッテオ・トレンティン、ティム・ウェレンス、アルバロホセ・ホッジ
• Israel – Premier Tech　ヤコブ・フルサン、ディラン・トゥーンス、ステューブン・ウイリアムズ
• Lotto Dstny　ヴィクトール・カンペナールツ
• TotalEnergies　エドヴァルド・ボアッソンハーゲン
• Uno-X Pro Cycling Team　アレクサンダー・クリストフ、ソーレン・ヴァーレンショルト

 

3人の逃げ

残り100kmで3人の逃げが出来ている。

1. ドリース・デポンド (Alpecin-Deceuninck)
2.  COTÉ Pier-André (Human Powered Health)
3.  MOLLY Kenny (Van Rysel – Roubaix Lille Métropole)

 

集団はTotalEnergiesが引いている。残り57.5kmで2分46秒差。

 

残り31.4kmで1分37秒差に。

 

ヴィクトール・カンペナールツが集団から追走を仕掛ける。

 

7人くらいが集団の前に出た。

 

残り26.2km。追走集団が出来上がるか。

 

あ～、だめだ。集団は後ろにいる。

 

集団は、またもとに戻る。

 

残り18.5kmで先頭3人のリードは22秒に。

 

残り17.7km。集団が迫る中、ドリース・デポンドがアタック。

 

タイム差は13秒なので、集団が見えてくる。

 

残り16kmでドリース・デポンドが、Israel – Premier Techのニック・シュルツに抜かれていく。

 

ニック・シュルツが抜け出そうとするが無理だ。

 

残り14.4km、集団は活性化。

 

登りで前で攻める。

 

二人が抜け出すか。

 

Alpecin-Deceuninckのセーアン・クラーウアナスンが引いて捕まえる。

 

これはナミュール城塞で決着か。

 

残り5.1kmでUAE Team Emiratesが先頭に。

 

各チームがトレインを組んで位置取りとなる。

 

Lotto-Dstnyが先頭を固める。

 

スプリントの様相だけど、登りで勝負だ。

 

山岳ポイント　ナミュール城塞　　2.2.km・5%

Lotto-Dstny先頭で登り始める。

 

Uno-X Pro Cycling Teamが先頭に。

 

残り2.4km。UAE Team Emiratesはマッテオ・トレンティンで狙うのか。

 

Uno-X Pro Cycling Teamは、ソーレン・ヴァーレンショルトで狙うだろう。

 

残り1.9km。ラスト10kmで落車したマチュー・ファンデルプールが15番手当たりまで上がってきている。

 

Israel – Premier Techのヤコブ・フルサンが先頭を引く。

 

残り1.2km。さらにペースは上がる。

 

誰がアタックをかけるか?

 

マチュー・ファンデルプールが前方に上がってくる。

 

Israel – Premier Techのステューブン・ウィリアムズが後ろから上がってきて先頭にたった。

 

マチュー・ファンデルプールが3番手に。

 

Israel – Premier Techのステューブン・ウィリアムズがペースをあげる。

 

あっと、ディラン・トゥーンスがアタックだ。

 

ディラン・トゥーンスの後ろは、Movistar Teamのゴンサロ・セラノだ。

 

ディラン・トゥーンスが大きく抜け出した。

 

最後のカーブをディラン・トゥーンス先頭で曲がる。

 

ディラン・トゥーンスがスプリント開始。

 

ゴンサロ・セラノがディラン・トゥーンスを抜いた。

 

 

ゴンサロ・セラノが勝利を確信。

 

ゴンサロ・セラノがゴールを駆け抜けた。

セラノは、昨年も3位。2022年にはツアー・オブ・ブリテンも総合優勝している。今回がキャリア5勝目の勝利となった。

 

3位はLotto-Dstnyのジャスパー・デブイスト。マチュー・ファンデルプールは最後に追い込んで4位でゴールしている。

 

リザルト

ゴンサロ・セラノのコメント

信じられない勝利だ。シーズンを通してこの成功を求めていた。プロで勝つのはいつも難しい。昨年もここに来たが、本当に好きなレースだった。

表彰台に上がることはできたが、勝つためのオプションがあったので、唇に蜜が残った。今年はあらゆる意図を持ってここに来て、運と強さと成功でそれを成し遂げることができた。

ハードで難しいレースだったが、やり遂げた。ディラン・トゥーンスは、このタイプのフィニッシュにおいて多くの技術と強さを持っている選手で、あのアタックで僕をとても苦しめた。

私はスタートで彼に対抗し、最終的にスプリントで彼をパスすることができた。