2023 チェコツアー第4ステージ 最終ステージで総合リーダーの行方は?

チェコツアーは最終ステージを迎える。

リーダーのBORA-hansgroheのフローリアン・リポウィッツは、2位のヨハネス・シュトーネ=ミテットに対して29秒のリードを保っている。

ただ、前日の第3ステージで優勝したヨハネス・シュトーネ=ミテットは、夜に体調を崩して第4ステージをスタートしないことになった。

最後は登りを含むサーキットだが、BORA-hansgroheはリーダージャージを死守する可能性は高くなった。

第4ステージ　シュンペルク～シュテルンベルク　176.2km

コースプロフィール photo czechtour

最終ステージも、獲得標高は2,982m。4日間で1万1000mを越える。最後の7kmのローカルサーキットには、8.7%勾配の登りが4回出てくる。

間違いなく、仕掛けてくるライダーがいるだろう。

1. 2級山岳　Premyslovske sedlo 4.6km・5.4%
2. 1級山岳　Cervenohorske sedlo 7.8km・5.1%
3. 2級山岳　Vidly 3.8km・7.2%
4. スプリントポイント　Bruntal
5. 2級山岳　Ecce Homo 0.9km・8.7%

スタート前

czechtour liveストリーミングより　以下同様

クリス・フルームは、今朝もご機嫌。49分13秒遅れと総合119位。日本の留目夕陽が総合36位と健闘しているのだけど、この成績はどうしたことだろう。

石畳の市街地からニュートラルスタート。

オフィシャルスタート。

アタック合戦から始まる。

アタックは中々決まらない。

2級山岳　Premyslovske sedlo 4.6km・5.4%

最初の登りに。

クリス・フルームは、はやくも切れている。

2級山岳ポイント獲得順位は

1. ミヘル・ヘスマン　Jumbo-Visma
2. ベン・ツボィホフ　BORA-hansgrohe
3. マッティア・バイス　EOLO-Kometa

1級山岳　Cervenohorske sedlo 7.8km・5.1%

1級山岳ポイント獲得順位は

1. 197 Riccardo Zoidl (Team Felbermayr – Simplon Wels)
2. 71 Arthur Kluckers (Tudor Pro Cycling Team)
3. ミヘル・ヘスマン　Jumbo-Visma
4. ベン・ツボィホフ　BORA-hansgrohe

2級山岳　Vidly 3.8km・7.2%

2級山岳ポイント獲得順位は

1. フレデリック・ドゥバースネス　Uno-X Pro Cycling Team
2. ミヘル・ヘスマン　Jumbo-Visma
3. Stian Fredheim (Uno-X Pro Cycling Team)

集団は、BORA-hansgroheのアントン・パルツアーが引いている。

フルームは、後方でおしゃべりしながら走っている。

残り104kmで二人が逃げに。

1. ニッコロ・ポニファツィオ　Intermarché – Circus – Wanty
2. アーサー・クルッカーズ　Tudor Pro Cycling Team

ニッコロ・ポニファツィオは補給中。

後方から二人が追っている。

1. スティアン・フレッドハイム　Uno-X Pro Cycling Team
2. トビー・ペリー  EF Education-Nippo Development Team

残り81kmで後方から追いついた。

1. ニッコロ・ポニファツィオ　Intermarché – Circus – Wanty
2. アーサー・クルッカーズ　Tudor Pro Cycling Team
3. スティアン・フレッドハイム　Uno-X Pro Cycling Team
4. トビー・ペリー  EF Education-Nippo Development Team

スプリントポイント　Bruntal

スプリントポイント獲得順位は

1. トビー・ペリー  EF Education-Nippo Development Team
2. スティアン・フレッドハイム　Uno-X Pro Cycling Team
3. ニッコロ・ポニファツィオ　Intermarché – Circus – Wanty

残り70km。集団は2分10秒差で追っている。

残り64.5kmでタイム差は3分に。

タイム差は、少しずつ縮まっていく。

2級山岳　Ecce Homo 0.9km・8.7%

2級山岳ポイント獲得順位は

1. スティアン・フレッドハイム　Uno-X Pro Cycling Team
2. トビー・ペリー  EF Education-Nippo Development Team
3. ニッコロ・ポニファツィオ　Intermarché – Circus – Wanty

最後まで逃げていた EF Education-Nippo Development Teamのトビー・ペリーも捕まる。

残り6.4kmで先頭は4人に絞られている。

1. ペール・ストランド・ハーゲネス　Jumbo-Visma
2. フローリアン・リポウィッツ　BORA-hansgrohe
3. ヤコブ・エリクソン　Tudor Pro Cycling Team
4. ミラン・ファダー　Jumbo-Visma

更に、残り4.6kmでBORA-hansgroheのベン・ツボィホフとElkov – Kasperのアダム・ウパリクが追いついて6人に。

最後に勝利したのは、Elkov – Kasperのアダム・ウパリク。残り2.7kmからのアタックが成功した。

アダム・ウパリクは、2018アークティック・レース・オブ・ノルウェー第3ステージ優勝に、2020チェコロードチャンピオンでもある。これがキャリア3勝目の勝利となった。

総合優勝は、ステージ3位でゴールした、BORA-hansgroheのフローリアン・リポウィッツとなっている。

リザルト

アダム・ウパリクのコメント

本当に終わったのかどうか分からかなった。審判がもう1ラウンドのベルを鳴らしていて、解説者の声が聞こえなかったので、全力でペダルを踏むことを好んだ。

うーん、素晴らしい優勝写真は撮れないだろう。でも、一度火傷を負ったので、ペダルを漕ぎ続けるほうがよかった。

2016年にターボルで開催されたシクロクロス世界選手権で、1周早くスプリントしたことを思い出しましたか?

ここシュテルンベルクでは2回3位だった。私は自分自身をとても信頼していた。少なくとも表彰台は欲しかったし、脚は良かった。結果は素晴らしかった。

第4ステージリザルト

総合

フローリアン・リポウィッツのコメント(チーム公式サイトより)

チェコ・ツアーでの4日間を終えて、言葉が出ない。プロ1年目にして、まさかこのレースを総合優勝で終えられるとは思っていなかったので、次のレースへのモチベーションになったのは間違いない。

バイアスロンからサイクリングへのステップは間違いなく正しかった！ここでのフィーリングは最高だったし、7月のちょっとした休養から本当にいい状態で戻ってこられたように思う。

チェコ・ツアーでのこの数日間は本当に素晴らしかった。さて、僕の次の仕事はスペインのブエルタ・ブルゴスだ。

ポイント賞

山岳賞

新人賞