ツール・ド・ロマンディのクイーンステージ。前日の個人タイムトライヤルで驚異的な走りを見せたUAE Team Emiratesのフアン・アユソーがリーダージャージでスタート。
最後は長い20kmの超級山岳での勝負となったが、フアン・アユソーは、残り8kmで先頭集団から切れてしまった。
この時点で、UAE Team Emiratesは、アダム・イェーツとラファウ・マイカが先頭集団に。ただ、フアン・アユソーをアシストするチームメイトは残っていなかった。
フアン・アユソーは足の痛みのために遅れたのだろうか?
驚くことではない
フアン・アユソーは、3分28秒遅れの27位でゴール。総合17位まで落ちてしまう。誰が、ここまで遅れると予想できただろうか。
だが、本人はそうでもなかったようだ。
フアン・アユソーはゴール後のインタビューで以下のように語る。
それは大変だった。足がなく、爆発した。それでもベストを尽くした。その後、表彰台に上がれないことがわかったとき、限界に達していたので気楽にやっていた。
まだ体調が整っていない。非常に頑固な怪我を負っていたので、ここで最高の選手になれないことはわかっていたんだ。
昨日はタイムトライヤルで勝っても体調は戻ってないと言ってましたね。
私が勝ったからといって、人々は私を信じてくれなかった。しかし、自分はまだ体調が整っていないことを知っていた。
非常に頑固な怪我から来て、ここで最高の状態になれないことを知っていたんだ。昨日は驚いたが、今日はそうではなかった。
自分を追い込むつもりでこのレースに来たわけでもない。チームを助けるためにここに来て、レースを完走し、それがどうなるかを見ようと思っていた。
昨日の勝利はもう結果として持っていくものだ。今日の出来事は普通のことで驚くことではない。
次の予定は?
今は疲れた。休息期間があり、ツール・ド・スイスでの競技に戻ると思う。調子が良ければもっと早くレースをするかもしれないがが、次のレースはスイスになると思う。
足の痛みがあったとは言っていない。まともに走れるようになって3週間半では、レースに対応出来る足と体力は戻ってこないということだ。
フアン・アユソーは6月11日から始まるツール・ド・スイスに出場予定。それまでに、足の痛みの原因が完全に分かれば良いのだけど。足の不安を抱えたままでは、グランツールのような長丁場は走り切れない。
早く完全復調が出来るように願いたい。
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