2023 グランプリジャンピエール・モンセレ　　スプリントは写真判定に!

ベルギーの1クラスのワンデイレース、グランプリジャンピエール・モンセレ。Grote prijs Jean – Pierre Monseré(1.1)

1970年の世界チャンピオン、故ジャン＝ピエール・モンセレ氏へのオマージュとなるレース。

ローゼラーレ出身で、1971年、レースで停車中の車にぶつかり亡くなっている。

 

これまでの優勝者は

 

イフテゲム～ルーセラーレ　198.6km

 

イフテゲムをスタートして、57.8kmのローカルラップを3周。昨年からコースが変わっており、主催者はスプリントで決着のシナリオを崩したいと考えていたようだけど、多分スプリントになるだろう。

 

1. Gitsberg  0.5km・3.2% 石畳
   
2. Hoogledeberg  0.7km・2.7%
3. Ruidenbergstraat  0.8km・2.6%
4. Lookhuisstraat  1.2km・2.8%　石畳
5. Gitsberg  0.5km・3.2%　　石畳
6. Hoogledeberg  0.7km・2.7%
7. Ruidenbergstraat  0.8km・2.6%
8. Lookhuisstraat  1.2km・2.8%　石畳
9. Gitsberg  0.5km・3.2%　石畳
10. Hoogledeberg  0.7km・2.7%
11. Ruidenbergstraat  0.8km・2.6%
12. Lookhuisstraat  1.2km・2.8%　石畳
13. Gitsberg  0.5km・3.2%　石畳

 

注目のライダーは

•  Lotto Dstny　カレブ・ユアン
•  Alpecin-Deceuninck　ヤコブ・マレツコ、ドリース・デポンド
•  Intermarché – Circus – Wanty　ヘルベン・タイッセン
•  Soudal – Quick Step　イーサン・バーノン、ヨルディ・ワロップ
•  Team Arkéa Samsic　ユーゴ・オフステテール
•  Team DSM　サム・ウェルスフォード
•  Cofidis　ピート・アレハールト
•  Uno-X Pro Cycling Team　クリストファー・ハルヴォルセン

 

スタート

ベルギーは曇り空。

 

オフィシャルスタート。

 

9人の逃げ

残り53km。タイム差は1分20秒。現在は、一人遅れて8人となっている。

1. Ryan Christensen(Bolton Equities Black Spoke)
2. カルロス・キャナル　Euskaltel – Euskadi
3. ニコラス・ズコウスキー　Q36.5 Pro Cycling Team
4. Rick Pluimers　(Tudor Pro Cycling Team)
5. Wouter van den Weerdhof　(Allinq Continental Cycling Team)
6. Huub Artz (Metec – SOLARWATT p/b Mantel)
   
7. Thibau Verhofstadt (Tarteletto – Isorex)
   
8. Emil Toudal (Team ColoQuick)
   
9. Zak Coleman (VolkerWessels Cycling Team)
   

 

Lotto-Dstnyのカレブ・ユアンは集団最後尾当たりで足を溜めている。アルノー・デリーが19歳で昨年勝利しており、先輩としては勝たないとね。

 

残り41km。タイム差はちょうど1分。カレブ・ユアンも先頭に上がってきた。

 

先頭はずっと2分以内で抑えられている。

 

Ruidenbergstraat  0.8km・2.6%

タイム差は1分29秒。もう少し逃げれそうだ。

 

集団はSoudal – Quick Stepのヨセフ・チェルニーが引き始める。

 

Lookhuisstraat 　1.2km・2.8%　石畳

石畳の登りに。

 

Soudal – Quick Stepの引きで集団が割れている。

 

先頭から切れたライダーを抜いていく。

 

22人が追走グループとしてメイン集団の前に出ている。後続に30秒のタイム差をつけた。

 

後続のメイン集団は、Uno-X Pro Cycling Teamが引いている。

 

後続も13秒差と迫ってきた。追いつきそうだ。

 

メイン集団がカーブで落車。

 

3人ほどが巻き込まれた。

•  DE KLEIJN Arvid (Tudor Pro Cycling Team)
•  GHYS Robbe (Alpecin-Deceuninck)
•  BRAET Vito (Team Flanders – Baloise)

 

先頭は一気に捕まった。

 

Soudal – Quick Stepは、後ろで休憩していたヨセフ・チェルニーが再び引きだす。今回はコンチネタルのライダーがチームには混ざっている。

 

メイン集団を追いつかせないために、Alpecin-Deceuninckのドリース・デポンドが先頭を引く。

 

Team DSMのライダーが後ろを向いて落車。なんと、これはサム・ウェルスフォードだ。スプリンターが一人減ったかも。昨日の優勝者がいなくなった。

 

Lotto-Dstnyが先頭を引くが少しペースを緩めた。

 

後続が、残り19.5kmで追いついた。

 

昨年2位のドリース・デポンドは集団後方で無線で話をしている。

 

Gitsberg  0.5km・3.2%　石畳

一人がアタック。

 

キレがいいぞ。ここは、フィリップ・ジルベールが世界王者になった時にアタックした場所だ。

1.   ROELEN Jaap (Metec – SOLARWATT p/b Mantel)

 

Jumbo-Vismaの開発チームのライダーが追いつく。

1. KRAMER Jesse (Jumbo-Visma Development Team)
2. ROELEN Jaap (Metec – SOLARWATT p/b Mantel)

 

二人はすぐに吸収。もう、逃げられる距離じゃない。

 

残り2.6km。Lotto-Dstnyのフレデリック・フリソンが先頭。

 

各チームがトレインを組む。

 

Lotto-DstnyとCofidisが先頭。

 

Team Arkéa Samsicが先頭に立つ。

 

Team Arkéa SamsicとLotto-Dstnyのアシスト対決だ。

 

最後の引きを見せる。

 

カレブ・ユアンが先頭に立った。

 

カレブ・ユアン先頭だ。

 

後ろから、Intermarché – Circus – Wantyのヘルベン・タイッセンが追い込む。

 

カレブ・ユアンとヘルベン・タイッセンがハンドルを投げた!

 

ヘルベン・タイッセンがカレブ・ユアンを見ている。どっちが勝ったのか?

 

これでは全くわからない。

 

当初、カレブ・ユアンが勝利と伝えられたが。カメラを見たカレブ・ユアンはがっくり。

 

勝ったのは、ヘルベン・タイッセンだった!

カレブ・ユアンは、UAEツアーに続いてまたも2位。ヘルベン・タイッセンは、今シーズンの初勝利。カレブ・ユアンをまくっての勝利は嬉しいはずだ。

勝利がわかった瞬間の喜びようはなかった。

 

リザルト

ヘルベン・タイッセンのコメント

こんなチャンピオンに勝てて最高です！

私たちはこのために信じられないほど一生懸命働いた。UAEツアーは、とてもがっかりした。私はそこで7位だったことがあり、それは精神的に困難だった。

でも、この一週間ずっと調子が良かったので自信があった。勝つことだけが別物だ。最終的にうまくいき、私は信じられないほど幸せだ。

昨年、すでに3回優勝しており、今日、チームは私に多くの信頼を寄せていた。彼らは本当に私のために火をつけてくれる。チーム マネージャーのディミトリ・クレイズは、カレブのハンドルを握らなければならないと言った。

そのために一生懸命戦った。リードアウトホイールを失うことが多いとよく言われるが、今日はスプリントで自分自身を測定することができた。

 

最初に勝者としてインタビューを受けていたカレブ・ユアン。

UAEツアーでも勝ったと思っていたが（ティム・メルリエ）、それが確認されており、これにはとても満足している。これにより、今後の自信が得られる。

 

再びカメラの前に姿を現し、GP モンセレのナンバー2として登場した。

うーん、これはイケてないな……これが今年のテーマらしい。腕を長くするか、スプリントを速くする必要があると思う… しかし、それはそれだ。

私のフォームは良いが、私のスプリントはさらに良くする必要がある。それは確かだ。すぐにまた勝ちたい。

3位には、落車したサム・ウェルスフォードが入っている。