2023 パリ～ニース第1ステージ　タデイ・ポガチャルとヨナス・ヴィンゲゴーの逃げが～

太陽へのレースと呼ばれるパリ～ニース。Paris-Nice(2.UWT)

今年は、タデイ・ポガチャルとヨナス・ヴィンゲゴーが最初に激突するステージレースとして注目されている。

 

過去の優勝者は

• 2022　プリモッシュ・ログリッチ
• 2021　マキシミリアン・シャフマン
• 2020　マキシミリアン・シャフマン
• 2019　エガン・ベルナル
• 2018　マルク・ソレル
• 2017　セルジオ・イギータ
• 2016　ゲラント・トーマス
• 2015　リッチー・ポート
• 2014　 BETANCUR Carlos
• 2013　リッチー・ポート

 

第1ステージ　ラ・ヴェリエール～ラ・ヴェリエール

 

第1ステージからスプリンターが活躍できるコースではないようだ。難しいコースを2周する。昨年のようにJumbo-Vismaが表彰台を独占するということはないと思うけど。

 

1. 3級山岳　Côte de Milon-la-Chapelle　500m・12%
2. 3級山岳　Côte de Milon-la-Chapelle　500m・12%
3. スプリントポイント　Côte des Dix-sept Tournants

 

注目のライダーは

•  Jumbo-Visma　ヨナス・ヴィンゲゴー、ローハン・デニス、オラフ・コーイ
•  Team Jayco AlUla　アダム・イェーツ、マイケル・マシューズ
•  INEOS Grenadiers　ダニエル・マルティネス、コナー・スウィフト、パヴェル・シヴァコフ
•  UAE Team Emirates　タデイ・ポガチャル、ティム・ウェレンス、マッテオ・トレンティン
•  BORA – hansgrohe　マキシミリアン・シャフマン、サム・ベネット、ボブ・ユンゲルス
•  Team DSM　ロマン・バルデ、ジョン・デゲンコルプ
•  Groupama – FDJ　ダヴィ・ゴデュ、アルノー・デマール、シュテファン・キュング
•  Bahrain – Victorious　ジャック・ヘイグ、フレッド・ライト、ワウト・プールス
•  Cofidis　ブライアン・コカール、ヨン・イサギレ、マキシミリアン・ヴァルシャイド、シモン・ゲシュケ
•  AG2R Citroën Team　オレリアン・パレパントル、オリバー・ナーセン
•  EF Education-EasyPost　ニールソン・ポーレス、マグナス・コルトニールセン、シュテファン・ビッセガー
•  Team Arkéa Samsic　ダニエル・マクレイ、ケヴィン・ヴォークリン、デビット・デッカー
•  Movistar Team　ゴルカ・イサギレ、マッテオ・ヨルゲルソン、マックス・カンター
•  Trek – Segafredo　マティアス・スケルモースイェンセン、マッズ・ピーダスン
•  Soudal – Quick Step　ティム・メルリエ、イヴ・ランパールト、カスパー・アスグリーン
•  Lotto Dstny　アルノー・デリー、トーマス・デヘント
•  TotalEnergies　ピエール・ラトゥール、アントニー・テュルジス
•  Alpecin-Deceuninck　セーアン・クラーウアナスン
•  Intermarché – Circus – Wanty　タコ・ファンデルホールン、リリアン・カルメージャヌヌ
•  Astana Qazaqstan Team　ダビ・デラクルス、ルイスレオン・サンチェス、ケース・ボル
•  Israel – Premier Tech　ユーゴ・ウル
•  Uno-X Pro Cycling Team　アレクサンダー・クリストフ、ソーレン・ヴァーレンショルト

 

スタート

Jumbo-Vismaのヨナス・ヴィンゲゴーを先頭にスタート。

 

 

さあ、オフィシャルスタート。

 

2人の逃げ

二人が逃げている。残り77.6kmで1分39秒とタイトだ。

1. ヨナス・グレゴー　Uno-X Pro Cycling Team
2. ポール・ウルスラン　TotalEnergies

 

集団先頭はLotto-Dstnyのトーマス・デヘントが引いている。

 

Jumbo-Vismaのネーサンファン・フーイドンクは、集団復帰中。

 

ティム・メルリエは、最後尾でウインドブレーカーをサポートカーに渡そうとしている。

 

Alpecin-Deceuninckのエドワード・プランカールトもウインドブレーカーを脱いだ。みんな少しずつ暖かくなってきたかな。

 

集団はAlpecin-Deceuninckも引く。最後にセーアン・クラーウアナスンで狙うのかな。

 

Cofidisのブライアン・コカールが集団復帰中。

 

2020年と2021年に総合優勝しているBORA-hansgroheのマキシミリアン・シャフマンは集団最後尾付近にいる。

 

二人のリードは残り52.6kmで1分11秒。

 

集団後方で、Astana Qazaqstan Teamのルイスレオン・サンチェスとハビエル・ロモが話している。この後、ハビエル・ロモは遅れていったけど、何があったのか。

 

残り34kmで後ろに集団が見えてきた。

 

AG2R Citroën Teamのスタン・デウルフがチェーン落ちだ。

 

二人はまだ頑張る。

 

二人は肩をたたき合って、集団に捕まる。

 

集団中ほどで落車。

 

Bahrain Victoriousは、フィリップ・マチエユク。

 

Team Arkéa Samsicのティボー・ゲルナレックは肩を抑えているので鎖骨がやばいかもしれない。

 

各チームがトレインを組んで猛烈なスピードで進んでいる。

 

集団先頭はINEOS Grenadiersのコナー・スウィフト。

 

3級山岳　Côte de Milon-la-Chapelle　500m・12%

この登りで動きがあるか。

 

きた。まずはEF Education-EasyPostのニールソン・ポーレスだ。

 

ニールソン・ポーレスの後ろは、タデイ・ポガチャルだ。

 

タデイ・ポガチャルが前に出る。

 

ニールソン・ポーレス先頭で3級山岳を越えた。

1. ニールソン・ポーレス　EF Education-EasyPost　3ポイント
2. タデイ・ポガチャル　UAE Team Emirates　2ポイント

 

何人かが抜け出した。

 

登りでかなり絞られたか。

 

こちらは集団後方。

 

こちらはメイン集団。

 

後方が追いついてきたところで、EF Education-EasyPostのニールソン・ポーレスがアタックだ。

 

一人では逃げ続けるのは難しいがチャレンジだ。

 

集団は人数が戻ってきた。

 

ニールソン・ポーレスは、17秒のタイム差を稼ぎだす。

 

BORA-hansgroheのニルス・ポリッツが先頭で追う。

 

ニールソン・ポーレスは、20秒のタイム差に。

 

先頭はTrek-Segafredoのジャコポ・モスカ。

 

流石にタイム差は縮まってきた。あと10秒だ。

 

Uno-X Pro Cycling Teamのアレクサンダー・クリストフがパンクだ。

 

ニールソン・ポーレスの後ろに集団が迫る。

 

残り7.4kmでニールソン・ポーレスが捕まった。

 

スプリントポイント　Côte des Dix-sept Tournants

スプリントポイントまで1km。

 

UAE Team Emiratesのマッテオ・トレンティンが先頭を引く。

 

スプリント前でスピードが上がる。

 

きた。タデイ・ポガチャルがフルもがきだ!

 

タデイ・ポガチャルが1位通過。

1. タデイ・ポガチャル　UAE Team Emirates　6ポイント・6秒
2. ビエール・ラトゥール　TotalEnergies　4ポイント・4秒
3. ダミアン・ゴドン　AG2R Citroën Team　2ポイント・2秒

タデイ・ポガチャルは、そのままアタックだ。

 

ピエール・ラトゥールとヨナス・ヴィンゲゴーが反応。

 

3人が逃げる。

 

ピエール・ラトゥールが必死の引きだ。

 

タデイ・ポガチャルも全開で引く。

 

残り4.5km。タデイ・ポガチャルが後ろを確認。

 

ピエール・ラトゥールがアタック!

 

ヨナス・ヴィンゲゴーがタデイ・ポガチャルに話かける。タデイ・ポガチャルは、無理だったねと、首を振っている。

 

ピエール・ラトゥールが一人で頑張るが集団は後ろだ。

 

ピエール・ラトゥールは、粘るが捕まってしまう。

 

残り2kmでSoudal – Quick Stepが先頭に。

 

各チームのアシストがペースを作る。

 

残り1kmのゲートをくぐった。

 

フロリアン・セネシャルがティム・メルリエの位置を確認。

 

Soudal – Quick Stepのフロリアン・セネシャルが、ゴール前で最後の引きを見せる。

 

BORA-hansgroheは、ダニー・ファンポッペルの引きが終わってサム・ベネットが発射される。

 

左からサム・ベネット、オラフ・コーイ、ティム・メルリエと上がってくる。

 

3人がゴール前で並んだ。

 

後ろから、Lotto-Dstnyのアルノー・デリーがまくってくる。

 

  

ティム・メルリエがサム・ベネットを抜いた。アルノー・デリーが追い込むが～。

 

ティム・メルリエがバンザイゴールだ!

見事にチームのトレインを生かしてティム・メルリエが勝利。移籍して、早くもシーズン4勝目を獲得。まずは、このパリ～ニースでも1勝目だ。

 

リザルト

ティム・メルリエのコメント

スプリントの準備は素晴らしかったが、タフな一日でもあった。プロトンではストレスが多く、フィニッシュから20キロの急な上り坂では、戦術的なゲームにもなった。

そこで2人の選手が一緒になったが、幸運にも我々は戻ってきた。カスパー・アスグリーンが僕をうまく前に連れて行ってくれて、そこからずっと一緒にいたんだ。この列車に乗れるというのは、言葉にできないほど素晴らしいことだ。

これまでのオマーン、UAEツアーに続き、すでに2023年4度目の優勝ですね。

これは夢のようだ。信じられないし、チームのためにも、とてもうれしい。

第1ステージリザルト

総合

ポイント賞

山岳賞

新人賞