スペインを舞台に行われたブエルタ・ア・エスパーニャが閉幕。
表彰台の2位と3位をスペイン人が占める結果となった。更に、INEOS Grenadiersのカルロス・ロドリゲスもケガの影響をうけながらも総合7位で踏みとどまる走りを見せた。
フアン・アユソーは19歳、カルロス・ロドリゲスは21歳と非常に若い。しかも3週間のグランツールは初めての経験なのだから凄いことだ。
アレハンドロ・バルベルデは、引退するが、若い二人は十分に将来を担うことが出来るだろう。これについて、クリス・フルームも若い二人の活躍について言及している。
スペインの未来
Riding into the rest day 🙌 #LaVuelta22 pic.twitter.com/L9hYlceaIU
— Chris Froome (@chrisfroome) September 4, 2022
クリス・フルームは、スペインの若いライダーの活躍について聞かれると
カルロス・ロドリゲスやフアン・アユソーのような若いライダーを見ると、とても感動する。
彼らは若くして成熟し、すでに総合クラスで走っている。それは、現代の自転車競技のテーマであり、多くの若者の姿のように思える。
彼らはプロになり、1年か2年のうちに最高レベルのパフォーマンスを発揮することができるんだ。
何故、若いライダーがいきなり活躍すると考えてますか?
栄養やコーチングなど、基本的にプロが持っているものすべてを、15歳や16歳という非常に若い年齢から手に入れることができるからだと思うんだ。
だから、20歳でプロになるライダーは、他のライダーと一緒にレースに参加する準備ができている。
これは面白い動きで、興味深い変化だ。スペインの未来の才能は間違いなく安全だ。
Covid-19 VS one of the hardest climbs of the Tour de France. ⛰🤯
Insights by @chrisfroome. pic.twitter.com/sVEIRK5dHr
— Withings (@Withings) September 9, 2022
37歳のフルームは、ツール・ド・フランスでコロナに感染し、その後リタイヤ。コロナ後に、一貫して健康問題と闘ってきた。
それは上記のツイートのハートレートでも見て取れる。
ブエルタで、最後まで逃げに乗ることなく終わったのは少し残念だが、仕方のないことだ。フルームも37歳となり、プロロードレースの歴史を見てきたと言っても良い。
フルームの目からみても、二人がスペインの未来を背負っていくのは間違いないと思っているのだろう。だが、この数年以内に新たな若者がいきなり出てくることも容易に想像がつく。
ロードレースの世界もキャリアよりも、才能が重要視されるようになるかもしれない。
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