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2022 アークティック・レース・オブ・ノルウェー第4ステージ まさか最後に大逆転が~

海外情報
Photo credit: @bodil on Visualhunt
この記事は約19分で読めます。

ノルウェーは最終ステージ。

スプリントで決着となりそうだけど、最後のボーナスタイムで総合が動く可能性もある。Cofidisはしっかりとレースをコントロールしないといけない。

総合2位のTeam Arkéa Samsicのケヴィン・ヴォークリンは、ボーナスタイムを狙って仕掛けると宣言しており、攻撃を期待して良いのでは。

 

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第4ステージ     トロンヘイム~トロンヘイム  159.1km

コースプロフィール photo  arctic-race-of-norway

 

最終ステージの舞台はノルウェー中部に位置するノルウェー第3の都市トロンヘイムで行われる。

2級山岳が6か所あり、ここで山岳賞が決定することに。ゴール前は、8kmのローカルラップを4周。スプリントで決着のつくコースだ。

ただ、ローカルラップの中には1.4kmで7.7%の勾配の登りが4か所含まれており、パンチャーが逃げだすことは容易に想像がつく。

ディラン・フルーネウェーヘンが残っていれば、彼にチャレンジするコースとなりそうだ。

 

  1. スプリントポイント Spongdal
  2. 2級山岳   Løvset 1.9km・7.7%
  3. 2級山岳 Stene  1.7km・4.7%
  4. 2級山岳 Tyholt Tower   1.4km・7.7%
  5. 2級山岳 Tyholt Tower   1.4km・7.7%
  6. スプリントポイント Trondheim
  7. 2級山岳 Tyholt Tower   1.4km・7.7%
  8. スプリントポイント Trondheim
  9. 2級山岳 Tyholt Tower   1.4km・7.7%

 

スタート前

Tiz-cycling ストリーミング スクリーンショット以下同様

ノルウェーは最終日で晴天になりそう。

 

オフィシャルスタート。

 

3人が少し前に出た。

 

Alpecin-Deceuninckが攻撃している。

 

中々決まる感じではない。

 

60km/hオーバーでずっとアタック合戦。

 

集団は中々容認しない。

 

B&B Hotels – KTMのライダーが単独アタック。

 

これも捕まってしまう。

 

また牽制に。

 

カウンターで4人が前に。

 

これは少し抜け出たか。

 

前で速くこいと呼んでいる。Sport Vlaanderen – Baloiseのイェンス・レインダースだ。

 

だめだ。捕まってしまった。

 

アタック合戦で、Uno-X Pro Cycling Teamのエース、トビアスハラン・ヨハンセンが切れてしまう。

 

Team Arkéa Samsicが攻撃。

 

少し抜け出したのだけど。捕まる。

 

スプリントポイント Spongdal

スプリントポイント前でIsrael – Premier Techが引く。

スプリントポイント通過。

  1.  アクセル・ジングル Cofidis 3ポイント
  2. クイントン・ヘルマンス Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux 2ポイント
  3. アモリ・カピオ Team Arkéa Samsic 1ポイント

 

まだ、逃げが決まらない。

 

ようやく逃げが決まったと思ったら。

 

なんとレースストップ。

 

集団もストップ。

 

でた。ノルウェーでも抗議デモだ。

 

やっとスタート。

 

すぐにレース再開。ディラン・フルーネウェーヘンを含む逃げが出来ている。

 

15秒稼ぎだしたけど、決まるのかな。

 

いい感じのメンバーだけど。

 

だめだ~。後ろに集団がきた。ディラン・フルーネウェーヘンを逃がしたらスプリントも持っていかれる。

 

残り107.9kmまできたのだけど、まだ逃げが決まらない。タイム差が少ないので各チーム共に必死だ。

 

誰が逃げたら納得するのかな。二人が飛び出したぞ。

 

残り94.3kmで3人が抜け出しそうだ。

 

残り91.4kmで3人が少しだけ抜け出した。

  1. アンドレアス・レックネスン Team DSM
  2. ファビアン・グルリエ TotalEnergies
  3. アレッサンドロ・ヴェーレ Team Arkéa Samsic

 

3人の逃げ

3人は35秒まで開いた。初めてこれだけリードした逃げが出来た。ただ、アンドアス・ネックレスンは36秒しか遅れていないので、逃げ切れないだろうな。

 

残り72.4kmで2分7秒差に。

 

集団はCofidisが4人で引いている。後ろはTeam Arkéa Samsic。

 

残り50.8kmで1分52秒差に。

 

Team DSMのアンドレアス・レックネスンは、ツール・ド・スイス第2ステージで優勝。

今年のツールも総合28位でゴールしている。23歳と若く有望なライダーだ。

 

2級山岳 Tyholt Tower   1.4km・7.7%

ここでアンドレアス・レックネスンがスパート。

 

二人はすぐにおいていかれる。

 

集団もペースを上げる。

 

ツールの山岳ステージのようになっている。

 

単独で越えそうだ。

 

アンドレアス・レックネスンがトップで通過。

 

集団から3人が抜け出した。

  1. URIANSTAD Martin (Uno-X Pro Cycling Team)
  2.  SVESTAD-BÅRDSENG Embret (Team Coop)
  3.  GLOAG Thomas (Trinity Racing)

 

集団が1分28秒遅れでゴールラインを通過。

 

2級山岳 Tyholt Tower   1.4km・7.7%

アンドレアス・レックネスンが2回目の山岳ボイントを通過。

 

集団からAlpecin-Deceuninckの二コラ・コンチがアタック。すぐに追走のメンバーを抜いていく。

 

ニコラ・コンチが単独でアンドレアス・レックネスンを追う。

 

残り18.4km。51秒のタイム差を持っている。

 

二コラ・コンチは追走に追いつかれる。集団も20秒後ろだ。

 

Alpecin-Deceuninckは3人追走にのせている。

  1. クリスチャン・ズバラーリ Alpecin-Deceuninck
  2. 二コラ・コンチ Alpecin-Deceuninck
  3. ジェイソン・オズボーン Alpecin-Deceuninck
  4. ユーゴ・ウル Israel – Premier Tech
  5. アクセル・ジングル Cofidis
  6. DE POOTER Dries Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux
  7. マックス・プール Team DSM

スプリントポイント Trondheim

48秒差で追走がゴールラインを通過。

 

2級山岳 Tyholt Tower   1.4km・7.7%

44秒に迫る。

 

リーダーのヴィクトル・ラフェが集団の先頭付近に。1分18秒遅れている。

 

アンドレアス・レックネスンは、単独で越えていく。

 

34秒と追走が近づく。

 

ヴィクトル・ラフェはアシストがいないので、もう自分で引くしかない。

 

追走が追いつけば3人いるAlpecin-Deceuninckが有利だ。

 

スプリントポイント Trondheim

まだ38秒ある。強い!

 

追走が通過。37秒差と詰まっていない。

 

これだけいて先頭に追いつかないとは~。

 

2級山岳 Tyholt Tower   1.4km・7.7%

ここで詰めないと追いつかないぞ。

 

ユーゴ・ウルがベースを上げるがタイム差が縮まらない。

 

二コラ・コンチがアタック。ジェイソン・オズボーンはメカトラで遅れた。

 

アンドレアス・レックネスンがトップで通過。

 

二コラ・コンチが単独で先頭を追う。37秒差と変わらない。

 

二コラ・コンチは総合で19秒遅れなので、このままいけば総合順位を上げることが出来る。

 

アンドレアス・レックネスンは37秒差。総合では36秒遅れなので、もう少し稼がないとトップになれない。

 

ヴィクトル・ラフェはトップから38秒差。これは総合トップの座がやばい。

 

残り1.7km。ステージ優勝と総合優勝となるか?

 

二コラ・コンチは総合優勝狙いだ。

 

なんと、アンドレアス・レックネスンは逃げ切った。

 

いや~。凄く強い。最後まで逃げ切るなんて。

 

二コラ・コンチは単独2位でゴール。あとはヴィクトル・ラフェとのタイム差だ。

 

ヴィクトル・ラフェは35秒遅れて帰ってきた。だが、ボーナスタイムをアンドレアス・レックネスンが6秒獲得したので、総合優勝はアンドレアス・レックネスンとなった!

なんと、最後の最後に大逆転を食らってしまうとは~。ヴィクトル・ラフェは15秒差で総合5位に落ちてしまう。

総合2位には、ステージ5位となったユーゴ・ウル。Alpecin-Deceuninckの二コラ・コンチは1秒差で総合3位となった。

まさか、ここまで総合順位がかわるとは思ってもみなかった。単なるスプリンターステージとならない、とても面白いレースを見せて貰った。

 

アンドレアス・レックネスンは、ステージ優勝に総合優勝を自分の足だけでつかみ取った。これは本当に凄いことだ。Team DSMの将来のエースとなることだろう。

 

こちらはハイライト動画

 

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リザルト

第4ステージ リザルト

アンドレアス・レックネスンのコメント

昨日はかなり調子が悪かったので、今日は脚がどう反応するかを見たかったんだ。

サーキットを待ちたかった。ただ、雨が降ってきたので、チーム全員で交代することにした。しばらくすると調子が良くなってきて、3人の先頭集団に入ることができた。最初は、これはテレビに出るための便乗だ、と思っていた。作るという発想はあまりなかったですね。

地元のサーキットに入り、残り約30kmのところで、逃げ仲間を置き去りにしましたね。

私の目標は、1周だけ自分で走って、観客を楽しませることだったんだ。ノルウェーにあるので、知り合いがたくさんいる。

でも、一度軌道に乗ると、そのままフル回転してしまったんだ。最後の1周、いや、最後の1kmでようやく信じられるようになったんだ。とても大変だった。

特に上りは予想以上に険しく、厳しいものだった。彼らが後ろから激しく追い上げてくることは予想していた。

でも、チームメイトが僕の後ろの選手はみんな苦しんでいると言っていたので、それが僕のモチベーションになった。

特に昨日に続いて、本当にうれしい。私は北のトロムソで育った。これは私のホームレースだ。小さい頃、このレースを見ていた。私がサイクリングを始めた理由のひとつでもある。

Rnk Rider Team UCI Time
1
 LEKNESSUND Andreas
Team DSM 20 3:30:26
2
 CONCI Nicola
Alpecin-Deceuninck 10 0:16
3
 ZINGLE Axel
Cofidis 5 0:18
4
 POOLE Max
Team DSM   ,,
5
 HOULE Hugo
Israel – Premier Tech   0:20
6
 HERMANS Quinten
Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux   0:35
7
 BURGAUDEAU Mathieu
TotalEnergies   ,,
8
 SBARAGLI Kristian
Alpecin-Deceuninck   ,,
9
 BAX Sjoerd
Alpecin-Deceuninck   ,,
10
 KORETZKY Victor
B&B Hotels – KTM   ,,
11
 HAGEN Carl Fredrik
Israel – Premier Tech   ,,
12
 VAUQUELIN Kévin
Team Arkéa Samsic   ,,
13
 LAFAY Victor
Cofidis   ,,
14
 DE POOTER Dries
Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux   0:39
15
 NEILANDS Krists
Israel – Premier Tech   0:41
16
 STOKBRO Andreas
Team Coop   ,,
17
 BOASSON HAGEN Edvald
TotalEnergies   0:46
18
 LAURANCE Axel
B&B Hotels – KTM   ,,
19
 WIRTGEN Luc
Bingoal Pauwels Sauces WB   ,,
20
 VAN ROOY Kenneth
Sport Vlaanderen – Baloise   ,,
21
 NIBALI Antonio
Astana Qazaqstan Team   ,,
22
 GLOAG Thomas
Trinity Racing   ,,
23
 PORTER Rudy
Trinity Racing   ,,
24
 AASVOLD Kristian
Human Powered Health   ,,
25
 ANGULO Antonio
Euskaltel – Euskadi   ,,
26
 COLLEONI Kevin
Team BikeExchange – Jayco   ,,
27
 DONOVAN Mark
Team DSM   ,,
28
 URIANSTAD Martin
Uno-X Pro Cycling Team   0:59
29
 MATÉ Luis Ángel
Euskaltel – Euskadi   ,,
30
 MADRAZO Ángel
Burgos-BH   ,,

総合

Rnk Prev ▼▲ Rider Team UCI   Time
1 24 ▲23
 LEKNESSUND Andreas
Team DSM 200
6″
16:11:32
2 3 ▲1
 HOULE Hugo
Israel – Premier Tech 150
5″
0:08
3 9 ▲6
 CONCI Nicola
Alpecin-Deceuninck 125   0:09
4 11 ▲7
 ZINGLE Axel
Cofidis 100
15″
0:14
5 1 ▼4
 LAFAY Victor
Cofidis 85
10″
0:15
6 2 ▼4
 VAUQUELIN Kévin
Team Arkéa Samsic 70
6″
0:22
7 14 ▲7
 POOLE Max
Team DSM 60   0:23
8 6 ▼2
 HERMANS Quinten
Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux 50
2″
0:26
9 7 ▼2
 HAGEN Carl Fredrik
Israel – Premier Tech 40   0:28
10 10
 BAX Sjoerd
Alpecin-Deceuninck 35
2″
0:35
11 15 ▲4
 BURGAUDEAU Mathieu
TotalEnergies 30
8″
0:43
12 12
 NEILANDS Krists
Israel – Premier Tech 25   0:46
13 22 ▲9
 KORETZKY Victor
B&B Hotels – KTM 20   0:51
14 5 ▼9
 SCHULTZ Nick
Team BikeExchange – Jayco 15   0:52
15 16 ▲1
 STOKBRO Andreas
Team Coop 10   0:53
16 17 ▲1
 BOASSON HAGEN Edvald
TotalEnergies 5
4″
0:58
17 18 ▲1
 LAURANCE Axel
B&B Hotels – KTM 5   ,,
18 19 ▲1
 VAN ROOY Kenneth
Sport Vlaanderen – Baloise 5
3″
0:59
19 20 ▲1
 AASVOLD Kristian
Human Powered Health 5
3″
,,
20 21 ▲1
 COLLEONI Kevin
Team BikeExchange – Jayco 5   1:02
21 23 ▲2
 DONOVAN Mark
Team DSM 5   ,,
22 27 ▲5
 GLOAG Thomas
Trinity Racing 5   1:16
23 28 ▲5
 NIBALI Antonio
Astana Qazaqstan Team 5   1:22
24 26 ▲2
 MADRAZO Ángel
Burgos-BH 5   1:25
25 32 ▲7
 SBARAGLI Kristian
Alpecin-Deceuninck 5
1″
1:29
26 30 ▲4
 ANGULO Antonio
Euskaltel – Euskadi 5   1:41
27 29 ▲2
 JOHNSTON Liam
Trinity Racing 5
3″
2:09
28 33 ▲5
 FRANCO Alejandro
Burgos-BH 5   2:12
29 35 ▲6
 DVERSNES Fredrik
Uno-X Pro Cycling Team 5   2:21
30 8 ▼22
 OSBORNE Jason
Alpecin-Deceuninck 5
4″
2:22

ポイント賞

Rnk Prev ▼▲ Rider Team Points
1 2 ▲1
 ZINGLE Axel
Cofidis 29
2  
 LEKNESSUND Andreas
Team DSM 21
3 1 ▼2
 CAPIOT Amaury
Team Arkéa Samsic 20
4 6 ▲2
 BURGAUDEAU Mathieu
TotalEnergies 17
5 10 ▲5
 HOULE Hugo
Israel – Premier Tech 16
6 3 ▼3
 LAFAY Victor
Cofidis 15
7 4 ▼3
 GROENEWEGEN Dylan
Team BikeExchange – Jayco 15
8 5 ▼3
 BALLERSTEDT Maurice
Alpecin-Deceuninck 13
9 36 ▲27
 CONCI Nicola
Alpecin-Deceuninck 13
10 15 ▲5
 HERMANS Quinten
Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux 13

山岳賞

Rnk Prev ▼▲ Rider Team Points
1 1
 BASSETT Stephen
Human Powered Health 19
2 2
 VAN POUCKE Aaron
Sport Vlaanderen – Baloise 17
3  
 LEKNESSUND Andreas
Team DSM 16
4 3 ▼1
 AALRUST Håkon
Team Coop 6
5  
 VERRE Alessandro
Team Arkéa Samsic 6
6 4 ▼2
 LAFAY Victor
Cofidis 5
7 5 ▼2
 WIRTGEN Tom
Bingoal Pauwels Sauces WB 5
8  
 GRELLIER Fabien
TotalEnergies 5
9  
 CONCI Nicola
Alpecin-Deceuninck 4
10 6 ▼4
 BALLERSTEDT Maurice
Alpecin-Deceuninck 4

新人賞

Rnk Prev ▼▲ Rider Team Time
1 11 ▲10
 LEKNESSUND Andreas
Team DSM 16:11:32
2 2
 CONCI Nicola
Alpecin-Deceuninck 0:09
3 3
 ZINGLE Axel
Cofidis 0:14
4 1 ▼3
 VAUQUELIN Kévin
Team Arkéa Samsic 0:22
5 5
 POOLE Max
Team DSM 0:23
6 6
 BURGAUDEAU Mathieu
TotalEnergies 0:43
7 7
 STOKBRO Andreas
Team Coop 0:53
8 8
 LAURANCE Axel
B&B Hotels – KTM 0:58
9 9
 COLLEONI Kevin
Team BikeExchange – Jayco 1:02
10 10
 DONOVAN Mark
Team DSM ,,

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