クリテリウム・デュ・ドーフィネで、Movistar Teamのエンリク・マスがCANYON Ultimateの新型モデルに乗っているのが目撃された。
山岳で使うために、エンリク・マスが乗るのはの軽量クライミングバイクで、エアロダイナミックな空力と、より快適なバイクとなっているようだ。
この光景は、野性的な外観の新しいトレックマドンも同じレースで見られた後、わずか数日で来た。
トレックに続いて、CANYONも新型を試している訳ですね。
新型と思われるCANYON Ultimate
Nouvel Ultimate sur le Dauphiné. pic.twitter.com/i3PhlUMwvH
— Matos Vélo 🚲 (@matosvelo) June 11, 2022
UCI承認のフレームリストの最近の更新で新しいUltimateが進行中であることはわかっていたが、 クリテリウム・デュ・ドーフィネでついにベールを脱いだ感じか。
手前が新型だ。以前の姿と比較すると、そのバイクはシートチューブに穴をあけたラジカルなシートポストのデザインで、全面的な見直しと再設計が行われている。
CANYONがAEROADで行ったことを真似て、ステムを一体化したエアロコックピットのデザインを組み込んでいる。
さらに、ステムとトップをフードとドロップから分離することで、コクピットでも同じ幅の調節が可能になっている。
ハンドルはストップライド通知が出ていたが、現在は肉厚にして治っている。
Ultimateの2021年モデルでは、まだ一体型のハンドルとはなっていない。当然、ワイヤーもこの時期には内臓とはなっていなかった。
Arrowheadと同様、ハンドルバーの外装を3段階にスライドさせ(取り外すことも可能)、プリセットされた3種類の幅に移行させることができるはず。
ただ、エンリク・マスの自転車がどのような設定になっているかは不明。
その他の変更点は、シートポストとシートチューブ周辺に見られる。
2021年モデルでは、以前はシートチューブが後輪のカーブに沿うようにわずかにカットされていたが、現在はそのようなことはない。
新型では、シートチューブはボトムブラケットからトップチューブまで直線的になっている。
タイヤクリアランスも大きくなっているかも。
前モデルが丸みを帯びたCanon S13 VCLS CFポストを装着していたのに対し、新型UltimateはD型シートポストを装着している。
ドロップシートは従来通り、この接合部の前に補償用の三角形があり、その中にシートポストクランプも収納されている。
フォークは少しワイド化しているように見える。タイヤクリアランスが大きくなったためか、エアロのためなのか。
フォーク肩部の角度は、タイヤクリアランス向上のためにフォークを太くすることにした結果かもしれない。
確かにここは余裕があるように見えるけど、具体的なタイヤ幅のクリアランスは不明。
チェーンステーやシートステイについては、それほど変わっているようには見えない。
やはり、大きな変更点は、シートチューブの形状変更、タイヤクリアランスの向上、ハンドル一体化、D型シートポストの採用などだ。
重量については、すでに6kg台なので問題ないかも。エアロ化が進み、快適性が向上していると考えて良いだろう。
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