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ジロ総合2位のジェイ・ヒンドレーはムカデに足を履かせるために来たのではないと語る

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Image by ErikaWittlieb from Pixabay
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ジロ・デ・イタリア第15ステージを終わって、現在総合2位に位置しているBORA-hansgroheのジェイ・ヒンドレー。

エースの、ウィルコ・ケルデルマンが第9ステージでスボーク破損によって遅れたので現在はチームのエースとなっている。

 

 

ジェイ・ヒンドレーは7秒遅れの総合2位。第14ステージでチームの総攻撃でUAE Team Emiratesのアルメイダを落としたのが大きい。

その、ヒンドリーは面白い例えを言っている。タイトル通り、ムカデの足になりにきたのではないと。ムカデとはINEOS Grenadiersを指している。

後ろについているだけでは、勝利はやってこない。これについてジェイ・ヒンドレーが答えている。

 

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時間を無駄にしない

 

オーストラリアのパース出身のジェイ・ヒンドレーは初のジロ・デ・イタリア優勝にむけて決意を固めている。

思えば、2020年のジロでは、エースだったウィルコ・ケルデルマンをアシストとして参加していたのに総合2位でフニッシュ。今は、逆の立場になっているのが面白い。

ヒンドリーは、インタビューの冒頭で以下のようにコメント。

 

ムカデの足になるためにここにきたのではない。時間を無駄にするためにここにいるのではなく、勝つためにここにいる。

 

2020年のジロでは1日だけマリアローザを着てましたね。最終タイムトライヤルではテイオ・ゲイガンハートに敗れました。

2020年に1日しか着なかったピンクのジャージに戻れたら、超嬉しいね。苦い経験だった。

2021年はかなり荒れたシーズンでもあったしね。だから、僕個人としては、レースのとんがったところに戻ってこられるのは本当にうれしいよ。ピンクのジャージは大きなモチベーションになるし、とても素敵なことだと思う。

 

ブロックハウス頂上のステージでは優勝しました。先日の土曜日のトリノの難関ステージでもそのスピードを証明してますね。

超ハードな1年だった。その気になれば一日中語れる。2020年の表彰台が単なるまぐれではないことを証明したい。

ジロで2位になって2020年を終え、2021年に向けて自分自身に大きな期待を寄せていたからだ。

そして、2020年は、ソーシャルメディア上で多くの人が思っているような、単なる偶然の産物ではなかったということもね。

挫折したり、いろいろなことがあったりして、昨年は本当に悔しい1年だった。挫折があっても、集中力は途切れなかったし、昨年は高いレベルに戻るために本当にハードなトレーニングを積んできたんだ。

最終的には、新しいチームに移ったことで、新鮮な空気を吸い、リセットボタンを押すような、新しいスタートを切ることができたと思う。

 

Team DSMを悪く言わない

第9ステージではTeam DSMのロマン・バルデを下してステージ優勝

 

ヒンドレーは、BORA-hansgroheに2022年から移籍した。

Team DSMから移籍した他のライダーとは違い、チームの悪いことは全く口にしない。

 

以前のチームに問題があったとは言わないよ。ただ、違うチームだったんだ。4年間をそこで過ごし、僕の意見としては、プロになるには完璧なチームだったのかもしれない。

多くを学んだ。このチームで得たチャンスは、おそらく他のチームでは得られないものであり、それは常に覚えているものだ。

4年間そこで過ごした後、人間として、そしてバイクライダーとして成長するために、変化することは健康的なことだと思う。

BORA-hansgroheに参加する機会が訪れた。両手でそれを受け取った。BORA-hansgroheは常にクールなチームで、彼らのレーススタイルには本当に感心している。

正直なところ、すごくうれしいよ。新しいバイク、新しいチームメイト、新しいDS、新しいコーチングスタッフ、すべてが新しくなった。

 

最後の6ステージでは、18,961メートルの登坂があり、火曜日の第16ステージと土曜日の第20ステージは特にタフに見えます。そして最終ステージは個人タイムトライヤルが待ってます。それについてはどう思う?

1秒1秒が大事。明日は壮大なレースになると思うよ。また、休息日の後は、いつも複雑な心境になるものだ。

明日は、タイムを失う選手、タイムを上げる選手など、いろいろなことが起きると思う。明日はかなり、かなり重要な日になると思う。明日は絶対に上位に入りたい。

 

ヒンドレーがジロで初優勝するためには、山岳でいかにタイムを稼ぐかにかかっている。2020年ジロ最終ステージでは、1分37秒遅れの38位に沈んだ。

2022ジロ第1ステージでも34秒遅れ32位。あまりTTが得意であるとは言えない。リチャル・カラパスのほうがTTは速いので、優勝するならば山岳でムカデの足になっていては無理だ。

勝利するために、山岳でアタックをかけるしかない。カラパスが調子を崩して遅れるというのは考えにくい。ジェイ・ヒンドレーは自分の力で勝利を勝ち取るしかない。

 

 

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