EreResearchのGenusCCXロードタイヤは、転がり抵抗を低減し、グリップを向上させ、耐パンク性を高めると言われている新しいゴムコンパウンドを使用している。
これにより転がり抵抗は2w低減されるという。
CarbonXは、オランダのデルフト工科大学からスピンオフした会社であり、化学的に結合したカーボンナノフィラメントで作られた3D構造である同社の主力製品の名前でもある。
GenusCCXロードタイヤ
CarbonXは、新しいタイヤのゴムで、タイヤコンパウンドに使用される従来のフィラーであるカーボンブラックまたはシリカを置き換えるためにEreResearchによって使用されている。
CarbonXは新素材だ。
タイヤに新しい炭素化合物を使用したのはこれが初めてではなく、VittoriaはCorsaなどの評判の高いタイヤにグラフェンを追加している。
Ere Researchによると、CarbonXは、転がり抵抗を2ワット減らしており、チューブレス/フックレスセットアップの26mmタイヤで9.5ワットと主張されている。
また、競合製品と比較して、グリップが66%向上し、耐パンク性が40%向上するとも述べている。ただ、テストのスピードや競合製品の名前については情報がない。
26mmタイヤの重量は220g。これはチューブレスタイヤとしては非常に軽量であり、Ereの主張が積み重なると、最高のチューブレスタイヤになる可能性がある。
EreResearchの新しいフラッグシップタイヤであるGenusCCXの発売は、2022年夏から予定されている。
小売価格は89ユーロ(約1万2千円)。26mmと28mmの幅で発売され、30mmのバージョンが続く予定。
実際に、販売開始されてレースなどで実績を作って貰いたいところだ。販売が決定した場合には、また情報を更新したい。
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