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2025 ベルギー選手権ロード レムコ・エヴェネプールは2冠となったのか?

海外情報
Photo credit: ines s. on VisualHunt
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自転車王国ベルギー選手権ロード。National Championships Belgium – Road Race(NC)

この日には、各国で選手権ロードが行われている。出来る限り紹介したい。

 

過去の優勝者

  • 2024    アルノー・デリー
  • 2023  レムコ・エヴェネプール
  • 2022    ティム・メルリエ
  • 2021 ワウト・ファンアールト
  • 2020 ドリース・デポンド
  • 2019 ティム・メルリエ
  • 2018   イヴ・ランパールト
  • 2017 オリバー・ナーセン
  • 2016 フィリップ・ジルベール

 

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ビンチェ~ビンチェ 230km

コースプロフィール photo procyclingstats

 

残念ながら、これはスプリントで決着となるコースだ。

 

注目のライダーは

  • Soudal Quick-Step レムコ・エヴェネプール、イヴ・ランパールト、ティム・メルリエ、イラン・ファンワイルダー
  • Alpecin – Deceuninck ジャスパー・フィリップセン、クイントン・ヘルマンス、ジャンニ・フェルメルシュ
  • Intermarché – Wanty ルーン・ヘレゴッツ、ローレンツ・レックス、アンネ・マリット
  • Cofidis ミラン・フレティン、ディラン・トゥーンズ
  • Decathlon AG2R La Mondiale Team ドリース・デポンド、オリバー・ナーセン
  • Lidl – Trek ティボー・ネイス、ジャスパー・ストゥイヴェン、エドワード・トゥーンス
  • Team Visma | Lease a Bike ティシュ・ベノート、ワウト・ファンアールト、ヴィクトール・カンペナールツ、シアン・エイテブルックス
  • Lotto Dstny アルノー・デリー、アレック・セガート、トーン・アールツ

 

Tiz-cycling ストリーミング スクリーンショット以下同様

残り88.4kmで17秒差。16人が抜け出している。

  1. Jenno Berckmoes(Lotto)
  2. Cedric Beullens(Lotto)
  3. Arjen Livyns(Lotto)
  4. Alec Segaert (Lotto)
  5. Xandro Meurisse(Alpecin-Deceuninck)
  6. Jasper Philipsen (Alpecin-Deceuninck)
  7. Jonas Rickaert (Alpecin-Deceuninck)
  8. Remco Evenepoel (Soudal Quick-Step)
  9. Ilan Van Wilder (Soudal Quick-Step)
  10. Dries De Pooter (Intermarché-Wanty)
  11. Victor Campenaerts (Visma-Lease a Bike)
  12. Dries De Bondt (Decathlon-AG2R)
  13. Jasper Stuyven (Lidl-Trek)
  14. Vincent Van Hemelen (Flanders-Baloise)
  15. Florian Vermeersch(UAE Team Emirates – XRG)
  16. Tim Wellens (UAE Team Emirates – XRG)

 

残り5周

残り5周。

 

レムコ・エヴェネプールは、転倒したと伝えられているけれど、しっかりと先頭集団にいる。

 

残り69.6kmで1分52秒差。

 

Lidl – Trekのジャスパー・ストゥイヴェンが落車。石畳もある。

 

レムコ・エヴェネプールの先頭集団は残り66.2kmで1分54秒差。

 

レムコ・エヴェネプールが引き続ける限り、ティム・メルリエのスプリントはなさそう。

 

残り54.6kmmで2分45秒差に。

 

残り44.3kmで先頭は6人。タイム差は2分34秒差。

 

ティム・ウェレンスが先頭で抜け出しており追走は6人。

 

残り37.2km。ティム・ウェレンスは24秒先。追走にはフロリアン・フェルメルシュがおり先頭交代しない。

 

残り37.1km。ティム・ウェレンスは逃げ切ってしまうのか。

 

レムコ・エヴェネプールの引きに、Alpecin-Deceuninckのジャスパー・フィリップセンが貼り付いている。

 

残り29.1km。レムコに2位はいらない。

 

残り28.2km。ティム・ウェレンスは32秒差。

 

残り26km。42秒と広がった。

 

残り22.4km。レムコとジャスパー・フィリップセンが2人で追走に。45秒と広がる。

 

ジャスパー・フィリップセンも先頭交代に。このまま追いつくとスプリントではレムコはかなわない。足を使わせないと。

 

残り19.2km。タイム差は48秒。

 

残り18kmで48秒差。

 

残り13.8km。41秒差。レムコはアタックをかけないのか。落車の影響はあるのか。

 

残り6.9km。これはもう追いつかない。

 

残り3.1km。53秒差ありもう勝利は目前。

 

ティム・ウェレンスは独走でベルギー選手権ロードを制した。

 

スプリントで決着というシナリオは、強豪ライダーの抜け出しで全く違った展開となった。ティム・ウェレンスは34歳で初めてのベルギーロード王者。今シーズンの初勝利だ。

 

レムコ・エヴェネプールは38秒遅れでゴール。最後はジャスパー・フィリップセンを引き離している。

 

リザルト

優勝したUAE Team Emirates – XRGのティム・ウェレンス

間違いなく、これは僕のキャリアの中で最高の勝利だ。 誰もが一度はベルギーのジャージを着たいと思うし、そのチャンスが巡ってきたんだ。 昨年はタデイ・ポガチャルとともにツールで優勝したし、それに匹敵するものはほとんどない。 でも、世界最大のレースでジャージを着ることができるなんて、最高だよ。

ゴールまで41kmの地点で自力で逃げ切りましたね。

ラスト1kmで勝つと確信していた。 こんなに苦しんだことはないと思う。僕はレースで一番強かったわけじゃない。 レムコがそうだとみんなは思っていたと思うけど、そのせいでみんなレムコを見ていたんだ。

ゴールするのは簡単じゃなかった。 スタートはとてもリラックスしていた。 ここ数日は脚が良くなかったから、日曜日は期待してスタートしたんだ。

 

2位 Soudal – Quick Stepのレムコ・エヴェネプール

ホイールに飛び乗るのは常に有効だが、ギャップがある時に合流しないのはダメだ。時々奇妙な戦術だったが、まあ仕方ない…。

どんなに印象的な走りをしようと、勝敗は重要だ。それが叶わなかった。だから、ほら…。

ウェレンスが攻撃を仕掛けたまさにその瞬間、他の選手に任せてしまった訳ですね。

だからこそティムはリードを保っている。彼は本当に優秀で、我が国にとって偉大なチャンピオンだ。

フィリップセンは長い間攻撃に参加していなかった。もし彼がもっと早く攻撃に参加していれば、ウェレンスを捉えることができた?

おそらくそうなるだろう。でも彼はできないと言った。でも、もうそれは問題ではない。

レース中盤の落車については?

何も怪我はなかった。集団が絡まって、目の前で落車したんだ。追走中に少し体力を消耗したかもしれないが、大した怪我ではない。

ツール前の最後のレース、最後の刺激だった。気温も高かったので、アグレッシブに走った。最後の集中トレーニングとしては良い結果になったと思う。

ツール・ド・フランス前でストレスを感じてますか?

レースの前にすぐにストレスを感じるタイプではない。今は数日間の休息を楽しんで、その後3週間は全力で走る。

 

3位 Alpecin-Deceuninckのジャスパー・フィリップセン

非常に難しいレースだった。 レースは序盤からオープンで、最後はマンツーマンだった。 レースではティムとレムコが明らかに強かったと思う。 僕は主に、後ろについていくことと、追いつくことに集中した。

ウェレンスがアタックした後、レムコともっと協力すべきでしたか?

彼らと一緒に走ればよかったと言うのは簡単だ。 もっと一緒に走りたかった。 集団になったら、協力するしかない。 僕は自分にできることをしたし、回復を感じたら走り始めた。

レムコがティムを取り戻せるほど強いと予想していたが、ウェレンスは並外れた1日だった。 2人の強豪は互いに戦い、私は自分にできることをした。

でもコンディションはいいし、ここでは序盤から強い選手たちと一緒に走れる。 2人ほど良い選手がいたし、楽しいレースだったと思う。

 

Rnk Rider Team UCI Time
1
 WELLENS Tim
UAE Team Emirates – XRG 100 4:50:27
2
 EVENEPOEL Remco
Soudal Quick-Step 75 0:38
3
 PHILIPSEN Jasper
Alpecin – Deceuninck 60 0:46
4
 LIVYNS Arjen
Lotto 50 1:33
5
 VERMEERSCH Florian
UAE Team Emirates – XRG 40 ,,
6
 CAMPENAERTS Victor
Team Visma | Lease a Bike 30 1:42
7
 BERCKMOES Jenno
Lotto 20 1:50
8
 DE BONDT Dries
Decathlon AG2R La Mondiale Team 10 2:44
9
 SEGAERT Alec
Lotto 5 2:45
10
 MEURISSE Xandro
Alpecin – Deceuninck 3 ,,
11
 MERLIER Tim
Soudal Quick-Step 3 3:10
12
 VERMEERSCH Gianni
Alpecin – Deceuninck 1 ,,
13
 FRETIN Milan
Cofidis 1 ,,
14
 MARIT Arne
Intermarché – Wanty 1 ,,
15
 VAN TRICHT Floris
Israel Premier Tech Academy 1 ,,
16
 DEHAIRS Simon
Alpecin – Deceuninck   ,,
17
 HESTERS Jules
Team Flanders – Baloise   ,,
18
 AERTS Toon
Lotto   ,,
19
 DE SCHUYTENEER Steffen
Lotto   ,,
20
 NAESEN Oliver
Decathlon AG2R La Mondiale Team   3:13
21
 VANDEPUTTE Niels
Alpecin-Deceuninck Development Team   ,,
22
 CAPIOT Amaury
Arkéa – B&B Hotels   ,,
23
 DE PESTEL Sander
Decathlon AG2R La Mondiale Team   ,,
24
 HILLEN Michiel
Baloise Glowi Lions   ,,
25
 REX Laurenz
Intermarché – Wanty   ,,
26
 VAN GESTEL Dries
Soudal Quick-Step   ,,
27
 PAULUS Milan
Deschacht – Hens – FSP   ,,
28
 FRISON Frederik
Q36.5 Pro Cycling Team   ,,
29
 VAN ASBROECK Tom
Israel – Premier Tech   ,,
30
 VAN TRICHT Stan
Alpecin – Deceuninck   ,,

 

 

 

 

 

 

 

コメント

  1. 毎日読者K より:

    ベルギーのスタートリストはスター揃いですね。ワウトがいたら展開も変わってきたのかな。

    ティム・ウェレンスはツールで、ジャージを輝かせて集団コントロールに、力が入りますね。気持ちよくポガチャルをアシストできるでしょうね(*^^*)

    • ちゃん より:

      誰もがレムコを見ているので、チームメイトのいたティム・ウェレンスはチャンスをうかがっていたのでしょう。
      さらにイラン・ファンワイルダーが逃げから脱落したのが痛かった。彼がいれば追ってくれたので展開は変わっていたはず。

      ティム・ウェレンスは暑さに弱いと言われてましたが、ヒートトレーニングで克服。表彰式、インタビューでも長袖を着てましたね。ツールに向けて万全かと。

  2. よかあし より:

    私の記憶では、アルカンシェルとベルギーチャンピオンが同一チームでツールに出場した事はないのですが、過去にはあったのでしょうか?

    マペイが強かった時代でも見た事はなかったです。

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