2023 ツール・ド・ランカウェイ第4ステージ　スプリントを制したのは?

第3ステージは山岳ステージだったけれど、最後はスプリント。

これまで、1位、2位だったTudor Pro Cycling Teamのアーヴィッド・デクレイン、Astana Qazaqstan Teamのグレブ・シリツァはゴールで姿が見えなかったけれど、最後は残ったスプリンターでの決勝となった。

第4ステージは、再びスプリンター対決となる。

 

第4ステージ ブキット・メルタジャム～メル・ラヤ　140.2km

 

スタートは、セベラン・ペライ市の中心部であるブキット・メルタジャムから、平らな道だけを通って再び南へ走っていく。

途中、クアラ カンサールでの短い登り (1.8km・5.4%) があるけれど、それ以外に難しい箇所はない。

ただ、ゴールのメルラヤは、2年連続で、完全に安全とは言えない。なぜ終点400mで急な左折が必要なのだろうか。落車がないと良いのだけど。

 

1. スプリントポイント　Bagan Serai
2. 3級山岳　Bukit Berapit  1.8km・5.4%
3. スプリントポイント　Talang
4. スプリントポイント　Sungai Siput

 

スタート前

スタートは曇り空。

 

オフィシャルスタート。

 

逃げに入りたいメンバーが前で展開する。

 

単独の抜け出しに、Team CorratecSelle Italiaのライダーがジョイン。後ろからの追走を待っている。

 

一人増えて3人となった。

 

さらに後ろから、バラバラと追いついてくる。

 

集団は容認。

 

8人の逃げ

8人の逃げが完成した。

1. イバン・コボ　Equipo Kern Pharma
2. マソット・ジュリオ　Team CorratecSelle Italia
3. Thanachat Yatan(Roojai Online Insurance)
4. Ratchanon Yaowarat(Thailand Continental Cycling Team)
5. Nichol Blanca Pareja(7 Eleven Cliqq – Air21 by Road Bike Philippines)
6. Donghyeok Choi(KSPO Professional)
7. Afiq Huznie Othman(Nusantara Cycling Team)
8. Penghai Deng(Giant Cycling Team)

 

またも雨に。カメラのレンズを拭いてくれないと見えない。

 

スプリントポイント　Bagan Serai

スプリントポイント獲得順位は

1. Ratchanon Yaowarat(Thailand Continental Cycling Team)　3ポイント・3秒
2. Donghyeok Choi(KSPO Professional)　2ポイント・2秒
3. Penghai Deng(Giant Cycling Team)　1ポイント・1秒

 

残り81km。集団はGreen Project-Bardiani CSF-Faizanèが先頭を引いている。タイム差は1分50秒と少ない。

 

3級山岳　Bukit Berapit  1.8km・5.4%

先頭は唯一の登りに。残り500m。

 

山岳ポイント獲得順位は

1. Donghyeok Choi(KSPO Professional)　3ポイント
2. Penghai Deng(Giant Cycling Team)　2ポイント
3. Thanachat Yatan(Roojai Online Insurance)　1ポイント

 

スプリントポイント　Talang

スプリントポイント獲得順位は

1. Thanachat Yatan(Roojai Online Insurance)　3ポイント
2. Afiq Huznie Othman(Nusantara Cycling Team)　2ポイント
3. Thanachat Yatan(Roojai Online Insurance)　1ポイント

 

残り34km。タイム差は58秒に。先頭は7人となっている。

 

残り31kmで集団から二人が追走に。

1. ミデイ・ヴァレンティン (Roojai Online Insurance)
2. TZORTZAKIS Polychronis (Roojai Online Insurance)

 

先頭から二人が抜け出した。

 

先頭に二人が追いつく。

 

集団から追走していた二人が先頭からちぎれたメンバーを抜いていく。

 

スプリントポイント　Sungai Siput

スプリントポイント獲得順位は

1. Donghyeok Choi(KSPO Professional)　3ポイント・3秒
2. Afiq Huznie Othman(Nusantara Cycling Team)　2ポイント・2秒
3. Nichol Blanca Pareja(7 Eleven Cliqq – Air21 by Road Bike Philippines)　1ポイント・1秒

 

残り19km。集団から追走したきた ミデイ・ヴァレンティンは、先頭まで12秒と迫るけれど中々一人では4人に追いつかない。

 

残り14kmで2分15秒差に。こんなに一気にタイムが広がるのだろうか。イマイチタイム表示があてにならない。

 

残り11kmで先頭は3人に。タイム差は45秒。

 

集団が迫ってきて先頭も協調性がなくなっている。

 

集団に捕まる前に単独アタック!

1. Nichol Blanca Pareja(7 Eleven Cliqq – Air21 by Road Bike Philippines)

 

しかし、残り7kmで、捕まってしまった。これで逃げは消滅。スプリントに向かう。

 

残り6km。Bolton Equities Black Spokeが集団の前に。

 

残り5kmで、またも雨に。

 

残り3kmでBolton Equities Black Spokeが先頭。

 

残り2km。Bolton Equities Black Spokeが2日連続のステージ優勝を狙う。

 

昨日優勝のジョージ・ジャクソンのトレインは、あと二人しかいない。

 

残り1kmでTudor Pro Cycling Teamが前に出てきた。

 

残り500m。危険なカーブを曲がる。

 

残り300m。Caja Rural – Seguros RGAが先頭に。

 

リードアウトの外れたCaja Rural – Seguros RGAのダニエル・バボールが発射。

 

ダニエル・バボールが伸びている!

 

完全に抜け出している!

 

ゴール前で、早くも後ろのチームメイトが万歳をしているぞ。

 

ダニエル・バボールが万歳ゴールだ!

今シーズンからCaja Rural – Seguros RGA入りしたチェコの23歳。アマチュア時代から勝利を重ねていて、今回がキャリア5勝目となった。

総合リーダーは、ステージ2位となったBolton Equities Black Spokeのジョージ・ジャクソンとなった。

 

リザルト

ダニエル・バボールのコメント

これは私にとってアジアでのメジャー初勝利であり、今シーズンのトップレベルのレースでのステージ2勝目となる。あまり調子がよくなくて、これがシーズン最後のレースなので、この勝利は私にとって本当に大きな意味がある。

実際のところ、私はここで最高の状態ではないが、ステージ2で4位を獲得した後、もっと良い結果が得られると思ったが、ステージ勝利は得られなかった。

しかし、今日はラスト20kmで気分が良く、最初に最終コーナーに入り、良いリードアウトをして最初にラインに突っ込むことができた。

 

第4ステージリザルト

総合

ジョージ・ジャクソンのコメント

残り300mで良いリードを保ってコーナーを曲がり、一生懸命頑張ったが、今日はバボールが一番速かった。結果にはまだ満足しているし、この後ステージ優勝のチャンスはあと数回ある

ポイント賞

山岳賞