2023 グランプリ・ド・フルミー　アルカンシェルのマチュー・ファンデルプールの走りは?

フランスのワンデーレース、GP ド・フルミー/ラ・ヴォワ・デュ・ノール。GP de Fourmies / La Voix du Nord(1.Pro)

1928年から始まっており、最も歴史の長いレースの一つ。フルミーグランプリとも呼ばれている。

• 2021    エリア・ヴィヴィアーニ
• 2019　パスカル・アッカーマン
• 2018　パスカル・アッカーマン
• 2017   ナセル・ブアニ
• 2016　マンセル・キッテル
• 2015　 ファビオ・フェリーニ
• 2014　 ヨナス・ファン・ヘネフテン
  
• 2013　ナセル・ブアニ
• 2012　 ラース・バグ
• 2011     ギョーム・ブロ

 

フルミー～フルミー　197.6km

 

フルミーはベルギー国境から数キロ。そのため過去優勝者にはベルギー人も多い。コースは昨年と同じで、2つのループで構成される。

最初のループの長さは34.5kmで、ライダーは2つのスロープを通過する。コートボケ（1.6km・3.6％）とサクレクール（0.7km・3％）は、3回クリアーしなければならない。

さらに、ゴールのフルミー前には、9kmのローカルラップを6周。最後は間違いなくスプリントだ。

 

1. スプリントポイント  フルミーfinish line
2. スプリントポイント  Avesnes-Helpe
3. 山岳ポイント　コートボケ　1.6km・3.6％
4. 山岳ポイント　サクレクール　0.7km・3％
5. 山岳ポイント　コートボケ　1.6km・3.6％
6. 山岳ポイント　サクレクール　0.7km・3％
7. 山岳ポイント　コートボケ　1.6km・3.6％
8. 山岳ポイント　サクレクール　0.7km・3％
9. スプリントポイント　Treion
10. 山岳ポイント　フルミー　0.4km・5.8%
11. スプリントポイント　Lap1

 

注目のライダーは

• Lotto Dstny　カレブ・ユアン
• Alpecin-Deceuninck　マチュー・ファンデルプール、ドリース・デポンド
• Soudal – Quick Step　ファビオ・ヤコブセン、ティム・メルリエ、イヴ・ランパールト
• UAE Team Emirates　マッテオ・トレンティン、ライアン・ギボンズ、アルバロホセ・ホッジ
• Groupama – FDJ   ペール・ペンホーエ
  
• Cofidis　ブライアン・コカール、マキシミリアン・ヴァルシャイド
• Team Jayco AlUla　ディラン・フルーネウェーヘン
• AG2R Citroën Team　オリバー・ナーセン
• Intermarché – Circus – Wanty　ヘルベン・タイッセン、ニッコロ・ポニファツィオ
• Israel – Premier Tech　ジャコモ・ニッツォーロ、イェンス・レイダース
• Team Arkéa Samsic　アルノー・デマール、デビット・デッカー、ダニエル・マクレー
• Uno-X Pro Cycling Team　アレクサンダー・クリストフ、ソーレン・ヴァーレンショルト
• TotalEnergies　アントニー・テュルジス
• Q36.5 Pro Cycling Team　マッティオ・モスケッティ

 

5人の逃げ

残り104.5km。1分48秒差。5人が逃げている。

1. ドリース・デポンド　Alpecin-Deceuninck
2. エンツォ・パレーニ(Team dsm – firmenich)
3. KELEMEN Petr(Tudor Pro Cycling Team)
4. HECHT Gage(Human Powered Health)
5. Maxime Jarnet(Van Rysel – Roubaix Lille Métropole)

 

集団はSoudal – Quick Stepのティム・デクレルやTeam Jayco AlUlaが引いている。

 

残り57.7km。ティム・デクレル先頭でタイム差は1分41秒差。

 

残り5周

先頭は1分33秒差で通過。

 

残り46.1kmで1分33秒差に。

 

残り4周

ティム・デクレル先頭で残り4周回に。タイム差は1分13秒。

 

集団から単独アタック。しかし、これは捕まる。

1. Nolann Mahoudo(CIC U Nantes Atlantique)

 

ドリース・デポンドは久々の逃げだけど、このスプリンターステージでは逃げ切れない。まあ、マチュー・ファンデルプールのために逃げに入っている。

 

残り37.3kmで1分22秒差に。

 

残り3周

残り3周に先頭がはいる。

 

あららっ、アルカンシェルのマチュー・ファンデルプールが集団の2番手に。

 

これは先頭交代の邪魔をしにきたのかな。

 

先頭は4人に。

 

残り26.8km。マチュー・ファンデルプールは3番手に。さかんに無線で話をしている。アタックをかけるつもりなのか。

 

先頭はAlpecin-Deceuninckのドリース・デポンド単独となった。

 

流石に残り17.2kmを37秒差では逃げ切れない。

 

Intermarché – Circus – Wanty、Soudal – Quick Step、Team Jayco AlUlaが集団を牽引。

 

残り12.8km。19秒差で後ろにチラチラと集団の姿が見えてくる。

 

残り1周

11秒差でドリース・デポンドが残り1周に。

 

カメラが切り替わるとドリース・デポンドは捕まっていた。カウンターアタックでTudor Pro Cycling Teamが攻撃。

 

しかし、これはすぐに捕まる。

 

残り3.4km。Soudal – Quick Stepが左側に。

 

残り2.2km。Uno-X Pro Cycling TeamとTeam Jayco AlUlaも上がってくる。

 

残り2kmでTeam Jayco AlUla先頭。

 

残り1.3km。Team Jayco AlUla先頭を譲らない。

 

Uno-X Pro Cycling Teamが先頭にたった。

 

さあ、ゴール前にやってきた。

 

Uno-X Pro Cycling Teamのソーレン・ヴァーレンショルトが先頭。

 

カーブを曲がってバンチスプリントだ。

 

Uno-X Pro Cycling Teamは、ソーレン・ヴァーレンショルトがアレクサンダー・クリストフをリードアウト。

 

左が、Team Arkéa Samsicのアルノー・デマール、Groupama – FDJのペール・ペンホーエ、Uno-X Pro Cycling Teamのアレクサンダー・クリストフ、Q36.5 Pro Cycling Teamのマッティオ・モスケッティ、Soudal – Quick Stepのティム・メルリエ。

 

最速でゴールを駆け抜けたのは、ティム・メルリエだ。

 

2位にはIntermarché – Circus – Wantyのヘルベン・タイッセン。3位は左のQ36.5 Pro Cycling Teamのマッティオ・モスケッティだ。

 

Soudal – Quick Stepは、ファビオ・ヤコブセンがスプリントを狙うのかと思っていたけど、ミケル・モルコフが最後にリードアウトしたのはティム・メルリエだった。

ティム・メルリエは今シーズンの10勝目となっている。

 

リザルト

ティム・メルリエのコメント(チーム公式サイトより)

今日チームは素晴らしい仕事をしてくれたので、彼らに感謝しなければなりません。また、良い感触と大きな自信を持っていたので、あのクレイジーな最後の1kmで男子たちに少し負けたとき、それが私を助けてくれた。

早めにスプリントを開いてしまいましたが、持ちこたえるだけの力は十分にありました。これはとても嬉しいです。次の予定であるツアー・オブ・スロバキアを今から楽しみにしています。

マチュー・ファンデルプールはスプリントすることなく88位の同タイムでゴールしている。