2022 ツアー・オブ・デンマーク第3ステージ　グラベルロードを含む最長ステージを制したのは?

ツアー・オブ・デンマークの3日目は最長ステージ。

この中にはグラベルロード(未舗装路)が含まれており、ライダーはスキルと体力も要求される。最後は、スプリントで決着となりそうなコースだ。

 

第3ステージ　オッテルプ～ヘルニング　239.3km

 

スタート地点は、デンマークの大都市の 1 つであるオーデンセの北にあるオッテルプから。

未舗装のグラベルが 9か所あり、合計で18.2km。未舗装の道路に加えて、地形もかなり丘陵で、合計で、1,500mの獲得標高となる。

ゴール前は11.5kmのローカルラップを3周してゴール。

20歳のマグナス・シェフィールドのリーダージャージをINEOS Grenadiers全員で守る戦いとなりそうだ。

 

1. スプリントポイント　Harndrup
2. スプリントポイント　Middelfart
3. 山岳ポイント　Birkemosebak　1.7km・2.5%
4. 山岳ポイント  Refsgårde　 0.5km・7%
   
5. スプリントポイント　Brande
6. スプリントポイント　Sønder Askærvej

 

スタート前

デンマークは少し曇り空。

 

12人の逃げ

残り77.9kmでタイム差は1分42秒しかない。

1. コービー・ストロング　Israel – Premier Tech
2. サミュエル・ゾッカラート　Bardiani-CSF-Faizanè
3.  RIDOLFO Filippo (Team Novo Nordisk)
4. BENDIXEN Louis(Team Coop)
5. HJEMSÆTER Olav (Team Coop)
6.  BANASZEK Adrian (HRE Mazowsze Serce Polski)
7. WALLIN Rasmus Bøgh (Restaurant Suri – Carl Ras)
8.  KNUDSEN Oliver (Restaurant Suri – Carl Ras)
9.  JENSEN Frederik Irgens (BHS – PL Beton Bornholm)
10.  MENGEL Nikolaj (BHS – PL Beton Bornholm)
11.  AASKOV PALLESEN Jeppe (Team ColoQuick)
12.  MALMBERG Matias (Team ColoQuick)

 

Nørregårdsvej

先頭はグラベルロードに。

 

集団はINEOS Grenadiersが引いている。

 

マグナス・コルトニールセンはグラベルロードで遅れている。

 

集団はUno-X Pro Cycling Team、Trek-Segafredo、INEOS Grenadiersが牽引する。

 

エガン・ベルナルはしっかりと集団先頭付近にいる。最初に引いていたのは、エガン・ベルナルとミハウ・クフィアトコフスキだ。

記事にしている時間がないので、報告しておくとミハウ・クフィアトコフスキは2025年まで契約延長している。現在32歳だから、キャリアの最後までチームに留まりそうだ。

 

マグナス・コルトニールセンとトム・スクーリーが集団に復帰。

 

Buskvej

INEOS Grenadiersが先頭を引く。ゲラント・トーマスも先頭付近にいる。

 

残り47.4kmで2分8秒差。

 

Team DSMのセーアン・クラーウアナスンがアタック!

 

セーアン・クラーウアナスンはINEOS Grenadiersの引きでつかまってしまう。

 

マグナス・コルトニールセンは、ずっと集団の最後尾走行。

 

残り3周

タイム差が縮まる中、先頭集団がゴールラインを通過。

 

12人いるけど、コンチネンタルチームが多く逃げ通せることはない。

 

残り2周

タイム差30秒で、残り2周へ。

 

集団牽引は、Alpecin-Deceuninck。ジャスパー・フィリップセンで勝利を狙う。

 

残り15.5km。後ろに集団が見えてきた。

 

ここで、BENDIXEN Louis(Team Coop)がアタック!

 

残り1周

集団牽引はBingoal Pauwels Sauces WB、Alpecin-Deceuninck。

 

残り10.1kmで14秒差に。

 

あ～、ついに先頭が捕まってしまう。

 

いや、一人だけ最後まで粘っている。

 

残り1.8kmまで頑張った。

 

残り1.5kmでEF Education-EasyPostが先頭。

 

EF Education-EasyPostがトレインを組んで、マグナス・コルトニールセンをゴールに連れていく。

 

INEOS Grenadiersの後ろからJumbo-Vismaが上がってきた。

 

最終コーナーでクリストフ・ラポルトが先頭でオラフ・コーイを後ろにつけている。

 

クリストフ・ラポルトが引き倒す!

 

クリストフ・ラポルトの後ろから、オラフ・コーイが発射だ!

 

オラフ・コーイが、ゴール手前で振り返ってクリストフ・ラポルトを指さしながらゴール～!

なんという余裕。この二人ならば、どちらがリードアウトしても勝てた展開だった。クリストフ・ラポルトがリードアウトするのだから、オラフ・コーイも勝てるはずだ。

これでオラフ・コーイは、第1ステージに続いての勝利で今シーズン11勝目の勝利となった。凄い20歳だ。

 

リザルト

第3ステージ　リザルト

オラフ・コーイのコメント(公式サイトより)

夢のようなシナリオに近づいた。特にパスカル・エンクホーンとトッシュ・ファンデルサンドは素晴らしい仕事をした。決勝では、事前に最後のカーブを先に通過することを明言していたクリストフについて行った。

カーブを1位と2位で通過したとき、これはいけると思った。クリストフもボーニフィケーションの秒数を取ったということは、スーパーですね。

グラベルセクションを乗り切らなければチャンスはないと思っていた。フィニッシュからかなり離れていて、プロトンを崩すほどの難易度ではなかった。状況を把握した上で、スプリントで私が行くことに決定したんだ。完成したら、それは素晴らしいことだ。

総合

ポイント賞

山岳賞

新人賞