2022 ツール・ド・リムザン第3ステージ　　まさかのゴール前で～

リムザンの3日目は丘陵コースと言って良いようなアップダウンの連続するコース。

スプリンターが最後まで残るのは難しいレイアウトとなっている。リーダーはMovistar Teamのアレクサンデル・アランブル。

アレクサンデル・アランブルは、左肘、左膝に包帯を巻いているけど、今日も満足な走りが出来るだろうか。

 

第3ステージ　　ドンズナック～マルモール　181.7km

 

スタートから96.5kmでマルモールのフニッシュラインを一度通過。平坦はスタートから25kmだけで、あとはずっとアップダウンの連続のコースとなる。

間違いなくアタックの掛け合いから、小集団でのゴールとなる展開が予想される。

 

1. スプリントポイント 　Jugeals-Nazareth
2. 2級山岳　Cote de d’Albignac  2km・6.6%
3. 2級山岳  Cote de Sainte Fereole　4.7km・5.8%
4. スプリトポイント Sadroc
   
5. スプリトポイント  Saint-Bonnet-l’Enfantier
   
6. 1級山岳  Cote de Vertougit　4.2km・6.3%
7. スプリトポイント  Objat
   
8. 2級山岳  Cote de Saint-Antoine-les-Plantades　2km・6.2%

 

スタート前

フランスは今日も雨はないようだ。気温22℃。

 

逃げは4人

第1ステージに続いて、逃げ屋のアレクシー・グジャールが乗っている。

1. アレクシー・グジャール　B&B Hotels – KTM
2. ディミトリ・クレイス ( Intermarché-Wanty-Gobert Matériaux )
3. Romain CARDIS ( St-Michel-Auber 93 )
4. Clément CARISEY ( Go Sport-Roubaix Lille Métropole )

 

2級山岳　Cote de d’Albignac  2km・6.6%

アレクシー・グジャールが山岳ポイントをトップ通過。この後、アレクシー・グジャールと、ディミトリ・グレイスが抜け出す。

 

追走が3人出ている。Groupama – FDJの3人だ。あと23秒で先頭に追いつく。

1. ケヴィン・ゲニッツ　Groupama – FDJ
2. ヴァランタン・マデュアス　Groupama – FDJ
3. アッティラ・ヴァルテル　Groupama – FDJ

 

先頭から遅れた2人。

1. Romain CARDIS ( St-Michel-Auber 93 )
2. Clément CARISEY ( Go Sport-Roubaix Lille Métropole )

 

Groupama – FDJのトリオが追走に追いついた。先頭は5人に。

1. ケヴィン・ゲニッツ　Groupama – FDJ
2. ヴァランタン・マデュアス　Groupama – FDJ
3. アッティラ・ヴァルテル　Groupama – FDJ
4. Romain CARDIS ( St-Michel-Auber 93 )
5. Clément CARISEY ( Go Sport-Roubaix Lille Métropole )

 

追走から先頭二人が見えてきた。

 

Movistar Teamが、まずは逃げていたGroupama – FDJの一人を捕まえる。タイム差は54秒。

 

Groupama – FDJが先頭の二人を捕まえた。

 

先頭は7人。これだけ人数がいればタイム差も保てそうだ。特にGroupama – FDJは3人いるので、完全に逆転を狙っている。

1. ディミトリ・クレイス 　Intermarché-Wanty-Gobert Matériaux
2. アレクシー・グジャール　B&B Hotels – KTM
   
3. ヴァランタン・マデュアス　Groupama – FDJ
4. ケヴィン・ゲニッツ　Groupama – FDJ
5. アッティラ・ヴァルテル　Groupama – FDJ
6. Romain CARDIS ( St-Michel-Auber 93 )
7. Clément CARISEY ( Go Sport-Roubaix Lille Métropole )

 

Movistar Teamは全員でアレクサンデル・アランブルを引いている。残り73.4kmで1分28秒差。

 

2級山岳  Cote de Sainte Fereole　4.7km・5.8%

あらら、イタリアチャンピオンのアッティラ・ヴァルテルが切れてしまった。ステージを優勝狙っていると思っていたのだけど。集団後方にいたのはキツカッタからか。

 

先頭では少しずつ力の差が出ており、後続が切れていく。アレクシー・グジャールも遅れてしまった。

 

あっと言う間に先頭は3人に。

1. ディミトリ・クレイス 　Intermarché-Wanty-Gobert Matériaux
2. ヴァランタン・マデュアス　Groupama – FDJ
3. ケヴィン・ゲニッツ　Groupama – FDJ

 

先頭はGroupama – FDJが二人で交代している。まあ、仕方ない。逃げ切りが決定的にならないとディミトリ・クレイスは先頭交代に入らないだろう。

 

先頭から切れたアレクシー・グジャールらが集団に捕まってしまう。

 

スプリトポイント Sadroc

スプリントポイント前で、ケヴィン・ゲニッツがスパート。

 

ケヴィン・ゲニッツ先頭でスプリントポイント通過。

1. ケヴィン・ゲニッツ　Groupama – FDJ　3ポイント・3秒
2. ヴァランタン・マデュアス　Groupama – FDJ　2ポイント・2秒
3. ディミトリ・クレイス 　Intermarché-Wanty-Gobert Matériaux　1ポイント・1秒

 

集団先頭は逃げていたアレクシー・グジャールが引いている。

 

残り46.2km。Israel – Premier Techも集団牽引に加わる。

 

Movistar Teamのアシストがいなくなって、アレクサンデル・アランブルが先頭に立たないといけなくなる。

まずは、TotalEnergiesのジュリアン・シモンのアタックを食い止める。

 

集団からは追走が掛かり始める。Cofidisのギヨーム・マルタンだ。

 

1級山岳  Cote de Vertougit　4.2km・6.3%

先頭も攻撃が始まった。ヴァランタン・マデュアスがアタックだ。

 

Movistar Teamのアシストは一人だけとなっている。

 

ギヨーム・マルタンは捕まった。今度はIntermarché – Wanty – Gobert Matériauxのロレンツォ・ロタが攻撃だ。

 

ヴァランタン・マデュアスが単独となった。

 

ヴァランタン・マデュアスが単独で1級山岳を通過。

 

゜

ロレンツォ・ロタが、ディミトリ・クレイスに追いついて二人で追走グループとなる。

 

ヴァランタン・マデュアスは残り33.3kmで45秒差。メイン集団とは1分のタイム差だ。

 

スプリトポイント  Objat

ヴァランタン・マデュアスが単独でスプリントポイント通過。

 

メイン集団も少なくなっている。

1. ギヨーム・マルタン　Cofidis
2. ケヴィン・ゲニッツ　Groupama – FDJ
3. ブノワ・コヌフロワ　AG2R Citroën Team
4. グレッグ・ファンアーヴェルマート　AG2R Citroën Team
5. フィリッポ・ザナ　Bardiani CSF Faizane
6. ルイ・コスタ　UAE Team Emirates
7. ディエゴ・ウルッシ　UAE Team Emirates
8. アレクサンデル・アランブル　Movistar Team
9. Axel MARIAULT ( Team U Nantes Atlantique )

 

追走の二人も捕まる。

 

残り19,3km。タイム差30秒。

 

カメラでは、まだヴァランタン・マデュアスの姿は見えない。

 

追走からブノワ・コヌフロワがアタックをかけてヴァランタン・マデュアスに追いつく。

 

ブノワ・コヌフロワが全開で引き倒す。

 

アレクサンデル・アランブルが追走に出た。

 

アレクサンデル・アランブルが追いついたが、集団もきてしまった。

 

また、振り出しだ。

 

二人いるチームが有利だ。ギヨーム・マルタンは一人なので難しいだろう。

 

2級山岳  Cote de Saint-Antoine-les-Plantades　2km・6.2%

先頭は追いついたルイ・オリヴィラ。UAE Team Emiratesは3人いるので有利だ。

 

ギヨーム・マルタンがアタック!

 

ギヨーム・マルタンも左肘、左膝に包帯が巻いてある。

 

後方はグレッグ・ファンアーヴェルマートが引いている。12秒差だ。

 

下りでタイム差が少ないので、これは捕まるよね～。

 

ギヨーム・マルタンは登りでまたも盛り返す。

 

ギヨーム・マルタンは残り5.1kmで捕まってしまう。

 

残り4.2km。人数が多いので少し絞りたいところ。

 

ギヨーム・マルタンが、残り2.6kmでアタック!

 

だが、すぐに捕まる。

 

牽制から、残り2kmでルイ・コスタがアタック!

 

いい感じで引き離したのだけど、なんと～。

コースミスで違う道を進んでいる!

 

ルイ・コスタ可哀そう。ランドバウトになっていたけど、しっかりと誘導してあげないといけない。

 

ギヨーム・マルタンがまたもアタック!

 

だが、ギヨーム・マルタンは捕まってしまう。

 

さあ、スプリント。ブノワ・コヌフロワが最初にスプリント開始。

 

ここで、ディエゴ・ウルッシが先頭に立つ。

 

後ろから、アレクサンデル・アランブルとフィリッポ・ザナが追いこむが。

 

ディエゴ・ウルッシがそのままゴール～!

ディエゴ・ウルッシは、ルイ・コスタのコースミスを帳消しにする勝利をたぐり寄せた。もし、これでUAE Team Emiratesが勝っていなかったらチームは本当に悔しい思いをしていただろう。

アレクサンデル・アランブルは、ステージ3位でしっかりとリーダージャージをキープだ。

 

リザルト

第3ステージ　リザルト

ディエゴ・ウルッシのコメント(公式サイトより)

タフなコースで、非常にタイトなレースだった。僕とルイ・コスタとオリベイラの3人は、ベストライダーがいる集団の中で前に出て、優勝争いをすることができた。決勝では良いスプリントができたので、この勝利は本当にうれしい 。

総合

山岳賞

新人賞