ツール第20ステージは、プリモシュ・ログリッチが57秒差でスタートするという圧倒的有利に立ちながらタデイ・ポガチャルに負けてしまった。
Jumbo-Vismaは、ゴール後に更に痛手を受けてしまう。
Team Jumbo-Vismaには、二人の元世界選手権個人タイムトライヤルチャンピオンがいる。
トム・デュムランとトニー・マルティンだが、二人はゴール後に揃って同じ罰金を受けてしまった。
正しい見せ方
トム・デュムランはバイクチェンジすることなくタイムトラヤルを終えてタデイ・ポガチャルから1分21秒差の2位。
とても良い成績だったのだけれど、ゴール後がいけなかった。と、いうよりもスタート前から罰金対象だった。
その訳は、UCI規則第1.3.064条による。
トム・デュムランもトニー・マルティンも袖口に表示されていない。端から35mm以上は離れているのだけど、これは正しい位置ではない。
まだ、これは良いのだけど表示の仕方が正しくなかった。
レインボーが途切れて良いのは、UCIのロゴがあった場合だけ。トム・デュムランの場合には、Vismaのスポンサーの名前で途切れている。
デザイン的には、カッコよいのかもしれないけれど、方向によっては見えない場合もある。規則によるとスタート前にUCIに提出が必要と書かれているはずなのだが。
彼らは2000スイスフランの罰金となった。最大は10000フランの罰金なので安く済んでよかった。
Team Jumbo-Vismaはリーダージャージを失い、罰金までかせられる二重の苦しみの日となってしまった。
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