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2026 ブエルタ・ア・エスパーニャ第4ステージ ポガチャルはなぜ50kmも逃げたのか?

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タデイ・ポガチャルが、2026 ブエルタ・ア・エスパーニャ第4ステージで驚異的な走りを見せた。

アンドラの山岳ステージで、ゴールまで50.3kmを残して単独アタック。そのまま約50kmを独走し、2位のヤルノ・ワイダーに2分39秒差をつけて勝利した。総合でもプリモシュ・ログリッチに3分21秒差をつけ、早くもレースを大きくリードしている。

しかし、レース後のポガチャルの説明を聞くと、最初から50km独走を計画していたわけではなかったことがわかる。

 

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Decathlonの猛烈なペースで集団が崩壊

 

第4ステージは、序盤から非常に速い展開になった。

ゴールまで約85kmの地点から、フェリックス・ガルの総合争いに賭けるDecathlon CMA CGM Teamが前方で猛烈なペースを開始。

次のベイシャリス峠では、そのペースによって逃げとの差が縮まり、総合候補の集団も一気に小さくなった。頂上付近では、主要な総合候補は15人にも満たない状況となっていた。

そこにポガチャルが反応した。

ジェイ・ヴァインが前方へポガチャルを送り込んだ時、ポガチャルはこのまま総合候補の小集団の中に取り残されることを嫌った。

本人はレース後、ライバルたちに囲まれて自分だけが孤立すれば、相手にレースを動かされる可能性があるため、自らアタックしてギャップを作ろうとしたと説明している。

つまり、ポガチャルにとっては、「50km逃げ切るための攻撃」ではなく、孤立する前に自分からレースを動かすための攻撃だった。

 

 

ところが、その一撃があまりにも強かった。最初に追随できたのはフェリックス・ガルだけ。

しかし、そのガルもすぐにポガチャルのスピードについていけなくなった。ポガチャルはわずか数kmで大きなタイム差を築き、そのまま単独で先頭を走り続けることになった。

ポガチャル自身も、ここまで長く独走することになるとは想像していなかったようだ。

まずはギャップを作り、その後も脚が残っていることが分かったため、フィニッシュまで走り切る。

結果として、それが自身のグランツール最長の単独勝利となった。そして、この攻撃によって総合争いそのものも一変した。

ステージ終了時点で、ポガチャルはプリモッシュ・ログリッチに3分21秒、エンリク・マスに3分32秒の差をつけた。もはや他の総合候補にとって、ポガチャルを正面から追うことは極めて難しい状況になっている。

 

7年前は初勝利だったアンドラ 27歳のポガチャルが見せた圧倒的な進化

 

7年前、ポガチャルがグランツール初勝利を挙げたのも2019 ブエルタ・ア・エスパーニャ第9ステージのアンドラだった。

あの時は20歳。

今回は27歳の世界王者として、誰も想像しなかった50km独走を完成させた。

本人も、2019年の自分がここまでの走りをする選手になるとは「一瞬たりとも思っていなかった」という。

ポガチャルの50km独走は、単なる圧倒的な脚力だけで生まれたものではない。ライバルに囲まれて孤立する前に、自分から攻撃して状況そのものを変える。

その判断力と、それを実行できる圧倒的な脚力。第4ステージのポガチャルは、その2つを同時に見せつけた。

7年間の進化は留まるところを知らない。

 

 

 

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