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トム・ピドコック激怒「こんなことは起きてはいけない」 チームメート2人が警察バイクと衝突

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2026 トレ・ヴァリ・ヴァレジーヌで、レースの勝敗とは別に深刻な安全問題が発生した。

Pinarello-Q36.5のトーマス・グローグとマルセル・カンプルビが、レースコースを逆方向から走行してきた警察のオートバイと衝突。

マルセル・カンプルビはそのままレースを続けたものの、トーマス・グローグは膝を負傷し、数針を縫うことになった。

この事故を目の前で見たチームリーダーのトム・ピドコックは、レース後に強い怒りを示している。

 

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2人が警察バイクと衝突

 

事故が起きたのは、残り6周でテレビ放送が始まる前。そのため映像はない。

ピドコックによると、警察のオートバイが集団とは逆方向にコースを走行し、トーマス・グローグとマルセル・カンプルビの2人と衝突したという。

ピドコックは事故を振り返り、自分自身もレースを止めようと思ったと説明。

前方を走るチームメートが2人とも路上に倒れている状況を目にしたことで、強い怒りを覚えたという。

「こんなことは起きてはいけない」という趣旨の発言も残しており、レース中の車両管理に対する問題意識をあらわにした。

 

トーマス・グローグは膝を縫合

 

トーマス・グローグは膝を負傷し、レースを止めることになった。上記写真のように、救急車で搬送され、膝を数針縫う処置を受けたという。

マルセル・カンプルビは、レースを続行して103位でフニッシュしている。

チームにとっては、レースの結果以前に、選手が安全に走れる環境そのものが問われる出来事となった。

 

フィンレイ・ターリングの死から2か月

今回の事故がより重く受け止められている背景には、今年8月にポルトガルで起きたフィンレイ・ターリングの死亡事故がある。

 

19歳だったフィンレイ・ターリングは、ボルタ・ア・ポルトガル第8ステージ中、レースコースに入ってきた車両との衝突事故で亡くなった。レースは事故を受けてニュートラル状態となり、その後、ターリングの死亡が発表された。

そのわずか2カ月後、今度は警察のオートバイがレースの進行方向とは逆方向からコースに入り、選手と衝突した。

ピドコックにとっても、今回の事故は単なるレース中のアクシデントとして片付けられるものではなかった。

「こんなことは起きてはいけない」

本来ならば、他の一般車両などを監視する立場でもあるはずの警察の車両が選手とぶつかるなどあってはならない。

ピドコックの言葉は、現在のロードレースが抱える車両管理と安全確保の問題を改めて浮き彫りにしている。

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