モニュメント完全制覇への道：タデイ・ポガチャル2026年の欲張りスケジュール

2025.12.14

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現役最強のオールラウンダー、タデイ・ポガチャルの2026年シーズンのレーススケジュールが明らかになった。その野望は明確だ。5つのモニュメントの完全制覇だ。

すでにロンド・ファン・フラーンデレン、リエージュ〜バストーニュ〜リエージュ、イル・ロンバルディアを制しているポガチャルに残されたタイトルは、「ミラノ〜サンレモ」と「パリ〜ルーベ」の2つのみ。

2026年の春、彼はその二つののモニュメントの獲得に全力を注ぐ。

モニュメント完全制覇の道

The 2026 program of 🇸🇮 Tadej Pogacar is there! pic.twitter.com/D13Tn0bVzr

— Domestique (@Domestique___) December 13, 2025

シーズンインこそ遅いが、発表されたスケジュールは、常人離れした過密さ。

3月のストラーデ・ビアンケで始動し、最大の難関とされるスプリンターズクラシック、ミラノ〜サンレモへ。ここを制覇出来ると完全制覇に近づくけれど果たして。

その後、ベルギーへ渡りロンド・ファン・フラーンデレンとパリ〜ルーベの石畳連戦をこなす。最後にリエージュで春を締めくくるという、息つく暇もない構成となっている。

ポガチャルはリエージュの後、これまで出場経験のなかったツール・ド・ロマンディ（スイス）に初出場する。

「まだ勝っていないレースをチェックリストから消していく」という彼の言葉通り、6月にはツール・ド・スイスにも初参戦。これらを全て制覇した上で、夏のツール・ド・フランスに向かうという、前代未聞のシーズンに挑む。

残る2つのモニュメント（ミラノ〜サンレモ、パリ〜ルーベ）の制覇について、プレッシャーは感じていますか？

それは執着ではないよ。もちろん、その2つを勝ちたいとは思っているし、モチベーションは高い。でも、もし引退するまでに勝てなかったとしても、それで人生が終わるわけじゃないからね。ただ、全力を尽くして勝ちに行くつもりだよ。

2026年はパリ〜ルーベにも出場する予定ですね。

ああ、ミラノ〜サンレモとパリ〜ルーベ、この2つの勝利を目指して再び挑戦する。石畳のレースと、アルデンヌのクラシックを走る春になるだろうね。

ライバルのヨナス・ヴィンゲゴーのスケジュールは気になりますか？彼と連絡を取ったりは？

彼に電話するつもりはないよ（笑）。彼がどこを走ろうと、僕のスケジュールには影響しないからね。自分のレースに集中するだけだ。

今年はツール・ド・ロマンディとツール・ド・スイスに初出場します。なぜこの選択を？

まだ走ったことのないレースだからね。僕のチェックリストからこの2つを消し去りたいんだ。ロマンディは4月末、スイスは6月に走る。これらを経験して、ツール・ド・フランスへの準備を整えるつもりだ。

春のクラシックからツールまで、非常に過密なスケジュールに見えますが。

ストラーデ・ビアンケで始動して、サンレモ、フランドル、ルーベ、そしてリエージュまで走る。リエージュの後には少し休息があるけれど、その後すぐにロマンディだ。忙しい春になるけど、準備はできているよ。

ツール・ド・フランスではアイザック・デル・トロのサポートを受けますね。

いつか彼が私の後継者になってくれることを願っている。もしかしたら、私よりもさらに優れた選手になるかもしれない？

彼は自分の道とスタイルで走っている。私はすでに、選手としても人間としても彼を尊敬している。彼がこれからも成長を続け、このスポーツを楽しみ続けてくれることを願っている。

あなた自身は、まだ成長の余地があるのだろうか？

ええ、成長の余地は常にある。しかし、それはパフォーマンス、メンタル、フィジカル、あるいはライフスタイルのどれについてのことだろうか？

20分間のタイムがさらに向上するかどうかはわからないが、他の要素を磨くこともできる。

基本的に、これ以上改善すべき点はあまりない。このレベルを維持できれば、私はすでに十分満足だ。

スケジュールではジロ・デ・イタリアは入っていない。ただ、タデイ・ポガチャル自身一瞬でスケジュールは変更できると言っている。ブエルタも出る可能性はあるだろうけれど、世界選手権を考えるとベストではない。

2026年、ミラノ～サンレモかパリ～ルーベを制覇すると、いよいよモニュメント完全制覇が見えてくる。来年はどれだけの記録を作るのか。彼を止めるライダーはいるのだろうか。

毎日読者K より:

ストラーデ・ビアンケは、2025に出て落車して勝利してますよ〜

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