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2022 ティレーノ〜アドリアティコ第5ステージ 壁を飛ぶように走り抜けて勝利したライダーは?

海外情報
Photo credit: Luigi_Alesi on Visualhunt
この記事は約15分で読めます。

第4ステージで、ついにリーダージャージに袖を通したタデイ・ポガチャル(UAE Team Emirates)。

2位のライバル、レムコ・エヴェネプールとのタイム差は9秒。

コースは、壁の乗りものと呼ばれており、クラシックのような急坂が随所に現れる。特に、ゴール手前50kmからは壁の連続。

ゴール前も登っており、また総合勢の競り合いが見られるはずだ。

 

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第5ステージ  セフロ~フェルモ 155 km

コースプロフィール photo tirrenoadriatico

 

ゴールとなるフェルモの町は、2017年の第5ステージで訪れている。この時には、サガンがティボー・ピノとプリモッシュ・ログリッチを同じフニッシュで打ち破っている。

コースは、残り50kmを切ってから最大20%に達する激坂アップダウンが何度も現れる。まず、スプリントポイントとなっているカポタルゴは2番目の壁。最大18%の勾配がある。

残り4km地点に最大勾配22%の激坂「レプトロ通り」も待ち構える。

 

ゴールレイアウト photo tirrenoadriatico

 

コースには石畳もあり、ゴール手前は10%勾配。とても厳しい。昨日と同じようにタデイ・ポガチャルはライバルを圧倒する走りを見せるのだろうか?

 

  1. 山岳 モンテウラーノ   2.3 km・7.2%(最大15%)
  2. スプリントポイント  カポタルゴ 3km・5.8%(最大18%)
  3. 山岳 Fermo-Strade Calderari 2.2 km・8.5%
  4. 山岳 フェルモ 3.2 km・6.0%(最大22%)

 

スタート前

cycling tosay ストリーミング スクリーンショット以下同様

タデイ・ポガチャルは、今日も足を見せつけるかな。

 

クラシックに激坂となれば、ジュリアン・アラフィリップの得意コースだけど、今日もレムコ・エヴェネプールのアシストに徹するのかな。

 

レムコ・エヴェネプールは、ゴール前の石畳でアタックを見せるかな。

 

今回イネオスのリーダーとなったテイオ・ゲイガンハート。今日の走りはいかに。

 

今日のスタートの4賞のライダーは

  •  総合 タデイ・ポガチャル UAE Team Emirates
  • ポイント賞 ティム・メルリエ Alpecin-Fenix
  • 山岳賞 クイン・シモンズ Trek-Segafredo
  • 新人賞 レムコ・エヴェネプール Quick-Step Alpha Vinyl Team

 

さあ、スタート。イタリアは気温13℃。

 

リアルスタートからタコ・ファンデルホールンがアタックするが決まらない。

 

Intermarché – Wanty – Gobert Matériauxの逃げ屋、タコ・ファンデルホールンと、クイン・シモンズがアタックをかけるが、決まらない。

 

3人の逃げ

残り100kmでようやく3人が逃げだす。

  •  ネルソン・オリヴェイラ (Movistar Team)
  •  ヴァランタン・フェロン (TotalEnergies)
  •  クレモン・ルッソ (Team Arkéa Samsic)

 

後続から9人がジョイン。先頭は12人になった。

  1. クサンドロ・ムーリッセ(Alpecin-Fenix)
  2. シモーネ・ヴェラスコ(Astana Qazaqstan Team )
  3. バンジャマン・トマ(Cofidis)
  4. ヨナタン・レストレポ(Drone Hopper – Androni Giocattoli)
  5. フランチェスコ・ガヴァッツィ(Eolo Kometa)
  6. ヴィンチェンツォ・アルバニア(Eolo-Kometa)
  7. ネルソン・オリヴェイラ(Movistar Team)
  8. ダヴィデ・バッレリーニ(Quick-Step Alpha Vinyl Team)
  9. ワレン・バルギル(Team Arkéa Samsic)
  10. クレモン・ルッソ(Team Arkéa Samsic)
  11. ヴァランタン・フェロン(TotalEnergies)
  12. ジャンルーカ・ブランビッラ(Trek-Segafredo)

 

ジュリアン・アラフィリップは、タデイ・ポガチャルの後ろを走っている。劇坂で見せてくれるかな。

 

タデイ・ポガチャルはチームに守られて進む。

 

残り68.4kmでタイム差は3分1秒に広がった。

 

山岳 モンテウラーノ   2.3 km・7.2%(最大15%)

先頭は3分54秒差でスプリントポイントを越えていく。

  1. フランチェスコ・ガヴァッツィ(Eolo Kometa)5ポイント
  2. ワレン・バルギル(Team Arkéa Samsic) 3ポイント
  3. ヨナタン・レストレポ(Drone Hopper – Androni Giocattoli) 2ポイント
  4. クサンドロ・ムーリッセ (Alpecin-Fenix) 1ポイント

 

集団も最大15%の壁を越えていく。

 

スプリントポイント  カポタルゴ 3km・5.8%(最大18%)

ここはトーマス・ベンジャミンがトップで通過。

  1. バンジャマン・トマ(Cofidis) 3ポイント・2秒
  2. シモーネ・ヴェラスコ(Astana Qazaqstan Team )2ポイント・1秒
  3. クサンドロ・ムーリッセ (Alpecin-Fenix) 1ポイント

 

山岳 Fermo-Strade Calderari 2.2 km・8.5%

先頭でワレン・バルギルがペースを上げる!

 

ここも厳しい登りでクレモン・ルッソ(Team Arkéa Samsic)は蛇行しそうに。先頭からは遅れてしまった。

 

ワレン・バルギルはスパート!

 

後方からバンジャマン・トマが迫る。

 

先頭集団はもうバラバラだ。

 

ワレン・バルギルに、バンジャマン・トマが下りで追いつく。

 

二人は石畳の街中の急坂を登る。

 

登り切った。後続もすぐ後ろで、この後吸収される。

 

集団はUAE Team Emiratesが先頭を固めている。ジュリアン・アラフィリップも後ろについている。

 

タデイ・ポガチャルの後ろに、ジュリアン、レムコと続く。

 

山岳 Fermo-Strade Calderari 2.2 km・8.5%

残り9.9km。まだタイム差は2分2秒あり、この中からステージ優勝が出そうだ。

 

あ~、ジュリアン・アラフィリップは、集団最後尾付近。

 

先頭は、勾配のきつい部分に差し掛かる。

 

かなりの勾配でみんなキツソウだ。

 

クサンドロ・ムーリッセ先頭で山岳ポイントを越える。

  1. クサンドロ・ムーリッセAlpecin-Fenix)5ポイント
  2. シモーネ・ヴェラスコ(Astana Qazaqstan Team )3ポイント
  3. ネルソン・オリヴェイラ(Movistar Team) 2ポイント
  4. バンジャマン・トマ(Cofidis) 1ポイント

 

UAE Team Emiratesのアシストもマルク・ソレル一人となる。

 

ここで、レムコ・エヴェネプールがアタック!

 

レムコにポガチャル、ヨナス・ヴィンゲゴーが反応する。

 

3人は下りで先頭からちぎれたメンバーを吸収しながら抜け出した。

  1.  タデイ・ポガチャル
  2. レムコ・エヴェネプール
  3. ヨナス・ヴィンゲゴー

タイム差は1分あるが、この3人ならば追いつく計算だ。

 

先頭は残り6.3km。タイム差は1分1秒まで縮まる。

 

あ~、しかし快調に飛ばしていた追走3人がコースミス!

 

上の画像で係員が赤旗を持っていたが、左手で道を指していただけではわからない。道路の真ん中まで出て大きく身振りでしないと。

 

タデイ・ポガチャルとヨナス・ヴィンゲゴーはすぐに戻るが、レムコは~。かなり真っすぐ進んでしまった。

メイン道路から脇道に入るような感じなのでわかりにくい。

 

レムコはかなり行き過ぎてしまい、追走する羽目に。

 

山岳 フェルモ 3.2 km・6.0%(最大22%)

残り5kmでワレン・バルギルがアタック!

 

抜け出せるか?

 

ヴァランタン・フェロン(TotalEnergies)がワレン・バルギルに追いつくが一瞬だった。

 

レムコはチームメイトのダヴィデ・バッレリーニに引いて貰って集団復帰を目指す。11秒も開いてしまった。

 

レムコがなんとか集団復帰。

 

ワレン・バルギルは2回目のアタックで、後続を引き離しにかかる。残り2.8kmだ。

 

これはワレン・バルギルが行ったか?

 

後続は5秒差で追っている。

 

後続は二人。

  1. クサンドロ・ムーリッセ    Alpecin-Fenix
  2. シモーネ・ヴェラスコ   Astana Qazaqstan Team

 

ワレン・バルギルは最後の急こう配に挑む。

 

後続の二人が追ってくるが距離があいている。

 

 

ワレン・バルギルは最後は単独でゴール!

ワレン・バルギルは昨年のツールド・リムザン総合優勝以来の勝利となった。

総合では2分39秒遅れていたので、逃がして貰えた感じか。ただ、3人のコースミスがなかったら結果は少し違っていたかも。

Team Arkéa Samsicも、今シーズンのワールドツアー初勝利だ。これまではナイロ・キンタナが4勝していたが、これでバルギルと合わせてチーム5勝目だ。     

 

こちらはハイライト動画

 

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リザルト

第6ステージ リザルト

バルギルはアシストしてくれたクレモン・ルッソに表彰式でワインをプレゼント。

 

ワレン・バルギルのコメント

私にとって良いレースであり、良いフィニッシュだった。また、逃げるのに良い日だと感じた。

いいメンバーで逃げていた。主要なグループにチームメイトがいることは常に素晴らしいことだ。

クレモンは私のルームメイトであり友達なんだ。彼が全力でアシストしてくれたので、何かを返す必要がある。

私は良い瞬間を待っていた。速度が落ちたとき、私は行った。結局、私は誰も見なかった。私の足は本当にメチャクチャだったが、幸運にも私は勝利を得た。

 

Rnk Rider Team UCI Time
1
 BARGUIL Warren
Team Arkéa Samsic 60 3:39:53
2
 MEURISSE Xandro
Alpecin-Fenix 25 0:10
3
 VELASCO Simone
Astana Qazaqstan Team 10 0:14
4
 OLIVEIRA Nelson
Movistar Team   0:15
5
 PORTE Richie
INEOS Grenadiers   0:26
6
 POGAČAR Tadej
UAE Team Emirates   0:28
7
 VINGEGAARD Jonas
Jumbo-Visma   ,,
8
 MAS Enric
Movistar Team   ,,
9
 EVENEPOEL Remco
Quick-Step Alpha Vinyl Team   ,,
10
 HINDLEY Jai
BORA – hansgrohe   ,,
11
 LANDA Mikel
Bahrain – Victorious   ,,
12
 BARDET Romain
Team DSM   0:33
13
 PINOT Thibaut
Groupama – FDJ   ,,
14
 POZZOVIVO Domenico
Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux   0:35
15
 BILBAO Pello
Bahrain – Victorious   ,,
16
 CICCONE Giulio
Trek – Segafredo   ,,
17
 CARUSO Damiano
Bahrain – Victorious   ,,
18
 ARENSMAN Thymen
Team DSM   ,,
19
 LÓPEZ Miguel Ángel
Astana Qazaqstan Team   0:38
20
 LAFAY Victor
Cofidis   ,,

総合

Rnk Prev ▼▲ Rider Team UCI Time
1 1
 POGAČAR Tadej
UAE Team Emirates 10 18:17:08
2 2
 EVENEPOEL Remco
Quick-Step Alpha Vinyl Team   0:09
3 4 ▲1
 ARENSMAN Thymen
Team DSM   0:43
4 6 ▲2
 VINGEGAARD Jonas
Jumbo-Visma   0:45
5 7 ▲2
 LÓPEZ Miguel Ángel
Astana Qazaqstan Team   1:00
6 9 ▲3
 PORTE Richie
INEOS Grenadiers   ,,
7 5 ▼2
 GEOGHEGAN HART Tao
INEOS Grenadiers   1:02
8 11 ▲3
 HINDLEY Jai
BORA – hansgrohe   1:06
9 15 ▲6
 MAS Enric
Movistar Team   1:11
10 10
 KELDERMAN Wilco
BORA – hansgrohe   1:14

ポイント賞

Rnk Prev ▼▲ Rider Team Points
1 1
 POGAČAR Tadej
UAE Team Emirates 32
2 4 ▲2
 EVENEPOEL Remco
Quick-Step Alpha Vinyl Team 19
3 2 ▼1
 MERLIER Tim
Alpecin-Fenix 18
4 3 ▼1
 KOOIJ Olav
Jumbo-Visma 18
5 6 ▲1
 VINGEGAARD Jonas
Jumbo-Visma 14
6  
 BARGUIL Warren
Team Arkéa Samsic 12
7 5 ▼2
 GANNA Filippo
INEOS Grenadiers 12
8  
 MEURISSE Xandro
Alpecin-Fenix 11
9  
 VELASCO Simone
Astana Qazaqstan Team 11
10 7 ▼3
 DÉMARE Arnaud
Groupama – FDJ 10

山岳賞

Rnk Prev ▼▲ Rider Team Points
1 1
 SIMMONS Quinn
Trek – Segafredo 15
2 2
 BAIS Davide
EOLO-Kometa 10
3  
 MEURISSE Xandro
Alpecin-Fenix 9
4 17 ▲13
 BARGUIL Warren
Team Arkéa Samsic 9
5 8 ▲3
 GAVAZZI Francesco
EOLO-Kometa 8
6 3 ▼3
 ROSA Diego
EOLO-Kometa 6
7 6 ▼1
 RESTREPO Jhonatan
Drone Hopper – Androni Giocattoli 6
8 4 ▼4
 POGAČAR Tadej
UAE Team Emirates 5
9  
 VELASCO Simone
Astana Qazaqstan Team 5
10 5 ▼5
 VINGEGAARD Jonas
Jumbo-Visma 4

新人賞

Rnk Prev ▼▲ Rider Team Time
1 1
 POGAČAR Tadej
UAE Team Emirates 18:17:08
2 2
 EVENEPOEL Remco
Quick-Step Alpha Vinyl Team 0:09
3 3
 ARENSMAN Thymen
Team DSM 0:43
4 6 ▲2
 STANNARD Robert
Alpecin-Fenix 2:45
5 4 ▼1
 SOBRERO Matteo
Team BikeExchange – Jayco 3:11
6 9 ▲3
 NARVÁEZ Jhonatan
INEOS Grenadiers 4:12
7 10 ▲3
 TEJADA Harold
Astana Qazaqstan Team 4:28
8 11 ▲3
 TESFATSION Natnael
Drone Hopper – Androni Giocattoli 4:45
9 7 ▼2
 OLDANI Stefano
Alpecin-Fenix 5:12
10 13 ▲3
 FERRON Valentin
TotalEnergies 7:03

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