自転車博士ことテ・ブロムメルストルート教授は、オランダアムステルダム大学のアーバンモビリティの教授で、自転車の研究を進めている。
本当に、自転車については何でも知っているとも。
例えば、私たちが自転車に乗るのは、サイクリングが主にステータスシンボルとして捉えられていたからだと言う。
馬のように乗ることで、徒歩で移動する他の人たちよりも、より効率的な移動をすることが出来るのだ。
サーモン対サイクリスト
スピード、体重、エネルギー消費量(一定のエネルギーでどれだけ長く走り続けられるか)などを考慮すると、サケは地球上のあらゆる動物種の中で最も効率的である、と彼は主張する。
サケの赤身には、抗酸化作用のあるアスタキサンチンが含まれており、長く泳ぎ続けることが出来る。実際にはサケは白身魚だけど。
だが、自転車の発明は、人間を鮭より先に走らせたのだ。
なんて素晴らしい考えなんだろう。ちなみに、彼の言葉を借りれば、スケートで移動するのが一番効率的なのだが、サイクリングロードはあっても、アイスロードはそうそうないので……。その通りだ。
そして、この科学の本当に素晴らしいものは何か?
自転車は、トレーニングすれば、より効率的になる。それに加えて、さらに軽い自転車があれば、さらに効果的だ。
トレーニングをすればするほど、エネルギーを惜しみなく使うことができる体になる。
なんといっても、体重1kgあたりのパワーがアップしますからね。私たちサイクリストは、いつまでも元気に走り続ないといけない。
最も効率の良い動物となっているのだから。
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